知人の医者K先生の認知症がひどくなり、また知人のアスペルガーYさんも認知症が進んどるようなんよ。
どちらも、左脳型の人なんよね。
私も以前物忘れがひどくなり、覚えとった名前が出て来んようになった時期があるんよね。
私に関して言えば、多言語を同時にたくさん覚えとった時期があって、それでかなりしゃべれるようになったんよね。
免税店でいろんな外国人たちを相手に、かなりいろいろやったはやった。
ロシア語から始めて、結果的にいろいろできるようにはなった。
疲労した脳から邪気を抜いて、さらにまた頑張った。
脳をかなり酷使しとるんで、ボケ防止にはええじゃろうと。
そういうことにはならんて思うとった。
しかし、6年ぐらい前が一番ひどかったかのう。
ただその後、回復してきたんよね。
結局どういうことか言うと、どんな難しいことでも人間の脳は最短で答えを出すような思考回路を組み立ててまうんよね。
それが慣れいうことであり、慣れると無意識にできることが増えて、それが熟練度に結びつく。
それで語学の勉強は、左脳を中心に暗記したりすることが多く、受験生並みにずっとやっとったんよね。
それで他の部分が使われんことで、脳全体では劣化してしもうたんよ。
K先生なんかは、30年以上同じ環境でずっとやっており、これまでの経験言うたら勉強したことと診察以外ほとんどないんよね。
それをずっと左脳でやっとったんで、右脳があんまり動いとらんのよ。
アスペルガーのYさんも、学生時代は覚えては忘れをくり返して大学院修士課程まで行ったものの、独自テーマを決めにゃいけん博士課程は無理になって断念したものの、やはり左脳しか使うとらんかったんよね。
私は脱サラしてYouTubeとかで動画をやり始め、そうしたビジュアル系でこれまで使う脳の領域とは違うことを勉強して、それで回復してきたんよね。
脳の活動量ではなくて、活動領域のバランスが大事なんよね。
それで実際に、私の脳に関して右脳左脳でそれぞれ過度使用によるバランス崩した弊害ダメージを抜いてみた。
そしたら、やはり左脳でかなり抜けたんよね。
それで面白かったのは、邪気抜きした後に左脳が左側に引っ張られる感じがしたんよね。
あと暗記中枢や独創性発揮中枢の過度使用によるバランス崩した弊害ダメージも、それなりに邪気が出たんよね。
K先生なんかは私以上にそうじゃろうし、アスペルガーのYさんに至っては右脳はほとんど使えとらんのじゃないんかのう。
それと、海馬と大脳の記憶領域の連携がおかしいんじゃろう。
K先生も、劣化後はそれが言えると思うんよね。
やはりね、人間の脳には限界があるんよね。
限界があって、一部しか使われん状態ではそれ以外劣化するし、記憶にもある程度限界があるんよね。
どんな優秀な人でも、知識のストックではスーパーコンピュータとかこの世の全書物には負けるじゃろう。
それをわかった上で、知的鍛錬をやるべきなんよ。
ある程度の知識はないとダメではあるものの、その詰め込みだけで終始してはいけんのよ。
知識の吸収と、古くなって不要になった知識を排泄することも大事なんよね。
偏った脳の使い方をした人と、アスペルガーなどで偏った脳の使い方しかできんかった人が、歳いってから認知症になりやすくなるって言えるかもね。
私も、また何か覚えることをやり始めた場合には、脳のバランスを崩した状態からの劣化を考慮しながらやるしかないのう。
脳は便利な臓器であると同時に、その構造上の限界も合わせて考えながら使うことなんよね。