マグニフィセント・セブン
好き度: ★★★☆☆ 3.5/5.0点
荒野のイコライザー
七人の侍、荒野の七人、そしてこのマグニフィセント・セブンがやってきました。監督はアントワーン・フークア。主演はデンゼル・ワシントン。あの「イコライザー」コンビ+豪華キャストでリメイクでございます。
例によって映画.comさんからあらすじを頂戴すると、暴虐の限りを尽くす男、バーソロミュー・ボーグに支配されたローズ・クリークの町の人々は、賞金稼ぎのサムを中心に、ギャンブラー、流れ者、ガンの達人など7人のアウトローを雇う。最初は金のため町を守ることになったサムらだったが、いつしかその目的が金だけではなくなっていることに気付く。ーーーというお話。ま、荒野の七人ですわ、あたりまえですが。
てなわけで、マグニフィセントセブン、楽しかったですよ(^^)まず良かったのは7人のキャラ立ちですね。人種バラバラにしてるだけあって、非常に個性豊かでチームモノとしてとても楽しかったです。ボスのデンゼル・ワシントンの佇まいはさすがであるのはもちろん、イーサン・ホークとイ・ビョンホンのコンビや、クリス・プラットのアウトローっぷりも好み。7人が並んでる画がしっかりめっちゃカッコいいってのはなによりも素晴らしかったです。いいチーム男子でした。
あと、良かったのは悪役ですね。初っ端からこいつがどんだけ悪いやつかをしっかり観客に刷り込むまじ最悪っぷりが素晴らしくて、教会を燃やすまで行くところは観てて「おお、まじか」とビックリしました。素晴らしい掴みでございました。あとは何と言っても、それに対するヒロインの未亡人ですね。めっちゃエロくて、そしてたくましくて、見てるだけで応援の気持ちが湧き上がってくる、そんなヒロインでした。あとやたらと胸元を強調してくる衣装選びにもニヤリとしました( ̄▽ ̄)
クライマックスの超アクション展開も良かった!最近なかなか景気良く人が死んで行くアクション映画を観てなかったので、すげぇ楽しかったですし、対決に向けての準備シーンもしっかりあったし、いざ対決となるとほんとに「景気がいい」としか言いようのないアクションシーンの連続で興奮しました(^^)
ただ、ちょっと全体的に味付けが薄味というか、ちょっとポンポン話が進みすぎな感じもして。あともーっとコテコテの味付けで行ってほしかったなぁなんてところもあって、それぞれの見せ場と死に際は個人的にもっとコテコテにヒロイックに描いてほしくもあって、全体的に超凄いアクションなんだけど、個々のアクションで気持ちのいいいわゆるヌキどころがなかったなーなんて思うところもあったりなかったり。
ですが、全体的にはすごく楽しかったし、ちょっと薄口だけど大盛のハンバーグを食べたような感じでおなかいっぱいでした!ごちそうさまです!(なんだそりゃ)