「覆水盆に返らず」…… 「信頼」と言う言葉はもうわが国では死語になりつつあるの? | 太郎椎茸のブログ

太郎椎茸のブログ

ブログの説明を入力します。

 心愛ちゃんが父親の暴力を受けて亡くなったという。娘を殺害するという子殺しの罪を犯した父親が悪いのは言うまでもない。

 しかし、私が嘆くのは児童相談所をはじめとする子どもを守り育てることを仕事・任務とする人達の言いようのない「無責任さである。児童相談所は親の虐待や育児放棄から子どもを守る最後の砦と言ってよい。それが、心愛ちゃんが必死の思いで「他には公開しない、秘密を守るから安心して本当のことを書きなさい」というアンケートを信じて書いた訴えをなぜ父親に見せたのか。心愛ちゃんが「父親が虐待したというのはウソです」といった文書を父親から示されたからといって、疑いを持ちつつもなぜ親元に帰したのか。父親の要求・抗議が強かったのであろうが、<面倒なことには巻き込まれたくない>といった逃避的な無責任さに基づいた判断によるとしか考えられない。素人でも推測できること、判断できることである。為すべき責任を果たしていない、無責任の極みだと言わざるを得ないのではないか。子どもを守るべき児童相談所がこのような責任逃れ、無責任、覚悟がないとすれば、子どもはどこを頼ればいいのか。何を信じれば良いのか。誰を頼れば良いのか。

 

 政治にしろ、経済界にしろ不祥事が相次ぎ、無責任が、言い訳が、まかり通っているわが国の破廉恥さに愕然とせざるを得ない。上から下まで腐敗が進んでいる。上の腐敗が下へと伝染していく。無責任のツケを払わず謝って済まそうとする。私たちの子どもの頃に「謝って済むなら警察は要らん」とよく言っていた。謝ったって取り返しはつかないのだ。死んだ子の命は、いくら謝っても悔やんでも戻っては来ない。そんなことは言うまでもない。しかし現実には、言うまでもないことがまかり通っているのだ。

 

 麻生副大臣が先日の講演会(報告会?)で「子どもを産まないことこそが悪い」と述べて、国会でも問題視されて謝罪した。その部分だけを切り取っての批判であり、「そんなつもりで述べたのではない。誤解だ。だから誤解を与えたのならば謝罪する」という謝罪内容であった。これは反省などしていない自己弁護である。このやりとりを聞きながら情けなくなった。

 十歩譲って誤解だとしても、誤解を与えるような言動をまずもって少なくとも謙虚に恥ずべきである。総理大臣経験者であり、現副総理兼財務大臣という日本政府の要職にある人間が、支持者の前でお調子者に語ったとしても、誤解を与えるような言動を軽率に発言する自己の軽率さ、幼稚さを口先で渋々と心にもなく謝罪するのではなくて、どう責任を取るべきかを一度本気で考えて欲しい。

 

 更に言えば、この発言の根拠である高齢化社会とそれを支える年金・国民保険等の財政の逼迫が問題で、少子化の進展によって高齢者を支える若者の比率が急減したところにあると言うことだ。子どもをもっと産んで少子化に歯止めがかかれば高齢者問題も改善していく。

だから子どもを産まないことが問題であるということなのであるが、なぜ生まれる子どもの数が減ってきたのか、なぜ結婚する年齢が高齢化してきたのか、なぜ一人っ子家庭が増えてきたのか、なぜ子どもを産まない夫婦世帯が増えたのかについてに麻生氏はまったく説明をしていない。そこに触れずに「子どもを産まないことが悪い」と責任を問う前に、あなたは政治家なのだから産まない夫婦、産まない女性を批判する前に、なぜ産まない夫婦・産まない女性が増えてきたのかを問題として究明し施策しなければならない。このままいけば高齢化に突入し、更には「少子高齢化」が進展することは明確に想定されていた。少子高齢化によって年金問題や国民保険など財政問題、社会福祉問題が起きてくることも想定されていた。にもかかわらず対策を講じてこなかった無責任さは歴代政府にあることがそもそもの問題である。失政の責任を個々の国民に転嫁してはならない。それこそあなた方こそが無責任で「悪い」のではないか。こうなるまで放置してきた、あるいは適切な政策を実行できなかった自らの責任をまずは問うべきである、といいたい。

 

 厚生労働省の統計ミスはもはやいわずもがなである。国家・政府さえ信用できないとなれば、何を信じれば良いのか。われわれが景気回復の実感がないのは我々の認識不足によるのではなく、ごく一部の富裕層を除いて我々一般民衆にとっては実感としてなお不景気なのだ。賃金は上がらないのに、食料品は値上げする、消費税は上がる、年金は下がる、ビンボーな年寄りは社会福祉費を食いつぶさず早く死ね、というのが政府の本音なのかと疑わざるを得ない。

 

 アベノミクスとやらが白々しい、何が景気回復だ? エエカッコ、言うなよ。エエカッコの言葉で誤魔化すなよ、と声を大にしたい。

 

  腹が立って、腹が立って、情けなくて、悔しくて……… といった腹立ちのブログでした。……… ごきげんよう。