【映画感想】「君の膵臓をたべたい」 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 

 

 

君の膵臓をたべたい

 

恐るべし、浜辺美波

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監督: 月川翔さん

脚本: 吉田智子さん

原作: 住野よるさん

出演: 浜辺美波さん、北村匠海さん、北川景子さん、小栗旬さん、他

上映時間: 115分

お話: 余命いくばくもない浜辺美波ちゃんが恋をします

好き度: ★★★☆☆ 3.5/5.0点

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「君の膵臓をたべたい」というタイトルに惹かれましてね…。

 

こんな映画か…

 

はたまたこんな映画か…

 

とTwitter上で遊んでいたところ、どうやら観た方々の評判が意外にも良くてですね。あとなにより、ヒロインの浜辺美波ちゃんが番宣でテレビに出てるのをみたんですが、これがとてつもなくかわいくて…。これは観に行かねばなるまいと思い、観に行ってきました。

 

ありがとう、浜辺美波ちゃん…という気持ちになりました( ´艸`)

 

映画.comからあらすじを引用すると、、高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに教師となった“僕”は、教え子の栗山と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。高校時代の“僕”は、膵臓の病を抱える桜良の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた――――という感じ。

 

まぁよくある難病モノというやつなんですが、もうこの映画、とにかくヒロインの浜辺美波ちゃんが今年ベストガール級の可愛さ、輝き、みずみずしさ、切なさ。彼女が巨大な中心として映画をグイグイと引っ張るアイドル映画としてとても良い映画でした。

 

ひょんなことからさえない主人公が、クラスメイトの浜辺美波ちゃんが余命いくばくもないということを知ってしまいまして。浜辺美波ちゃんはさえない主人公にターゲットオン!! 彼と一緒に残りの人生をすごしたい…ここから浜辺美波による怒涛の攻撃が開始するのであります!! これがもうすごいんですよ。主人公の男はイケメンだけど暗くてさえない童貞なんですが、そんな彼にもう容赦のない浜辺美波による色落とし攻撃ですよ。これ観てて思い出したのは、ゴッドタンの「キス我慢選手権」だったりしました(笑)

 

たぶん一番近いのはこれです(笑)

 

ほんとねこれはエロゲーか新手のAVですか?って思うくらいで(笑) 付き合ってもないのにいきなりクラスで一番の美女がいきなりさえない僕をスキなっちゃって…??みたいな感じなんですよ。もう観てる間僕はニヤッニヤでしたね(笑) アザとさギリギリのバランスなんだけど、これはアリだなと思わされる絶妙なバランス感覚の浜辺美波はほんとすごい。とにかく浜辺美波の破壊力が凄まじい。この映画は、これに尽きるんですよ。「ねぇねぇデートしようよ♡ 〇〇集合ね!」とか「君が図書委員になったからあたしも立候補しちゃった♡」とか、しまいには2人で九州旅行ですよ。

 

 

このですね、2人の九州旅行パートがとにかく凄まじい。

お部屋がひとつしか空いてなくて…ということでまさかの2人で同じ部屋に泊まることに…!なんだこの展開!AVかよ!

お風呂に入った浜辺美波がお風呂から「ねぇねぇタオル取って~」みたいな、童貞ドギマギみたいな。その後は高校生だけど初めてのお酒を飲んだ浜辺美波がほろ酔い+風呂上り+部屋着マキシワンピというトリプルコンボで彼を攻めまくる…。しまいにはベッドに連れてってとか、一緒に寝ようとか言い出す始末。もう童貞はドッギマギですよ。

ここで僕はおもいましたよ。「俺は何を見せられているんだ!!(満面の笑み)」とね…。最高でした。。主人公よ、お前、よく我慢できたな…。

 

何考えてんだよ、バカにしてんのかよ、とか主人公は思うんだけど。でもさりげない彼女の悲しそうな表情とか、もうすぐ死ぬという現実がそこにはあって、、何考えてんのかよくわからないけど、その笑顔の裏には切実な彼女の願いがあるんだろうと、想像できるから、とても切ないのです。

 

なんだかんだで距離が縮まっていく2人もとても微笑ましくてね…。もっとこの2人のデートを見ていたい…でも確実に病魔は彼女をむしばんで行きます(´Д⊂ヽ

 

こちらがマキシマンピマニアの私が歓喜した浜辺美波ちゃんの風呂上りほろ酔いマキシワンピになります。

 

で、こっから微妙だった点を挙げるんですが、結局、浜辺美波は病気では死なず、病気が治る前に通り魔殺人にあって、死んじゃうんですよね。この展開がちょっとイマイチに感じたりしました。覚悟してたよりも早く不条理な理由で死んじゃうわけですが、そもそも病気自体が不条理なものだし、それこそ病気だっていついきなり進行するかわからないわけでさ。伏線はあるにはあるけど、ここで通り魔によって浜辺美波を死なせる意図がイマイチわかりませんでした。あと並行して描かれる12年後の描写もイマイチでしたね。あれをするなら北川景子や上地くんの現在と過去をもっと掘り下げるべきかなぁとも思ったり。あと過去パートが魅力的すぎる分、12年後パートはちょっと説明が先行する不自然な演出が多かったかなぁと思いました。

 

まぁ原作がそもそもこういう構造らしいのでなんとも言えないけど、ここまで浜辺美波の破壊力が凄まじいのなら、ここの一点突破で12年後パートなしで行っても良かったんじゃないかと思いますね。まぁそれほど、ちょっと想像以上に浜辺美波のモンスター女優っぷりというか天然記念物っぷりというか、ちはやふるの広瀬すずとかもそうだったけど、今しか見れない感といか刹那的な輝きがこれでもかと詰め込まれてて、この浜辺美波を堪能できただけでも1800円の価値はありましたよ。