今日も、ここ但馬の地は雨。夜からは雪に変わるかも。外仕事もできず、暇つぶしに何となく感想をつぶやいてみようかと。
今から約50年前、京都に下宿していた私は外国映画を毎週2~4本見ていた。アメリカ映画がほとんどで、西部劇も見たが恥ずかしながらセンチメンタルな恋愛に絡む映画が好きであった。『ローマの休日』・『慕情』・『誰がために鐘は鳴る』・『カサブランカ』・『旅情』などであったが、今にして思えば内容的にもさほどに素晴らしいものではなく深い感動を与えたり深い思索に導くような映画ではないのだが、当時の私は感動的にそれらの映画を鑑賞し、そこの登場する女優にあこがれた。特に、『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンの至極のチャーミングな笑顔とかわいい仕草がすてきであった。『誰がために鐘は鳴る』のイングリッド・バーグマンの短い髪とやや野性的な表情もまた実に魅力的であった。大学時代4年間で350本以上は見たと思う。もちろんフランスやイタリア映画、日本映画も観た。高倉健さんや藤純子さんのやくざ映画のシリーズものも観た。思い出せばきりがないので、ここ10年近くのそこそこ最近の感想に移りたい。
まだ退職前のころ、韓流ブームがおこった。ほとんど関心がなかったので不明だが、おそらく『冬のソナタ』あたりから火がついたのであろう。私はこれは観ていない。しかし、ふとしたことで3話目か4話目の『チャングムの誓い』をNHKで何となく見たのがきっかけで、イ・ヨンエさんの最近の日本女性にはない天然の最強美人と言ってよいほどのえもいわれぬ透明感がありながら優しさと強さを持ち合わせた美貌と所作に見入ってしまい、最終回までほとんど欠かすことなく見終えました。「~・ロス」ということばが最近使われますが、私もチャングム・ロスに陥りました。60歳を前にしたおっさんの久しぶりの大学時代への若返りでした。
その後韓流ドラマからは遠ざかっていたのですが、今年の3月末に退職して以後農林業見習い専業となったために時間に縛られることがなくなり、昼食後に食事が落ち着くまでテレビを見ることが週間となり午後1時からのサンテレビの韓国ドラマをこれまた何となく見るようになりました。私の好きなのは時代劇です。『火の女神・ジョンイ』のユ・ジョン役を主演したムン・グニョンさんは「国民の妹」と呼ばれているように、女性としての色気は感じられませんが、茶目っ気のあるかわいい表情はなかなかのものでした。今は、『王女の男』を見ていますが、主演女優のムン・チェウオンさんに先のイ・ヨンエさんとは又異なるのですが、清純さとそれに加えての色気と意志を曲げない強い目力に魅了されています。韓国の時代劇は日本の時代劇も同様ですが)、私が見たものから言えば話の筋がシンプルで漫画チックでわかりやすく、はらはらしながらも主人公は危機を乗り越えて言ってくれるので、深く心を動かされるという内容ではありませんが、見かけると次回はどうなるかとついついまた次を見てしまうといった具合です。イ・ヨンエさんはチャングムのあと結婚・子育てなどがあってドラマから遠ざかっていたため残念でしたが、そろそろ復活のようで楽しみにしています。さっすがにチャングムの時のフレッシュな透明感ある魅力は減少しているでしょうが、また別の魅力を養っているのではないかと期待しています。ムン・チェウオンさんは演技力も優れていると感じます。時代劇の韓服を身につけた彼女を見たいものです。
わが国にも、『逃げ恥』のムネ・キュンのチャーミングな新垣結衣さんや、『校正』の世界の美女にもランクされている石原さとみさん、『ドクターX』で視聴率トップを稼ぐ米倉涼子さん、ミュージカルの松たか子さん、綾瀬はるかや堀北真希さん、その他魅力を持った女優さんは多くいますが、時代劇のイ・ヨンエやムン・チェウオンのような控えめであり、清純でありながら女性としての強さとほのかな色気を持ったと言った魅力を持った女優さんがいないことが残念である。時代と文化の違いから来る女性に求められる魅力の違いから来るものなのか。日本で言えば、吉永小百合さんを含む以前の女優さんなら持ち合わせていた魅力に通じるのかもしれません。オードリーやバーグマンももう二度と出てこない不世出の女優さんですもんね。
もはや、DVDのなかでしか出会えませんが。
これ以上になるとくどさに拍車をかけますから、今日はここまで。
「よごれちまった悲しみに……」の詩が頭をくるくる回っています。中原中也でしたか。しかし、このような「詩」もはやらなくなりましたね。詩集を手に持つ女の子なんてのも目にしませんものね。ペギー葉山さんの歌『学生時代』のような学生時代はどこに行ったのでしょうか。但馬の冬は人をセンチメンタルにさせる、なんちゃって。友人・知人がこのブログを読んだら、「お前、何に浸っとんや。アホちゃうか」とあきれるか、嘲笑するかでしょう。わっはっは。
