【映画感想】「トゥームレイダー ファースト・ミッション」 | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

トゥームレイダー ファースト・ミッション

 

 まさかの卑弥呼映画でした!

━─━─━─━─━─

監督: ローアル・ユートハウグさん

脚本: ジェニーバ・ロバートソン=ドワレットさん、エバン・ドハーディさん

出演: アリシア・ビキャンデルさん、ドミニク・ウェストさん、ウォルトン・ゴギンズさん

原題: Tomb Raider

上映時間: 118分

あらすじ: アリシアちゃんが卑弥呼に会いに行きます

━─━─━─━─━─

 

あんまり観る気はなかったのですが、時間ができたのでアリシアちゃん版「トゥームレイダー」を観てきました。アンジー版は小さいころに観た気がしますがあんまり覚えてないな…。ゲームは何本かやっております。てなわけで「トゥームレイダー ファースト・ミッション」ですが、

 

おもしろくなかったです( ´・д・)

 

映画.comのあらすじはこんな感じ。

世界的人気を誇るアクションアドベンチャーゲームで、アンジェリーナ・ジョリー主演により映画化もされた「トゥームレイダー」を、「リリーのすべて」「エクス・マキナ」の人気オスカー女優アリシア・ビカンダー主演で新たに映画化。資産家で冒険家の父リチャードが行方知れずになって7年。ひとり娘のララ・クロフトは、父の残した秘密の暗号を解き、父が日本の古代の女王ヒミコが葬られたという、絶海の孤島に向かったことを知る。ヒミコの呪いが解かれれば世界は存亡の危機に陥るといい、父はその力の悪用を企む者たちから秘密を守ろうとしていたのだった。その事実を知ったララは、トレジャーハンターとして父の残したミッションを遂行しようと、香港の船乗りルー・レンの協力を得て島を目指すが……。監督は「THE WAVE ザ・ウェイブ」で注目されたノルウェー出身のローアル・ユートハウグが務め、ハリウッドのメジャー映画で初メガホンをとった。

 

 

アリシアちゃんは超かわいかったです。この映画の魅力は「アリシアちゃんがタンクトップで頑張る姿を愛でる」という一点だけだったように思います。とにかく終始アリシアちゃんが「んうううぅうう!!!」「んあああぁぁぁあ!!!!」とか言いながら飛んだり跳ねたりしてます。海に飛び込みビショビショに濡れるタンクトップ姿のアリシアちゃん、滝でおぼれそうになるびしょ濡れタンクトップ姿のアリシアちゃん、ボロボロの飛行機にぶら下がるタンクトップ姿のアリシアちゃん、敵を絞め殺すタンクトップ姿のアリシアちゃん…という感じで、タンクトップファンにはたまらないくらい映画の9割はアリシアちゃんがタンクトップで頑張っているのでタンクトップファンにはたまらない映画になっております。

 

あと、トゥームレイダーのゲームをやってるとあたりまえのように難所をトントンクリアしちゃうので気づきませんが、実際映画で生身のアリシアちゃんで観ると、「あぁ、やっぱこっから落ちると痛いよなぁ」とか「ふつうにこっから落ちると死ぬよなぁ」とか、今までゲームで何度も殺してきたララさんに謝りたくなりました。

 

 

映画の作りはほんとに酷いと思いました(笑) とにかく、行き当たりばったりと後出しじゃんけんとご都合主義でひたすら進んで行って、まったくドラマが付いてこず、明確な目的も見えないので、観ててとても退屈でした( ´・д・) 卑弥呼うんぬんは予告になかったので驚きましたが、卑弥呼の悪の魔術ガーみたいな非科学的なおとぎ話を、その恐怖とかそれが解き放たれると具体的にどうなるのかとか特に説明もされないまま物語が進んで、クライマックスではじめて実は卑弥呼は疫病に犯されてて、とか、その疫病に感染するとどうなるか、とか、卑弥呼がなぜこの島にいるのかとかがわかるので、なんていうのかな、物語を引っ張っていくパワーというかいわゆるコロガリがめちゃくちゃ貧弱だなぁと思いました。あと、結果世界を救った卑弥呼さんを爆破ってwwwというのはちょっと思いました。人間ドラマもぜんぶが薄っぺらくて、各キャラクターや展開がぜんぶとってつけたよなものに見えてしまって、なんというか、切迫感がまったくないというか、なんだろうこのドラマ性のなさは…と、久々に無の感情で映画館を出ました。まぁ最近いい映画ばかり見てたので…いい感じで中和されましたネ。タンクトップファンは観るといいと思います。

 

━─━─━─━─━─

好き度: 50点

おもしろくなかったです( ´・д・)

━─━─━─━─━─