【映画】「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」「ジュラシック・ワールド」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。

 

 

 

 


ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
鑑賞日: 2015年8月8日(土)
映画館: TOHOシネマズ六本木

 



好き度: ★★★★☆ 4.5/5.0点


 ありがとう!トム・クルーズ!


ものすごくおもしろかった!!シリーズでは前作のブラッド・バードによる「ゴーストプロトコル」がいちばん好きだったけど、今作がシリーズではいちばん好きな作品になった。

 


とにかく見せ場の応酬で各シークエンスごとに超魅力的な見せ場が用意されていてしかもそれぞれ見せ方がすごく整理されているのでものすごく飲み込みやすくしっかりノリやすい映画に全体的になっている。それぞれのアクションの目的と方法と結果をしっかり見せるというアクションのロジックがしっかりしているのには感心した。アクションがインフレしていったいこいつは何のために何をしているのか…となってしまう映画は多くなってる中このバランスはお見事。アクションシーンも物語が止まっておらず、尺の割に話のテンポがものすごく良かった。


 


前作で強固になったチームものとしての魅力も今回でさらに良くなっていた。特にみんな大好きサイモン・ペッグは最高!サイモン・ペッグとトム・クルーズの絡みはほんとに見ててずっとニヤニヤしてたくらい多幸感の塊だった。このチームをずっと見てたいと思うトムクルーズのワンマンでは決してないチームとしての魅力がしっかりあったのはわかってるなー!とうれしくなった。


 


今回の魅力はヒロインのレベッカ・ファーガソン。このキャラクターの魅力が凄まじくて、エロさと強さをしっかり持ち合わせてて、その強さに説得力がちゃんと出るアクションと何より身体を仕上げてきてる感じが当たり前だけどエライ!!生半可な覚悟でアクションに挑む日本のしょぼい女優さんたちは見習ってほしいですな!






ジュラシック・ワールド
鑑賞日: 2015年8月9日(日)
映画館: TOHOシネマズ六本木

 


好き度: ★★★☆☆ 3.5/5.0点


終わりよければすべてよし!



すっごく期待してたけど、それほどではなく…。でも、しっかりおもしろかった。

 

まず話のテンポと展開のゆるさがめだったのが残念だった。序盤は正直退屈だったし、オリジナルのオマージュは楽しかったけど、3~4場面くらい視点が行き来して今の状態を説明する手際がなんかモタモタしてて、ジョン・ウィリアムズの音楽もあがるんだけど使い方にもっとケレンを出してほしかったなとか、恐竜たちがわーっと広がる1にあった高揚感があまり感じられなかったなぁとか。。もっと視点の行き来を抑えてかつ手際良くまとめてほしかったなぁっていうのは求めすぎかなぁ。 後半インドミナスレックスが逃げ出して大変なことになってから、2万人のお客さんたちはどうなっちゃうんだ!といういちばん見たいサスペンス的に盛り上がる要素を、反則的に時制を真昼間から夜にすっ飛ばして放棄してたのがなにより残念だった。ここはいちばん見たいところだったなぁ。ライド性の高い映画なだけに施設側の上層部よりも施設にきてるお客さんたち目線のほうがこっちの感情移入もしやすいし、2万人という数の魅力もあるし、ここはぜひ生かしてほしかったなぁ。正直あの程度の飛竜だけじゃ物足りない!

 

しかーし、終わりよければ全て良しというか、ラストの見せ場は、もう見事としか言いようがなく、泣いた。まさかアイツが出てきてアイツと戦うとは!しかも明らかに敵わないであろう敵に勇敢に立ち向かうラプトルの姿!!これはもう素晴らしいとしか言いようがない!!さすがレジェンダリーピクチャーズだな!と思う見事な怪獣映画になっていた!万歳!

 

あと個人的にヒロインのいけ好かない女であるクレア(ブライス・ダラス・アンダーソン)が非常に好きでしてね、ここぞとタンクトップになって甥っ子たちを守らなければと焦り出すあたりからはもう最高でしたな。今のところ今年のベストタンクトップ賞だな。