ガラスの動物園 テネシー・ウィリアムズ HSP | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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(1950年 映画The Glass Menagerie ジム ローラ)(テネシー・ウィリアムズ(Tennessee Williams)



劇作家テネシー・ウィリアムズの舞台劇「ガラスの動物園」 (The Glass Menagerie) を批評した記事を読んだことがありました。

随分と昔のことです。

長い放浪の旅より帰つた作者の分身、トムは母と姉の居ない荒れた部屋で回想するところから始まります・・・


私が受け止めた感覚とは異なるものでしたので、印象に残ったのでしょう。

当時、鋭い観察眼の持ち主とされた方の記事でした。

劇中の少し足が不自由な姉役(ローラ)の自閉的な性格を・・・
彼は、「変質者」と表現しました。


「変質者・・・」叫び


鋭い観察眼の持ち主は、はてなマーク

ローラの繊細な性格を捉えることがなかったみたいです。


まだ、HSP(とても敏感な人)などの気質に付いての研究は、なされていない頃でした。

ローラは、とても繊細で、「カ゛ラスの動物」を相手の幻想の世界の住民です。

今なら、繊細な「ガラスのようなHSP気質」と理解されたと思います。


批評家の言は遺されていて、未だに一部では「変質者or変質的」との表現がみられます。(笑)



作者のテネシー・ウィリアムズには、実体験があります。

当時盛んに行なわれていた、前頭葉の切除手術(ロボトミー)で障害者にされた実の姉がおりました。
現在では、必要性のない誤った精神病の処方とされています。

彼は、生涯姉の面倒をみたと云います。



演出家は、観客に説明していません。

ユニコーンは、人間には心を開くことのない伝説の動物と云われています。

長い放浪の旅より帰つた作者の分身、トムは母と姉の居ない荒れた部屋で回想するところから始まります・・・

壊れたローラのカ゛ラスのユニコーンがあるだけでした。




微妙な感覚のHPS気質を理解するには、同じような気質の者が様々な分野に居るのが望ましいですね。

今の現実は、
夢見がちな一家に現れた現実世界の住人(ジム)が語る、ローラへの虚しい励ましのようなものになっています。



クローバー「意識の二極分化」が、すでに始まっているのかもしれません。


短稿でした。ニコニコ