ネイバーズ2
好き度: ★★★☆☆ 4.0/5.0点
「で、その血のり、どこで手に入れたんだ?」
「え?フツーに、使用済みのタンポンだけど?」
前作に引き続きDVDスルーになった「ネイバーズ2」を観たのでちょろりと感想を。ひとことで言うと、1作目より好き!!(・∀・)ですね。バカなのは変わらないんだけど、1作目よりも笑いどころも個人的には多くて、なにより優しさにあふれてたのと、1作目よりも出てる女の子の数が多いということで、2作目である今作に軍配!(笑) まぁ冗談はさておき、僕はとても好きな映画でしたよ!
あらすじは、、前作で男子学生テディとのトラブルも解決し、平穏な生活を送っていたマックとケリー。今回は第二子妊娠がわかって今の家を売って引っ越そうと。いろいろ手続きを進めて、あと1か月なんのトラブルもなければ売却決定…だったが…しかし、そんなある日、空き家だった隣家にイケイケな女子大生クロエたん演じるシェルビーが引っ越してくる。大勢の友人を呼んで連日連夜パーティを繰り広げ、ビキニ姿で日光浴をするシェルビーら女子学生たちに対し、マックはかつての天敵テディを味方につけ、再び仁義なき隣人バトルを開始する。ーーーというお話。
フラタニティの次はソロリティだ!!
前回はアホなフラタニティが隣に来ちゃってどうしようというお話でしたね。今回出てくるのはソロリティ。フラタニティはどんちゃん騒ぎのウェイウェイパーリーをやりまくりでしたが、ソロリティはパーティをやっちゃだめらしいんですよ。それに不満ムンムンなのが、、新入生のクロエたんなのです。今回、いいところに目を付けたな(´∀`)と思ったのは、大学デビューを目論むクロエたんという視点。ここがとても魅力的でしたね。クロエたんは、大学生といえばドラッグ、セックス、ドンチャンパーリーっしょ!!と、実はそんなキャラでもないのですが、そこにすごいアコガレを持っているわけで、言っちゃうとこいつ、いきがってるけど実はこっち側の人間なんですよ。そこが可愛くてね~無理しちゃってる感じっていうんですかね?(笑) でもそのこっち側の人間があっち側になろうなんて、まぁ要は偽りの自分なわけじゃないですか。やっぱり無理が出てくるわけです。ちょいちょいはさみこまれる、ガチのウェイウェイのパリピと相対した時の「あぁやっぱりアタシこういう空気ムリ…」ってパーティーから帰っちゃうっていうシーンとかすげぇ好きですね(笑) アメリカのこの手のティーン映画でありがちな、なんというかめちゃくちゃやれるやつのほうがイケてるっていう風潮に、いや、でもそんなこともないよ、と。ムリしなくていいよと。ありのままでいいじゃん、と。レリゴーですよ。そういう優しいメッセージもあって、まあアナ雪と違って飛び交うのは雪ではなく、使用済みタンポンだったりするんだけどね(笑)
あと、セス・ローゲンとローズ・バーン夫婦は相変わらずダイスキ!! この2人のやりとりはいつまでも観てたいですね。前回と同様にまぁなんというかおとなりにあいさつに行って「ちょっと静かにしてくれるかなぁ」なんて言いに行ったらですよ、今回の敵は女子…そこをうまくつかって、「女性差別だ!!」と「ソロリティを閉鎖させるなんて非フェミニストね!」とか、もう今回は女性差別を盾に居座るというこのご時世だからこそのすばらしい武器を使う女子たちをどうやって倒すのか…というのも魅力。今回はギャグもきわどいものが前回よりも多目でしたね。声出して笑ったシーンは前回より多かった気がするなぁ。
このシリーズはほんとに最後にほっこりさせられるんですよね。今回は、クロエたんたち女子グループの最後、セス・ローゲンとローズ・バーン夫婦の最後、テディの連れたちの最後、と3つのラストシーンがそれぞれあるんだけど、なんかどれも良くてね~。ウルッときちゃいましたね不覚にも。「今年No.1 お下劣ドイヒー映画!!」というコピーがパッケに書いてありましたが、落としどころは真逆。非常に人間的で温かい優しい映画だよ!(´∀`)