ここのところ雪が降って融けないもので、雪開けをするくらいで外仕事もできず、時間をもてあまして、ついブログ書きに向かってしまう。
シリーズでやってきた「好評価の日本人の精神の根拠となるもの」が一応終わったので、これから当分は日々気付いたことや考えたこと、日記風のもの等を好きに書いていきたい。今回は、北朝鮮のミサイルが本当に東京に飛んできたらどうするの? 本当に防衛できるの? 被害を受けてからのアメリカ軍を頼っての報復の話ではなく、被害を未然に本当に防げるの? との疑問について考えた。
わが国の「専守防衛」政策は正しいと思う。形骸化させられてはいるが、は『日本国憲法』の前文の気高い理想も誇らしいし、第九条も世界に誇る平和主義である。自衛隊の存在の善し悪しはここでは触れないでおくが、誰が見ても第9条の文面から言えば「自衛隊」は軍隊であることには間違いないし、違憲である。自衛隊は文民統制を尊重して軍隊色を抑制する姿勢があるのも、安保条約を盾に米軍に依存して「専守防衛」に力点を置けているのも第9条のお陰であるといえよう。第9条を形骸化しつつも完璧には無視し得ず、わが国の軍拡に歯止めをかけることがまだできているのは第9条の働きであろう。
しかし、現実のわが国を取り巻く政治情勢を見ると、竹島を巡っての領土問題が存在するし、中国とも尖閣諸島をめぐってトラブルを起こしている。両方ともに漁業権や資源など自国の利益を考えると重要問題である。しかし、両国とも即戦争に突入するような危機感は薄い。
しかし、北朝鮮との関係は深刻である。弾道ミサイルがわが国の領土を越えて既に何度も日本海・太平洋に落ちている。北朝鮮は具体的にはアメリカ合衆国を仮想敵国として対象とし、合衆国本土に到達可能な大陸間弾道ミサイルの開発に成功したと述べ、次には核弾頭を積載することを目指している。従って、現時点では日本の領土を狙う意図はなさそうだが、日本には米軍基地も多くあり、その気になればいつでも日本の領土にミサイルを撃ち込むことは簡単なことと脅している。
さすがにアメリカとの全面戦争は北朝鮮が灰燼に帰すリスクが高く、本気で合衆国との戦争状態に突入することはないであろう。また、同一民族である韓国との戦争も本気では望んでいないようである。しかし、アメリカの同盟国である日本については東京を中心としてミサイルを数発撃ち込んでくる可能性はある。少なくとも当初は米軍基地やし原発はおそらく狙わないであろうが、日本の政治・経済の中核である東京には(核弾頭はさすがに当初から打ち込まないであろうが)軍事力を誇示し政治的な脅威を与えるために小規模のミサイルを撃ち込んでくる可能性は否定できないと考える。さらに日米の軍事的滞欧によっては即座に次の攻撃に移る。
わが国に対して直接的ではないものの、日本海やわが国を飛び越えての太平洋に、ノドンやスカッドミサイル、テポドンなど、さらにはグアムにも達するムスダンも開発している。
現在の日本は「専守防衛」を方針として、イージス艦に弾道弾迎撃ミサイルを搭載しているとのことである。しかし、日米両軍共に迎撃システムを持ちながら、「ノドン」や「テポドン」の破壊措置命令を出してはいるが一向に迎撃する気配を見せていない。 これは何故か?
しかし、2月2日のロイター通信によれば、本年米軍は新型迎撃ミサイルの実験に3回中2回失敗したと報告されている。米政府は今年に入り、同ミサイル4発と関連装備を1億3300万ドルで日本に売却することを決めているのだが。
現実問題として、わが国のイージス艦の保有数では北朝鮮ミサイル発射に備えて確実に破壊できる状態で常時待機することは不可能であるのことである。また、テポドンに対しては迎撃ミサイルの到達高度より上を飛びこえるので迎撃は困難なようである。例えうまく迎撃に成功したとしても、数発動時に発射されれば現軍事力では迎撃しきれない。さらには、日米が北朝鮮ミサイルに迎撃ミサイルを発射したり北朝鮮のミサイル基地を攻撃するなどした場合、中国やロシアの日米に対する反発も予想される。
迎撃の成功率は、イージス艦は42回中35回の成功、米本土用の地上配備型ミッドコース防衛(GMD)は18回中10回しか成功していない。THAADは全て成功した。しかし、実戦になれば成功率は低下すると考えられる。よくいわれるように、ミサイル防衛システムはピストルの弾をピストルの弾で撃ち落とすようなものなのである。
日本のミサイルの迎撃態勢は、2段構えで精度を増そうとしている。弾道ミサイルを宇宙で破壊するSM-3と、大気圏に再突入してきたところを迎え撃つPAC-3の2段構えである。SM-3の発射実験結果は40回のうち33回の成功(82.5%)であったといわれる。
わが国はイージス艦の陸上タイプであるをイージスアショアを東北と長崎に各1基配備予定である。これが実現すれば、イージス艦と提携して迎撃防衛体制は確実性を増すはずだが、実際に北朝鮮のミサイル迎撃の検証ができないため絶対大丈夫とは言い切れない。
どちらにしろ、イージス艦の増艦、イージスアシュアの設置、THAADの採用など我々庶民には想像もつかない天文学的な費用がかかり、合衆国のそれらを生産する軍事産業は莫大な利益を得ることになる。ある意味では北朝鮮はアメリカの軍需産業に多大な利益をもたらすに貢献していると勘ぐりたくもなるが、さあ何が本当なのか。
まずはわが国の政府に、外交手腕によって北朝鮮にミサイルをともかく撃たせないこと、次に、本当に北朝鮮がわが国をミサイル攻撃してきた場合に完全に国民に被害なく防衛できるための対策を現実のもの(仮想でなく)として立てること、である。何のかんのと言いながら、安倍政権にはアメリカだよりの甘えがあり、危機感が弱い。本気なら、政治・経済の東京一極集中に歯止めをかけ、政権機能を分散する取り組みに踏み出すはずである。何のかんの言いながら、わが国の政府は北朝鮮の脅威をわが国の軍国主義化を進めるための恐怖心を煽動する手段として利用しているのであって、実際の北朝鮮への対応はアメリカ政府任せアメリカだよりであって、政策としての対応策など考えてもいない。それこそ、なんという平和ボケか。お目出度すぎて言葉もない。
現在、戦争状況にある国々が現実にある。ほんの70数年前、わが国の多くの人たちが戦争にかり出されて戦死した。無差別爆撃により大都市は焦土と化し、世界唯一の被爆国ともなったのですよ。そうならない保障はどこにあるのですか。まさに「危機管理意識」がなさすぎるのではないか。政界は勿論、経済界も、「そんなことにはならないだろう」なんてぬるま湯につかったかのようですが、大丈夫の保障はどこにあるの。手のうちようがわからないから、「見ざる・言わざる・聞かざる」であえて知らない振りですか? 国会のやりとりをみながら、与党にしろ野党にしろよくもここまで寝ぼけているのか、そのごきげんさんなやりとりにただただあきれるのである。なんで、そオーなるの?
「知らない」ということは「ない」ということではない。「見えていない、聞かされていない、知らされていない」から知らないだけなのである。戦時下においても、日本軍の不利は国民に隠されていた。真実を訴える人々は非国民として殺されていった。安倍政権は北朝鮮からの危機に対して対策をとってお、国民の安全・安心を保障するかに発言するが、本当に大丈夫なの? 戦時下の内閣は「勝つ」と言ってたんですよ。戦後の裁判で「死刑」になったからと言って多くの国民を犠牲にした責任が本当にそんなことでとれたのですか。とれはしないのですよ。
政治に携わる者は、失政の責任を「腹を切ればすむ」などといった安易なことで片付けられない重要な職責にあるのだという自覚を日々噛みしめながら務めてもらいたい。不倫だの、軽率な発言だので謝罪会見で済ますような政治家が国会議員として恥ずかしげもなくつとめているのですから。「世も末」とはこのことを言うのだろう。軽率・醜悪・無責任……。少なくとも懸命の本気・志。
私は、こんなところでブログで悲嘆を語ることしかできない。「偉そうに嘆くなら、お前が何とかしろよ、具体的にはなにもできないくせに」と更にボヤキながら自分を責めるしかできない情けない自分。
では、ごきげんよう。
訴える人々は換金され