【映画感想】「アントマン&ワスプ」 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

アントマン&ワスプ

 

インフィニティ・ウォーの直後に、ここを描ける強み。

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監督: ペイトン・リードさん

脚本: クリス・マッケーナさん、エリック・ソマーズさん、ポール・ラッドさん、アンドリュー・バレルさん、ガブリエル・フェラーリさん

出演: ポール・ラッドさん、エヴァンジェン・リリーさん、マイケル・ダグラスさん、ミシェル・ファイファーさん、他

原題: Ant-Man and the Wasp

上映時間: 118分

あらすじ: めっちゃ小さくなります

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マーベル最新作、しかもインフィニティ・ウォーの直後というタイミングでの公開となったアントマン2、ちょうど東京出張だったので新宿IMAXで観てきました。

 

おもしろかったです。ちょうどいい!と思ったりしました。

 

 

映画.comのあらすじはこんな感じ。

マーベルコミック原作で「マーベル・シネマティック・ユニバース」に属する映画「アントマン」のシリーズ第2作。体長1.5センチにまで小さくなることができる異色のヒーロー、アントマンと、同じく伸縮自在な戦うヒロイン、ワスプの活躍を描く。元泥棒でバツイチのヒーロー、アントマンことスコット・ラングは、2年前にアベンジャーズの戦いに参加したことがきっかけで、いまはFBIの監視下に置かれ、自宅軟禁の日々を送っていた。あと3日でFBIの監視から解放されるという日、スコットの前に、アントマンのスーツの開発者であるハンク・ピム博士と、博士の娘のホープ・ヴァン・ダインが現れ、2人が極秘に進めていたある計画に協力するよう要請される。そんな彼らの前に、ピム博士の研究技術を狙い、壁をすり抜ける謎の敵ゴーストが現れ……。前作と同じペイトン・リード監督がメガホンを取り、アントマン=スコット・ラング役のポール・ラッド、今作からワスプとなり戦いに参加するホープ・ヴァン・ダイン役のエバンジェリン・リリー、ピム博士役のマイケル・ダグラスら前作の主要キャストが続投。ホープの母で先代ワスプとなるジャネット・ヴァン・ダイン役でミシェル・ファイファーが新たに参加した。

 

MCUもいよいよラストスパートに入りかけている…起承転結の転だったアベンジャーズ/インフィニティウォーにみんな衝撃を受けたのがついこの間。あの余韻がまだ残っているところで打って変わって、MCUここでこれを持ってきたか!と思ったアントマンの2作目。

 

インフィニティ―ウォーで大変なことになった解決策のカギをアントマンとキャプテンマーベルが握っている…という噂は流れてましたし、量子サイズまで小さくなるという前作クライマックスのおきて破り的必殺技が、サノス打倒のカギだ!なんていうことはみなさん噂に聞いてるところでしょうが、でもそんなインフィニティ―ウォーとどうつなげるかということは置いといて、あれだけ宇宙が大変なことになった衝撃作の直後に、さらっと軽いでも気の利いたファミリーコメディを持ってこれるということこそが、いまのMCUの強さだなぁと思ったりしました。あれだけの大惨事のあとには、これくらい軽快な作品じゃないと体がもたねえぜ…。タイミングやノリも含めて、ちょうどいいなと、なんだかしっくり、すんなり体になじんできたような映画でした。

 

 

名作「チアーズ」のペイトン・リードとポール・ラッドやマイケル・ペーニャなど芸達者俳優たちの相性は相変わらず良くて、観ていて気持ちがいい。特に今回は俺の嫁ことエヴァンジェン・リリーが最高で、ポール・ラッドとのバディ感も素晴らしかったです。

 

アクションは前作を踏襲して、かつよりフレッシュに楽しく演出されててスキがなくて楽しかったです。あと量子世界のめぐるめくトリップ感もとっても良くて、ここで出てくるのがみんな大好きミシェル・ファイファーというのが最高でした。量子世界にずっといたのならそこで身に着けた特殊能力とか、なんか人間ならざる者に進化してしまった!という展開があってもよかったかなぁなんて思ったりもしましたけどね。あとちょっと後半は説明台詞で急いで無理やり片づけられた感はちょっと感じちゃいました。

 

ラスト、どうインフィニティウォーと重なっていくんだろう…と思ってましたが、まさかのアントマンが量子世界に取り残されるという展開に。ここからどう繋げていくのか。パラレルワールドの伏線がちょっとセリフであった気がしなくもないのでそっち方向でいくんだろうか。次は、キャプテンマーベルですか、もう、そろそろMCU、いったん終わるな。それにしてもよくぞここまで続いてるなぁ…。

 

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好き度: 80点

ちょうどいい感じでした

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