■■手に握られた命のひかり 警告夢 檀那(ダーナ) | taroozaの不思議の謎解き 邯鄲(かんたん)の夢

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☆BLOGの話題は、精神世界とリアルな現実世界の話題です。
巡礼の旅で、危機に瀕する日本を感じました。
未来の孫たちへ、「日本人の霊的遺伝子」を繋げる責務が、今の世代にあります。

$taroozaのブログ-ひかり
(光を抱きかかえて様作品)


暑い夏でした。
不思議な夢を見ました。

老いた妻を、背中から見ています。(実際の年齢は、まだ老いてない中年でした)
妻は静かに嗚咽しています。

私は語りかけました・・

「遠くに遊びに行って、楽しくて帰ってこないと・・思おう」

この夢を数回立て続けに見ました。「警告夢」です。
それからは息子に「風邪に注意しろ」と言い続けました。


その冬、北風が吹き寒い日でした。
薄着で参加する土手でのマラソン大会です。
少し風邪気味でしたので、中止したらとの忠告を聞いてくれません。

思春期です。少し反抗の気配がしました。


その晩から発熱です。そして病院への入院。
医師から重篤な状態と知らされました。

付き添っていた妻が、顔面蒼白で自宅に帰ってきました。
ぽっんと、「あぶないって・・」

すぐ私は病院に行き、担当医師と面談しました。
「一人息子です、助けてください」

医師は、「他に女のお子さんは?」

「おりません、たった一人です。”墓を守る”一人息子です・・」(無意識に)

(地方の家を守り、先祖からの墓守りをする人に対する気持ちは分かつていました。医師の問いかけへの敏感な直感です)

その日から、医師は手続き、医学的手順を省いて動いてくれました。
しかし、それからすぐ、頭から血の引く覚悟(選択)を求められました。


担当医師のテーブルの上に、薬があります。

肺炎菌に対する薬は、菌に適合しないと効果がなく、拮抗性のある薬どうしは使えません・・・。


レントゲンに撮られた、進行する不吉な影。

どの薬を”最初に”使うかが、生死を分けると 理解しました。残りの時間がありません。

医師は親に、暗に覚悟を求めています。(と、感じた)

「先生、どれを最初に・・?」

「・・・・・・・・」

黙って、その薬をひとつ 採りました。


ちいさい手、柔らかい肌、待ち望んだ赤ちゃんでした。(結婚13年目)
産院から貰うようにして抱いて帰った日・・・・嬉しかったのに。

私の掌中の珠、「生命」を一瞬で喪うのかと、動揺する思いで血の気がひきました。


  つと・・・医師は、無意識に、その薬をぎゅっと握りました。

◆ はっと、私は、彼に握られた「ひかり(青白)」を感じました。

  面を上げ一気に、「そのお薬で・・・お願いします」


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(とんぼ玉 by 如月)




・・・・あくる日から、

熱が下がっていきました。



◆仙薬は命を延べ

凡薬は病を癒せども命を延べず 

(報恩抄)


現在は、健康な好青年になりました。


平城山narayama いずみの会女声合唱団