【映画】「リトルプリンス 星の王子さまと私」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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リトルプリンス 星の王子さまと私
鑑賞日: 2015年12月24日
映画館: ヒューマントラストシネマ渋谷

 


好き度: ★★★☆☆ 3.5/5.0点



ファンタジーを信じさせてくれる姿勢には感動



吹き替え2Dで鑑賞。「星の王子さま」は未読。一言で感想を言うと、メッセージは好き!(^ ^)という感じ。
 

 

 
とにかくファンタジー、フィクション、物語、これらを肯定してくれる優しい姿勢にグッときました。こういうメッセージの映画は本当に好きだし、ファンタジーを信じさせてくれて世界を肯定的に捉える視点は素晴らしかったです。
 

 

3Dアニメーションとストップモーションアニメの使い分けはとても良くて、特にストップモーションアニメ部分の造形は素晴らしいの一言。とてもノスタルジックな気持ちになって見てるだけでウルッとくる造形の連続でした。
 

 

 
管理社会の描き方、前半の現代パートがどこかディストピアSF風なのも良かったですね。もろにテリー・ギリアム風でそれがアニメーションで表現されるのがイヤーなヤダミがあって良かったです!
 
が、後半がちょっと退屈だったのが残念。少女主導のファンタジックな世界に入ってから、ここでも前半の社会をファンタジックにしたような、ある種ステレオタイプなディストピア管理社会の様子が描かれるので前半で見たようなものを繰り返してるように感じ、作劇としてあんまり上手くないように感じました。
 
だけど、星の王子さまをちゃんと読みたいな!と思うくらいの魅力はあったし、メッセージのゴールも良かったから、ゴールまでの道筋をもう少し変えてくれればなぁと思いました。前半はかなーり好き。あと、おじいさんとの交流によって少女の心が開かれてく前半の過程は、ライムスターの「モノンクル」を想起しましたよ!
 

 

 

 

 

 
まぁ、後半ちょっと退屈だったけど全体的には楽しんだかなぁという感じでした!


おわり