![$taroozaのブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20100611/21/tarooza/45/fc/j/t02200145_0280018510586193120.jpg?caw=800)
とんぼ玉(Wikipedia)
☆夢は受動的なもので、夢見はテーマを持って能動的に見ます。
まだ言葉も不自由な時分です。
その夢は、寝ていた納戸から、ふっと起きて隣の和室に入っていくところから始まります。
その部屋は、ガラス入りの引き戸で明るい陽の光があたり、静かで海の匂いがします。
座卓の横の手あぶりには、鉄瓶にすこしの湯けむりが出ています。
いつもお菓子が出てくる、不思議な飾り戸棚。
この夢の中の部屋は、繰り返し見ました。
ぼやっと、していたものが、まるで現実の部屋のようになっていきました。
そして、おばあさんの香り・・・だけど居りません。
すこし悲しくなり、ほの暗い廊下を、 ふわり、ふわりと捜し始めます。
引き戸をひとつ、ひとつ開けています。とても重い。
いません・・・・暗くなつていくのですこし恐くなります。
すると遠くに 「ぽっと」 あたたかい明るい部屋が見えました。
まだ躊躇していると、おばあさんの香り がしてきます。
それに向かって ふわり、ふわりと 幼き自分が歩いていきます。
(うれしくて、せつなくて)
突然、声を掛けられて目が覚めます。
若き日の妻です。「また寝ぼけていますよ」
・・・私が、妻の顔を覗き込んでいるそうです。
不思議と夢の中の、あたたかい明かりの部屋のことは覚えていません。
思い返せば・・・慈しみの感情の記憶です。
(この世の夢と思っていましたが? )
■この夢の世界に行くには、「とんぼ玉」を枕の下に潜らせることを教えられました。
この幼きころからの 「さがす夢」は、息子をもったころから見なくなりました。
自分自身が親になったからだと実感しました。
ハッピーライフです。
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