【映画感想】「ミッション:インポッシブル フォールアウト」 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

ミッション:インポッシブル フォールアウト

 

トム、この調子じゃ死んじゃうよ…

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監督: クリストファー・マッカリーさん

脚本: クリストファー・マッカリーさん

出演: トム・クルーズさん、サイモン・ペッグさん、レベッカ・ファーガソンさん、他

原題: Mission: Impossible - Fallout

上映時間: 147分

あらすじ: プルトニウムがどうとか言ってますが正直どうでもいいです

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ミッションインポッシブルの新作を観てきました。前作はほんと最高でしたよね。今回も監督はクリストファー・マッカリーが続行ということで、楽しみにしてました。

 

アクションがすごすぎて、トムが心配になりました…。

 

映画.comのあらすじはこんな感じ。

トム・クルーズ主演の人気スパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6作。盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMFだったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカーを同行しながら、ミッションを遂行するのだが……。シリーズを通してさまざまなスタントに挑んできたクルーズが、今作でも、ヘリコプターを自ら操縦してアクロバット飛行にも挑戦するなど、数々の危険なスタントをこなした。前作に続いてクリストファー・マッカリーがメガホンをとり、シリーズで初めて2作連続の監督を務めた。共演はシリーズおなじみのサイモン・ペッグ、ビング・レイムス、前作から続けて登場するレベッカ・ファーガソンのほか、ウォーカー役で「マン・オブ・スティール」のヘンリー・カビルが初参戦した。

 

なんていうのかな、まずお話はシリーズ過去最高レベルに雑というか、久々にお話とかもうそんなことはどうでもよくなるほど、「すごい」とか、「尊敬」とか、「感謝」とか、そんなものを越えて、「心配になる」という領域に到達。シリーズの完成度は近々の過去2作のほうが上だと思いますし、すっとこどっこいな脚本だったりはするんだけど、なんというのかこの作品のバランスを崩してまでも盛り込まれた熱量とアドレナリンによって、歪な超怪作みたいなことになってるというか、確実にこれまでの作品とは一線を画す、というか違う生命体になってるな…と感じました。すごいものを見せられました。

 

 

 

トムがどのシーンのアクションも自分で生身でやってるわけだけど、ちょっとほんとに考えられなくて。今までの「すげぇなトムこんなことやっちゃうのかよ」という一線を越えて、アクションというか、これはもはや事故映像なのではとか思うくらいのものもあって。トムの生身感をひしひしと感じて、「これは映画だし」という安心感がまったくなくなって、リアルという壁をひとつ越えたものを見せられた結果、どこにたどり着いたかというと、「トム、このままだといつか映画で死ぬんじゃないか」というところでした。後半になり、どんどんアクションがすごくなり、これをトムが自分でやってるということが信じられないくらいのものを見せられるたびに、トムは今生きているのにも関わらず「トム、どうか死なないでくれ」とけっこう初めてくらいに映画の登場人物ではなく、映画の登場人物を演じる俳優の命の危険というハラハラを感じました。

 

レベッカ・ファーガソンが今回も最高だった…とかいう感想はもうどっかいっちゃったなぁ。とにかくトム、死なないでね…

 

 

 

 

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好き度: 90点

やばいよトム!!

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