カメラを止めるな!
無茶ぶりに答える男たち
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監督: 上田慎一郎さん
脚本: 上田慎一郎さん
出演: 濱津隆之さん、真魚さん、しゅはまはるみさん、他
上映時間: 96分
あらすじ: ワンカット生中継のゾンビ映画を撮ります
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都内では映画館に入れないほどの盛況ぶりらしい「カメラを止めるな!」、田舎暮らしだから見れないなぁなんて思っていたら、ニコニコ動画で期間限定で有料配信していて、観ることができました。
確かにおもしろかったです(・∀・)
映画.comのあらすじです。
映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品で、前半と後半で大きく赴きが異なる異色の構成や緻密な脚本、30分以上に及ぶ長回しなど、さまざま挑戦に満ちた野心作。「37分ワンシーンワンカットのゾンビサバイバル映画」を撮った人々の姿を描く。監督はオムニバス映画「4/猫 ねこぶんのよん」などに参加してきた上田慎一郎。とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき……。2017年11月に「シネマプロジェクト」第7弾作品の「きみはなにも悪くないよ」とともに劇場で上映されて好評を博し、18年6月に単独で劇場公開。
大評判を聞いていたので、観はじめてビックリしたのは、まじでチープでそんなにおもしろいともいえない手作り感満載のゾンビ映画がはじまったことで、観ているとだんだん「あ、これワンカットなんだ」と気づいたり、なんかところどころお話のつながりとか演出が変じゃない?なんて思いつつ観ていると、一気にお話が展開して、このワンカットのゾンビ映画を撮ることになった人たちのお話になって、これは予告とかまったく見ていなかったので素直にいいサプライズでした。
この映画を観て感じたのは、最近はやりのワンカット撮影ってまじ大変だな(゚Д゚)ということだったりしましたし、それ以前に1本の映画を完成させるということがどれだけ大変かということも感じました。
この作品の主演の監督さんていわゆる職人監督というか、自分の作家性とかは置いといてプロデューサーの要望に無難に答える監督さんなんですよね。アイドル女優に「あれは事務所NGです」とか、プロデューサー側の注文がめんどくさいとか、アル中がいるとか、様々な付け焼刃現場で、それでも家族の期待や、撮り始めることで湧き上がってくる映画作家としての熱い思いが出てきて、最終的にどんな形だったとしてもワンカットで映画を撮りきるという、その苦労と熱意に、爆笑しつつも感動しました。
ただやっぱり僕が見たのは映画館ではなくニコ動であり(笑) 途中で仕事の電話がかかってきて途中で止めたり、なんてことが数回あって、画面も小さいしで、やっぱ映画館で観たかったなぁと思いました。近くに上映がまわってきたら、もういっかい観たいです。。
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好き度: 70点
映画館でもう1回観たい!
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