辺野古基地移設住民投票に思う…… 沖縄にばかり犠牲を押しつけるのはやめよう。 | 太郎椎茸のブログ

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 辺野古基地移設の賛否を問う沖縄県の住民投票があった。移設反対が約7割あったと言うが、投票率は50%を僅かに越える程度で私の想定以上に低かった。

 

 しかし、それは当然のことである。まず、普天間基地の存続を願う人は皆無と言ってよいだろう。普天間基地を知る人は、あの住宅密集地の中にある基地は速やかに撤収すべきだと考えるのは当然であるからである。しかし、その代替地として辺野古に基地を作ることに賛成する沖縄県民も皆無といってよいだろう。

 しかし、政府は、「普天間がダメなら辺野古へ」と二者択一を迫るという卑怯な迫り方をしている。政府にとっては、その策が安易なのかもしれない。しかし、二者択一で選択しなければならないと迫られれば、普天閒よりは辺野古の方がいくらかましだ、ということになろう。そうなってくると、普天閒基地に苦しむ人は辺野古を選ばざるを得ないか、あるいはどちらでもない、を選択することになる。

 

 本来なら、辺野古への移設の賛否とともに、「県外への移設を希望」という選択肢があれば、沖縄県民の多くは「県外」が最も多数を占めたであろう。あるいは、沖縄県民は自らが多大な犠牲を経験し辛酸をなめただけに、「県外」移設して県外の人に犠牲を強いることを嫌い「県外移設」も積極的には希望しないかもしれない。沖縄県民の圧倒的多数の希望は、米軍基地は普天間でも辺野古でも、県外でもグアムなどの他国でもなく、米軍基地そのものがなくなることであろうと思う。

 

 しかし、安全保障や外交上の問題から米軍基地を国内から無くすことができないとするならば、「普天閒から辺野古へ」ではなく、日本全体で負担を分担すべきであろう。政府は沖縄以外の地へ普天間基地の代替をもっていくことは困難であるために、同じ沖縄の方が抵抗を抑えやすいと考えるが故に辺野古が選ばれて強行されようとしているに過ぎない。わが国にとって米軍基地が必要であるならば、今すぐに辺野古をやめて沖縄以外の他の都道府県に移設すればよい。沖縄にばかりしわ寄せをしているところに問題があり、政府の安易な逃げがある。

 

 原子力発電所もそうであるが、補助金をちらつかせて札束で頬をひっぱたくようにして設置する手法である。貧しいところにエサをちらつかせて住民に犠牲を強いる手法はやめよう。

 政府は、米軍基地も沖縄県以外に犠牲を分担するように説得すべきである。辺野古基地の賛否の問いに「どちらでもない」と答えた県民も投票に行かなかった県民も、その多くは「普天間は移設すべきだが代替に辺野古にというのにも賛成しかねる」という考えであったろうと推測する。

 

 もう、沖縄にのみ犠牲を強いるのはやめよう。米軍基地移設が、どうしても必要ならば他の都道府県への移設に早急にとりかかるべし、である。他の都道府県住民も、基地の必要性を認めるならば自らの住む地に基地が移設されても致し方ないと覚悟を決めるべきである。移設されることに反対ならば、沖縄県民の移設反対運動に賛同・支援すべきであろう。自分たちだけ犠牲を免れればそれでよい、というのでなければ。

 

 政府は他の都道府県に米軍基地を移設する政策をとった場合に日本国民全員に米軍基地に対する意識が高まり、自らの住む地に基地が建設されるとなると反対運動が起こり、米軍基地そのものの存続すらもが危うくなることを恐れて、最も抵抗しにくい沖縄に押しつけてことが大きくならないように納めようとしているのだ。もう、沖縄の犠牲に甘えるのはやめよう。

 

 そんなことを考えました。……… ごきげんよう。………