Telemann Concerto for 2 Horns TWV 54:Es1
Angelo Agostini & Jeffrey A. McGuire, horns Fabio Agostini, organ Santa Maria Maggiore, Ferentino, Italy Live rehearsal recording, no edits November 2014
Telemann - Concerto for 2 horns in E flat major, TWV 54:Es1 - Maestoso, Adagio (1/4)
Telemann - Concerto for 2 horns in E flat major, TWV 54:Es1 - Allegro (2/4)
Telemann - Concerto for 2 horns in E flat major, TWV 54:Es1 - Grave (3/4)
Telemann - Concerto for 2 horns in E flat major, TWV 54:Es1 - Vivace (4/4)
テレマンの作品を分類する上で協奏曲は5番の数字が充てられていますが、詳細は下記の通りです。
TWV の分類では、TWV 51 が一つの独奏楽器とオーケストラの協奏曲、TWV 52 が2つの独奏楽器群とオーケストラの協奏曲、TWV 53 が3つの独奏楽器群とオーケストラの協奏曲、TWV 54 が4つ以上の独奏楽器群とオーケストラの協奏曲となっている。以下に挙げた他にも多数の複数楽器のための協奏曲があり、まだ完全に整理がついている状態ではない。
下に示した以前の曲を見ても分かるように、数字の並びを見れば同じ協奏曲でもソロか重奏かが分かります。ですから、それオぞれの動画に与えられたタイトルは陥落化されたもので、正式には「2つのヴァイオリンと2つのホルンのための協奏曲」変ホ長調、となります。
さて、おおよその人物像はこれまでに書いてきた内容でほぼ概要が見られますが、基本形だけは押さえておきたいと思います。
ゲオルク・フィリップ・テレマン(Georg Philipp Telemann、)1681年 - 1767年)は、ドイツの作曲家です。ヘンデルやバッハとも親しく、当時としては最も有名な音楽家の一人でした。オルガンやチェンバロ、ヴァイオリンやリュート、リコーダーなど何でも巧みに弾きこなしていたようです。大変器用な上に、色々な事情に通じていたことから引き出しが多かったと考えられます。
彼の音楽様式には、20歳代~30歳代に触れたフランス・イタリア・ポーランドの民族音楽、特に舞曲からの影響があり、ドイツの様式も含めてそれらを使いこなし、ロココ趣味の作風も示した。彼は86歳と長生きだったため、晩年はハイドンの青年時代などと重なり、高齢でも創作意欲が衰えなかった。トリオソナタの編成で『ディヴェルティメント』と書かれた晩年の作品もあり、常に新しい音楽傾向の先頭に立ち続けた。日本ではテレマンへの注目も高く、日本テレマン協会が1969年に発足(当時は大阪テレマン協会)して現在に至っている。
今日取り上げた作品は、残響が多かったり、録音状態がくぐもっているせいもありますが、作品自体が音が同じ音を重ねていることが多く、最初の動画のようにオルガンとホルンと言う組み合わせもかろうじてありかもしれません。いずれにしても、何となくぼんやりとした音楽ではあります。時には、こういう訳の分からない浮世離れした曲を演奏してみるのもいいですよ。
※ 以前の記事
① ホルンの出番です⑪ ホルン協奏曲 ゲオルク・フィリップ・テレマン
② フルートの出番です⑯ テレマン「フルート協奏曲」ト長調 TWV51:G2
④ ホルンの出番です158 テレマン「2台のホルンのための協奏曲」TWV 52:D2
⑤ テレマン「ターフェルムジーク」食卓の音楽 バロック後期の音楽10
Telemann: Complete Horn Concertos for Horns, Strings, and Basso Continuo
R.J.ケリー 、 リチャード・ダン 、 パリセーズ・バロック・オーケストラ