アリータ バトル・エンジェル/その違和感がフェティッシュ | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

 

 

アリータ バトル・エンジェル

 

その違和感がフェティッシュ

上映時間: 122分

監督: ロバート・ロドリゲスさん

出演: ローサ・サラザールさん、クリストフ・ヴァルツさん、他

 

 

 

特に観たいわけではなかったんですが、時間がピタリと合ったので、「アリータ」を観てきました。意外とおもしろかったです!(・ω・)ノ

 

 

予告ではキャメロン押しだったので、気づきませんでしたが、この映画の監督はロドリゲスで、観終わってみるとかなりうわ〜ロドリゲスだなぁ〜と感じました。アクションの小気味良さと、機械相手だからわかんないけど実はめっちゃゴアでグロなバイオレンスとか、でも全体的に軽くてほどよいユーモアがある感じとか。なんかこういってはあれだけど、全体的にちょうどいい感じでした。

 

 

なにより良かったのは、アリータちゃんですね。初めて予告を見たとき、えっ?人間でもなくアニメーションでもなく中途半端ですごい違和感じゃない?とか思ったし、この映画でも最初の方はかなり思うんだけど、だんだんとその違和感が気持ちよくなってくるというか、だんだんフェティッシュさを感じてくるようになってきて。アニメでもないけど、人間でもないという作中での立ち位置と手法がぴったり合致して見えてくるので、なんか最後の方はこれしかねぇなというバランスで違和感なく、というか、むしろやべぇなんやこの違和感気持ちいい〜と思いながら見てました。


あと、彼女ふつうに食べ物食うんですが、彼女の内臓事情が気になりました。どうなってるんだろう?少なくとも食道と胃はありそうですよね。食べ物は栄養として吸収するのかしら、排泄は?とかいろいろ見たくなりました(変態)


まぁアリータちゃんが魅力的に描けてたので退屈しませんでしたが、全体的には熱量低め。たぶん年末には忘れてそうですが、それなりに楽しめました。