チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話
好き度: ★★☆☆☆ 2.5/5.0点
「明るく、素直に、美しく」
なにを観ようかしらと、映画館の前をぶらぶらしていた仕事終わり。ポスターの広瀬すずちゃんと目が合ってしまったのでまったく見る気のなかったチア☆ダンを観てきましたよ~。とはいっても広瀬すずちゃんは「海街diary」「ちはやふる」と僕の年間ベストテンにここ数年必ず入ってきてる女優さんなのでね(´∀`)カワイイ広瀬すずちゃんとおへそ見れればまぁいいっしょ!って感じで行ってきました。映画自体はアレでしたが、やっぱり広瀬すずは凄かった!!(゚∀゚)という感じでした。
ではここで「おへその国からこんにちは」をお聞きください。へそんとこよろしくぅ~!!!
あらすじは、女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったというホントの話です!!(´Д`)ほんとにそういうお話だったのでご丁寧な題名は嘘ではなかったですよ!てなわけで、チア☆ダンですが、ほんとに映画はじまってすぐに、「あっ…」と、「この映画やばいかも…(悪い意味で)」と思ったのです。とにかくテレビ的な演出というか今どきテレビでもやらないだろみたいな演出のつるべ打ちで…(雷ごろごろ~とか正気か?と思ったよ…)とにかく不快なはじまりだったのです。。
で・す・が…、中盤で広瀬すずがね、怪我をしちゃうんですよ。もう試合に出れませんと。そういう展開があってですね。そんな中、広瀬すずがみんなを鼓舞してある大事な試合に舞台袖から送り出すというシーンがあるんですが、そこで今までのアホみたいな演出がうそかのように一気にドキュメンタリックなカメラワークになり広瀬すずの表情をアップで追うんですがね、ここでの広瀬すずがほんっとうに素晴らしいんですよ。僕思わず泣いてしまいましたよ( ;∀;)なんというんですかね、あの場面の広瀬すずの表情というのは、ほんとに言葉にできないというか、ほんとにもうあの表情でしか語り得ない感情なんですよね。それをほんとに映画的に、撮っちゃったというか撮れちゃった感じかもしれませんが、あの表情一発で僕はこの映画が憎めない存在になったというかね。ほんとにここから終わりまで映画的なシーンはひとつたりともないんですが、ここだけがほんとうに、なんというか忘れがたいというかね、なにか奇跡が起きちゃってたなと思うのでした。すごいぞ広瀬すず!!
あとグッときたのは中条あやみちゃんですね。中条あやみのなんというんですかあの、責任感が強くて、強くあろうと頑張って、それでも実は弱くて、いろいろ背負い込んじゃいがちな、長女キャラ。僕が最近ハマっている長女感のある女性に、新たに中条あやみちゃんが仲間入りという感じ。なんというか、「がんばったね~( ;∀;)無理しなくていいよ~( ;∀;)」と抱きしめたい感が異常というかね。今まで付き合ってきた元カノが全員ひとり残らず、末っ子、という僕は次は長女と付き合おうと心にそっと決めたのでした。中条あやみさんお待ちしております…。(アホか)
というわけで、グッときたのはそんくらいでね。とにかくノイズが多すぎた映画だったのと、なんといっても最後クライマックスが残念でしたね。そこはちゃんと見せてよと。アイドル映画なんだから、マジで、ガチで、ここのクライマックスに勝負をかけるという気合は観たかったですね。そんなにうまくなくてもいいんですよ。ただ彼女たちが真剣に踊るそのドキュメンタリックな姿を混ざりものなしで、そこを信じて撮る、という製作者側の勇気のなさが、残念な映画でした。
しかし、あの中盤の広瀬すずのあの表情一発。あれがあっただけで、この映画を僕は嫌いとは言えないのです。映画って不思議なもんですな。