【映画】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 


シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
鑑賞日: 2016年5月1日
映画館: T・ジョイ出雲

 

 

 

 





好き度: ★★★★☆ 4.5/5.0点


 

 

MCUの「帝国の逆襲」、「シビル・ウォー」




「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」観てきました!大・満・足でしたよ!ψ(`∇´)ψ



童貞世界代表とプレイボーイ世界代表の熱き闘い!!

 

 

 

 

 

ヒーローというものを国が管理するべきか否かっていう話ですが、この間観たバットマンvsスーパーマンとすごく似た話ですね。個人的にはBvSはあんまり楽しめなかったのですが、今回のシビル・ウォーは文句なく傑作だったと思いました~(^ω^)

MCU作品を観るたびにリアルタイムでこの大河を追いかけることができてることにとてつもない喜びを覚えるわけだけど、今回はそのMCUが作り上げてきた時間を知ってれば知ってるほど喜びと切なさをとても感じる集大成的作品だったように思います。1作目のアイアンマンの時点でここまでくることを想定していたのだろうか?ともかくやっぱり凄いぞMCU!と言わざるを得ないです。今回描かれるそれぞれの行動原理や葛藤はそれまでのそれぞれのMCU作品で描かれてきたことの積み重ねがあってこそのこの作品であるので、やっぱり一見さんには厳しい作りにはなってきてはいるものの、ずっと見てきた人ならこの人がこっちの道を選ぶという選択にかなり説得力があると思うんですよね。この説得力を生み出すまでに、10数本の積み重ねは必要だったなと。積み重ねてきたからこそできる映画になっていました。


ギミック感あふれるアイアンマンチーム




全力疾走するスカーレットウィッチの胸に目が行ってしょうがなかったキャップチーム

 

 

 



シビルウォーの肝であるキャップとスタークの関係性をあくまでも軸にしっかりと据え置いて、これまで培ってきたキャラクターたちすべてにしっかりとフォーカスを当て見せ場を作り、新しいキャラクターをしっかり立たせて、MCUのフェーズ2の終了とフェーズ3の開始の架け橋として機能させつつ最後はやはりしっかりとキャップとスタークのお話に終着させる。いったいどんな方程式を解いたらこれらをキレイに交通整理してめちゃくちゃおもしろいエンターテイメントに仕上げることができるのだろうか…恐ろしい限りですな。


スカヨハ姐さんが今回も最高でした!




前、町山さんがたまむすびでスカヨハのブラックウィドウを女将さんって言ってたけど、シビルウォーのブラックウィドウはまさに女将さんで、もういつにもまして最高の極みでした。頑固なおじさんたちのケツをたたいて、逆にシュンとなったらなぐさめて、とにかく丸く収めようと努力した唯一の人間であり、まさに理想の女将さんでした。スカヨハが活躍する序盤のアクションも最高でした。もうスカヨハだけ観ていたい…。なーんて言ってみたものの「LUCY」みたいなへっぽこ映画もあるからねぇ。スカヨハ主演の実写版「攻殻機動隊」はどうなることやら…。


「『帝国の逆襲』っていう映画を観たんだけどさ!」とおじさんたちの前で言うスパイディ。意図的な引用なのでは…




途中たぶん製作側は意図的だと思うんだけど、「帝国の逆襲」オマージュが出てくるんですよね。まさにこの映画はMCUの「帝国の逆襲」だったと思います。物語のトーンと内容もそうだし、直接的に引用されるスパイディーのセリフはもちろんのこと、父と息子の物語に、切れる腕、そして最後の冷凍まで。いい引用だったなぁーと思います。だから、カタルシスがないという批判もあるみたいだけど、これはMCUの帝国の逆襲と見れば、カタルシスがないのは意図的なんじゃないかと思うんですよね。この壮大な戦いもまだフェーズ3の序章でしかないというのは恐ろしい限りですが(笑)

ともかく、僕はシビル・ウォーは大好きな映画でした!なんか釈然としなかった「アベンジャーズ/エイジオブウルトロン」よりもぜんぜん好き!

とりあえず、次のMCU作品が来るまで、まだ観てないエージェントオブシールドのシーズン2とデアデビルとエージェントカーターの観てない分を追いかけつつ待ちたいと思います~。


おわり