君は月夜に光り輝く
「何カップ?」
上映時間: 101分
監督: 月川翔さん
出演: 永野芽郁さん、北村匠海さん、他
題材やキャストから想像していたところよりも一歩映画的な演出を盛り込んでくるので、なんだかんだ最近見逃せない監督の1人になってきた月川監督の新作ということで観てきました。いい映画でした!(^^)
お話はゴリゴリのいわゆる「難病もの」なわけですが、そこは月川監督。真摯でまっとうな映画にまとまっていて、見応えがしっかりとありました。
今回やっぱり思ったのは月川翔監督の女優を魅力的に見せる技術はすげぇものがあるなぁーということで、ほんとに感心するほど永野芽郁ちゃんが魅力的でした。光の使い方がいいのかなぁ。なんか、地に足はついてるけど、どこかこの世のものではない美しい生命体を見てるような気持ちになりますね、この監督の描く女優は。
ただ、ちょっと物語が淡々としてて凡庸だったかなぁと思うところがあったのと、なんかすごく物語に絡みそうで絡まなかった今田美桜ちゃんの使い方がやや気になりました。あそこで今田美桜ちゃんを召喚した意味はあんまりなかったし、なんなら蛇足だと思うけど、でも、この今田美桜ちゃんが犯罪的な可愛さを放っていて「今田美桜は最高」ということに気づけたのでまぁ良しとします。
あと明らかなイケメンなのにどの映画でも陰キャのふりをする北村匠海さん。今回は永野芽郁に「何カップ?」と答えづらい質問をした直後に「じゃあ足のサイズは?」としれっと足のサイズを聞き出し靴をプレゼントするという高等テクニックを披露!さすが北村匠海だよね。
ついでに書いておくと、そのやり取りの後、永野芽郁ちゃんは「Dだよ!」と教えてくれました。ほんとにDなのか、Bと僕が聞き間違えたのか、真相は定かではありません。。
そんな会話が妙に頭に残った後のクライマックス。「寝てる永野芽郁が北村匠海を抱き寄せて心臓の音を聴かせる」というシーンは、ものすごく感動的なシーンで映画館でもぐすんぐすんとすすり泣きが聞こえておりました。が、もろに永野芽郁ちゃんのおっぱいに北村匠海の顔が突撃するので、Dなの?Bなの?どっちなの?と妙なことを考えてしまい何を喋ってたのかあんまり覚えてません。答えは永野芽郁と北村匠海のみぞ知る!(ちなみにここが1番好きなシーン)
てなわけであと「her」を参考にしたんだろうなぁというデートシーンとか、そこが効いてくる「あったかもしれない永野芽郁と北村匠海のデート」シーンなんかも良かったです。
ただの難病ものという以上に、ちゃんと見応えのある一本にまとまってました。