ホルンの出番です257  レーリッヒ「ホルン協奏曲」14番・15番他 | 翡翠の千夜千曲

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                      Baroque Horn Concertos, Barry Tuckwell

1. Knechtl Concerto In D Major 0:00 

2. Reinhardt* Concerto In E Flat Major 7:08 

3. Quantz Concerto No. 3 In E Flat Major 16:08 

4. Quantz Concerto No. 9 In E Flat Major 23:26 

5. Graun* Concerto In D Major 32:14 

6. Rollig Concerto No. 14 In E Flat Major 41:24 

7. Rollig Concerto No. 15 In D Major 50:54

 

 

 

 

 

 タックウエルはコルノ・ダ・カッチャで演奏しているのかと思えば、フレンチホルンで演奏しているらしい。 この7曲のホルン協奏曲はタックウェルが自ら見い出したドイツのホルン協奏曲です。その上、この録音は世界初録音でした。どちらかといえば可愛らしい雰囲気のある協奏曲です。

 ヨハン・ゲオルク・レーリッヒ(Johann Georg Röllig, 1710年11月20日年 - 1790年9月29日)は、ドイツの 作曲家でした。彼は6人兄弟の長男でした。1727年から1735年までドレスデン・クロイツシューレに通い、カントールのテオドール・クリスティープ・ラインホルトから作曲のレッスンを受けています。さらに、彼は後のツィッタウ音楽監督であるカール・ハートウィッチからピアノとオルガンの指導を受けました。ハインリヒ・フォン・ブリュール伯爵に励まされ、ヤン・ディスマス・ゼレンカの下で作曲の勉強を重ねました。1736年から彼はライプツィヒ大学で2年半神学を学んでいます。
 1737年、ライプツィヒで彼の作品を聞いたアンハルトツェルプストのヨハンアウグスト王子は、彼をツェルプストの宮廷オルガニスト兼彼のバンドのチェリストに任命しました。その後、彼はそこで副カペルマイスターになり、1758年にヨハンフリードリヒファッシュの死後、ホフカペルマイスターとしての地位を引き継ぎました。
 今日、Rレーリッヒの作品はごくわずかしか知られていません。これらには、ホルンとオーケストラのための2つの協奏曲が含まれ、今日録音されたものを聞くことができます。他には、シンフォニアやミサ曲、カンタータなどが知られているようです。楽譜がどの程度現存するのかは不明です。なお、作品の一部は最近まで、エマヌエル・バッハの作品と間違えられていました。また、ヨハン・ゲオルク・レーリッヒは、後にハンブルクで数年間働いた作曲家ヨハン・クリスティアン・レーリッヒ(1716年3月18日ベルギースヒューベル生まれ)の兄弟でした。

 

※ IMSLP楽譜資料

 

Horn Concerto in E-flat major, Lund 14 (Röllig, Johann Georg)

 

バロックホルン協奏曲集

BARRY TUCKWELL バリー・タックウェル

 バロック・ホルン協奏曲集
1.クネヒトル/ホルン協奏曲ニ長調
2.ラインハルト/ホルン協奏曲変ホ長調
3.クヴァンツ/ホルン協奏曲第3番変ホ長調
4.クヴァンツ/ホルン協奏曲第9番変ホ長調
5.グラウン/ホルン協奏曲ニ長調
6.レーリッヒ/ホルン協奏曲第14番変ホ長調
7.レーリッヒ/ホルン協奏曲第15番ニ長調

 バリー・タックウェル(ホルン)アイオナ・ブラウン指揮アカデミー室内管弦楽団
 録音 1985年9月