バンブルビー/またかブレックファストクラブ | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

 

 

バンブルビー

 

またかブレックファストクラブ

上映時間: 114分

監督: トラビス・ナイトさん

出演: ヘイリー・スタインフェルドさん、バンブルビーさん、他

 

 

ライカ作品でおなじみトラビス・ナイトが実写映画をやる、しかもトランスフォーマーのスピンオフ!ということで、楽しみにしておりました。楽しく観たけど…という感じでした。


 

まず何より良かったのは主演2人。みんな大好きヘイリー・スタインフェルドちゃんと、そしてバンブルビー。この2人の可愛さで2時間いけました。この映画にトラビス・ナイトを監督に起用したというのが、すごく正解というかこれ以上ないですよね。ライカでやっている人形アニメと元々はおもちゃであるトランスフォーマー、どちらにせよ元々は無機質なものに魂を込めるという作業なわけで、ここばかりはマイケル・ベイにはないなにか尊い生命体を見ている感覚はありました(笑)今までマイケル・ベイに慣れすぎているため、ハートフルなドラマに仕上げるという時点でまぁ新鮮味があったよね。意地悪な言い方をするとちょっとお得な位置にいる1本な気はします。

 

 

正直味付けはかなりベタベタで、伏線の回収の仕方とか、「この子は悪くないのにー!」ものであるとか、全体的に物語の新鮮味は全くなかったし、正直ここに関してはライカ的な作り込まれた脚本っぷりは見られませんでした。


それどころか気になったのはかなり記号的に、かつこれでもかと織り込まれるポップカルチャー描写(音楽・映画・ファッション…他)がちょっと露骨すぎて、やや萎えました。特にブレックファストクラブに関しては、ちょっと最近のアメリカ映画で見すぎてて、またブレックファストクラブのサンプリングやるの?と出てきた瞬間に思ったし、物語的に対して機能せずポーズだけ真似をして無駄に気をきかせる感じとか正直どうかと思いました。


それにしても、ほんとに最近のハリウッド映画はブレックファストクラブ好きだな!!