モアナと伝説の海
好き度: ★★★★☆ 3.5/5.0点
「奴はとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です:(;゙゚'ω゚'):」
ディズニー新作アニメーション、「モアナと伝説の海」を観たので感想を。予告を観ても正直そんなに楽しみな感じはなかったんですが、ディズニーアニメは全部映画館で観る主義なのでいってまいりました。
これけっこう自分と重なるところが多くてですね、僕は実家が某都道府県で某製造業をやっててまぁ自営業なわけですがね、この映画観てるとそことけっこう重なりましてね。とてもグッときましたね。楽しかったです(・∀・)
あらすじは、、、かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナは、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。というお話。
このモアナはモトゥヌイという島で、まぁ非常に閉ざされた環境で(でもすごく楽しそう)、まぁなんというか外との接触をひたすら避けられた環境で育てられるわけですが、やっぱりモアナは外にでたい、外の世界を見てみたいなんて思ってるわけです。僕も書いたように自営業なんですが、やっぱり上の世代はすぐに帰ってきて家業を継いでほしいとものすごく言ってくるわけで、なんだかとても感情移入しましたね。でも一度くらい外の世界を見てみたい、ぜったい今より良くする何かを掴んで帰ってくるから、と、まぁモアナと同じように外で働いているというのが今の僕。いろんなことを経験して、ちょっと挫折もしつつ、でもあきらめずに目的を全うしようと頑張るモアナには感動しましたね~(・∀・)
マウイもとても愉快なやつで楽しかったですね。いろいろな段階を経て、彼・彼女の関係性がちょっとずつ変化していく見せ方も無駄がなくて素晴らしかったです。二人とも成長がとてもロジカルなんですよね、脚本に無理がないというか、このへんはやはりさすがというところでしょうか。
あとこれ、だからダメとかそんなんじゃなく、映画自体とは全く関係のない点で個人的にショッキングだった点があるんですよこの映画(笑) 嫌いとかじゃなくね! この手のディズニーでけっこうはじめてちゃんと具体的な「年齢」が口にされるんですよディズニープリンセスの。当たり前なんだけど、そこはなんか不詳にしてほしかったんだけど、この気持ちわかる人いるかしら?笑 なんかほんと些細なことなんだけど、ディズニープリンセスの年齢が具体的に提示された瞬間なんか、一気ハッとなったというかさ(笑) そこでハッとなった自分にハッとなったんだけど。何だろうこの気持ち。なんかショッキングだったんだよなぁ〜うまく言葉にできないけど(笑) 思わぬところで、僕がディズニーに抱いていたファンタジー性が揺らいでちょっとおもしろい事案でした(笑)
あと、すみません、ほんとにゲスなアウトな文章を書きますが、ラストシーンですね。通過儀礼を経て一回り大人の階段をのぼって成長したモアナが最後に手にするもの…。まぁある貝殻なんだけど、これがね、すみません、女性器のメタファーにしかみえなくてね!(言っちゃった!!)、思わず笑っちゃったんですよ。勝手なあれですよ?でも、そうにしか見えなくてね、なんとストレートな少女の成長のメタファーだろうかと。前半でも同じのが出てくるんだけど、その時と明らかになんか違うんですよ色と言い、貝殻の感じが、なんというかあきらかに艶やかというか、見せ方もね、わざわざ内側をみせるんですよ(ごめんほんとアウトな文章だな) でももしそういうメタファーとしての貝殻だとしたらディズニー恐るべしだな、と。だって最後わざさわざそれの内側をみせるんだよ!そんなことをずっと考えてたらマッドマックスオマージュとか水の表現がすごいとか、そういうの全部吹っ飛んじゃったよ!(笑)
いや~どうかしてるな。でもこれに対して言及してる人ぜんぜんいなくてね、、いやだからやっぱどうかしてるのか。