芦原先生の話の続きと占いの話。 | カモワンタロット・セラピーで人生に奇跡を起こす! ~烏庵ブログ~

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カモワンタロットリーダーある筆者が、
ふと思った事・感じた事を綴っていきます(´▽`)

『タロットは意識のCTスキャン』

カモワンタロットで宇宙意識に眼を開き、

宇宙の数秘で魂中心の生き方を、

真我中心の生き方を紐解く「コズミックセラピスト。」


シリウスから来た

烏庵・タロローグ健です☆

 

先日の記事で芦原妃名子先生について書きました。

 

知り合いの作家兼占星術師の先生にお話を伺ってみると、

作家にとって、自分の作品というのは

自分の命よりも大切なんだよ」って仰ってたのが

物凄く印象的でした。

 

●また「自分は死んでも作品は残る。

だから、自分の作品を踏みにじられるような扱いを受けたら、

死をもって抗議したくなるのは分かる」とも仰られてました。

 

死をもって、身の潔白を証明するとか、

辞職することで責任を背負って清算するとか、

言い方は悪いけど、死をもって禊とする文化が、

この国は継承され続けていると思います。

 

●そして先生は、

「あいつらプロデューサーは作品をレ〇プして楽しんでるだけ。

売れたいんだろ?売れたかったら、俺のいう事を聞くんだよ!」というスタンスで、尊重の欠片など最初から無い。

 

先生は出版社とガチでやりあったことがあるから、

映像とは違うけど、売り出す側の傲慢さをよく知っています。

なので、すごく説得力がありました。

 

また「自分の命よりも大切な作品を踏みにじられても、

レ〇プされても、心のどこかでわずかでも譲ってしまった事が、

何より自分(原作者)を苦しめ続ける」と締められたのも、

すごく心に刺さりました…。

 

被害者であることをわずかでも許容してしまったら、

そんな自分を責め苦しみ続ける。

これって日常生活でも、いつどこでも起こり得る事。

 

被害者でもなく、加害者でもなく生きることは

本当に難しいことだと思います。

 

◆芦原先生の件を受けて、

日本シナリオ協会の脚本家たちが

色々話した動画が物議を醸し、削除されました。

この動画は見ていないのですが、
大体、次のようだったみたいです。

 

「基本的に脚本家が原作者と直接会う事はほとんどない。

プロデューサーが間に入って、原作者の10ある要望を

5だけは聞いて、残りの5を原作者には納得してもらう。

プロデューサーが持ち帰った残りの5を脚本家が直していく」

「原作者には2通りいて、自由に任せるタイプと

極力変えないで欲しいとこだわるタイプがいる」

「脚本家一人の独断では絶対に改変に出来ない。

脚本家が一人でやったように決め付けて非難しないで欲しい」

「原作をそのまま映像化しやすいように書くだけだったら、

脚本家の作家性が必要なくなる」

「原作者とはあまり会いたくない。私が対峙するのは

原作であって、原作者はあまり関係ない。

そこは人ぞれぞれ、やり方が違う人による」

「原作そのままやらないならオリジナルを書けと言われるが、

脚本家だってオリジナルを書きたいが通らない。

オリジナルは先が見えなくて大変だから通らない」

「視聴者層は原作トレースを望んでいる人があまりに多い。

だったらトレースの上手な脚本家でいいことになる。

そうすると脚本家が育たないし力量が落ちて文化が縮小する。

今はそういう危機に瀕している」

 

極論的にまとめると

脚本家もオリジナルを書きたいが、先が見えないから通らない。

向き合うのは原作であって、原作者はあまり関係ない。

原作尊重、原作トレースを望む視聴者層があまりに多い。

この風潮は脚本家の作家性を不必要にし、脚本家が育たない。

文化の縮小につながりかねない。これは危機である。

 

という感じになるのでしょうか。

脚本家も大変かもしれないけど、

原作者の『心』に寄り添うという発想はないのでしょうか。

 

◆さて少しお話は変わりますが、

こういう悲しいことがあった時、

占いでは分からなかったのかという声が

聞かれることがままあります。

 

先程の先生も、別の知り合いの先生も

占星術に於いて、トラブル等の兆しがあったとしても、

それを完全に予測し回避することなど不可能と言ってます。

 

僕も同じ意見です。

 

後出しじゃんけんのように、

この兆しから、そう読めるねと

後から検証することは出来るでしょう。

 

芦原先生の件も同じように、

数秘術の秘儀的にも、そういう兆しは見て取れます。
数秘では正直、恐ろしいほど出てるな…と思いました。

その兆しのパワーに引っ張られたかもしれない。

そう思わずにはいられなかったほどです。

 

しかし、兆しがあったからとて、

それが実際にどう出るかは千差万別です。

毎回必ず最悪が起こるわけではないし、

何も起こらないことの方が圧倒的に多いです。
だからこそ、慎重に取り扱う必要があります。

 

僕の遣っているカモワンタロットにも、

特定のカード同士が結び付く事で、

自殺、殺人、病死と言う風に、

読むことも出来るものもあります。

 

でも、そんな風に読むことはほぼないです。
読むことはなくとも知識としては持って置きつつ、

「今、とても苦しんでいるのが出ています。

カードは分かってくれていますよ」という風に伝えています。

 

極端な話、タロットで「13死神」が出たら、

毎回、死ぬのか!?という話になるようなものです。
そんなのナンセンスです。

 

占いの「うら」は『』という意味です。

つまり占いとは『心』を扱う事なのです。

占いの予言予知要素はサブであって、メインではありません。

 

何故なら、過去も、現在も、未来も『心』の反応、

即ち解釈・選択・行動が現実を創るからです。

凶兆があっても、どう発動するかのトリガーは『心』なのです。

 

』がどう感じたかを汲み取り、

何を選ぶかが最も大事なのであります。

(全ての選択は『』によってなされる「6恋人」)

 

◆最後に芦原先生は作品を通して

『心』を取り扱っていたんだと思います。

未完であったけど、テレビ化に踏み切ったのは、

作品に込めた想いを『心』を、作品はまだ終わってないけど、

現時点で、より多くの人に届けたかったからかもしれません。
 

本当のところは分からないけど、

今回の事で芦原先生の作品に関心を持って、

その『心』を汲み取ってくれる人がたくさん現れれば、

先生の魂も救われる気がしています。

 

そして、最期の選択も、

自分責めの苦しみの中にあっても

』によって為された。

 

そう、僕は信じます。

 

芦原妃名子さんのご冥福をお祈り申し上げます。

 

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全ては奇跡。

素晴らしすぎる奇跡に感謝です。

 

有難うございました。

合掌。

 

 

烏庵・タロローグ健