ワイルド・スピード スーパーコンボ
ステイサムとロック様が楽しそうでなにより
上映時間: 136分
監督: デビット・リーチさん
出演: ドウェイン・ジョンソンさん、ジェイソン・ステイサムさん、他
ワイルドスピードのスピンオフ、しかもステイサムとロック様が主演という、それワイルドスピードでやる意味はあるのか…と思いつつも、このシリーズのステイサムの立ち位置にまだまだモヤモヤがありつつも、そりゃぁステイサムとロック様だし観なきゃなってことで行ってきました。めちゃくちゃな映画でしたが、ステイサムとロック様が楽しそうで何より…と思いました。
脚本はめちゃくちゃで、かつデビット・リーチにしてはイマイチアクションの構成におもしろみを感じませんでしたが、ステイサムとロック様の魅力で一点突破!という感じでまぁ画面を観てるとどっちかが出てくるので楽しい気持ちになりました。それにバネッサ・カーヴィーが最高!彼女の魅力もこの映画ではかなりデカイよなぁ。
ワイルドスピードがどんどん荒唐無稽になり、敵がどんどんSFになっていってますが、今回もその調子で、もう大抵何でもできるじゃんそのテクノロジー…という設定のヤバさ。まぁ勝てるわけないわけだけど、勝つよね!ステイサムとロック様だから!
あと予告を見て一番楽しみにしてたのはサモアに行ってからの決戦で、しかも一番の楽しみはやっぱり「ハカ」なわけですが、その点今回の映画は超残念でした。屈強な男たちが本場のハカを敵どもに見せつける!なんならステイサムも踊って!!と思ってたんだけど、カット割りも中途半端で見せ場としていまいち盛り上がらないハカで、しかもステイサムは踊ってなかったので残念。みんなで一番の見せ場として見たかったなぁ…。前作の少女サッカーチームのハカの方がよかった。あと、ライアン・レイノルズとケヴィン・ハートが邪魔でした。どっちも大好きな俳優だけど、今回は物語に全然必要ないし、無駄にうるさいしノイズになるばかり。ちょっとおふざけがすぎてて早く終われよと思ってしまいました。
あとワイルドスピードにおけるやっぱステイサム問題ってのはまだまだ個人的には引きづってて、ほんとにそろそろ何かしらの償いとかツケが回ってくるような展開がないとイマイチ乗り切れない…っていうのは正直なところ。だからこの映画のラストのステイサム一家のあれこれとかほんと乗り切れないまま観てたし、結局悪役っぽい立ち位置で終わっていくのでなんだかなぁと。どういう気持ちでステイサムを観ればいいのかをそろそろ落ち着かせてほしい…そんなことを想いつつも、やぱりステイサム最高だよね!ロック様最高だよね!という気持ちにもなったスーパーコンボでした。