「ザ・イースト」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。




ザ・イースト
2月8日(土) 14:55~ TOHOシネマズシャンテ


好き度: ★★★★☆ /5点


ブリット・マーリングってすげぇな


今日の東京は大雪。ですが、ずーっと家にいるのもあれだったので、映画館にお出かけ。シャンテでザ・イーストを観てきました。すげぇおもしろかったですよ~!

潜入捜査ものとしてまずすごくおもしろかったんですよね!エコテロリストであるザ・イーストのまず、異常っぷりというかカルトっぷりがいろいろすごくて。

やってるテロじたいもすごいんだけど、普段の生活のカルトっぷりもすごくて、はじめの食事シーンから明らかな異常っぷりでカルト集団に潜入する潜入捜査ものとしてものすごくおもしろかったです。集団洗体シーンとか謎の王様ゲームとか。(あの、王様ゲームは楽しいのかな…w)


製作、脚本、主演のブリット・マーリング。

めちゃくちゃ綺麗な上に自分で製作して本まで書いちゃう有能美女!!
イーストと自分の職場である私設スパイ組織に板挟みになっちゃって、しかもイースト側のリーダーがあのアレクアンダー・スカルスガルドですよ!好きになっちゃう、心が動いちゃうのもやむなし!好きになっちゃいけない相手とわかっていながら遂にセックスしちゃう(しかも野外)という場面もベタだけど、エロかったな~。

心が動いちゃう一因にもなるパーティー潜入シーン。

エレン・ペイジの怪演もすばらしかったです。ぴったりだったなぁ。一番怖かったよ。
アレクサンダー・スカルスガルドも相変わらずの超イケメンっぷり。抱かれてもいいわ。


潜入捜査ものとしておもしろいのに加えて、環境テロリスト集団という設定、しかもこれほとんど実話って言うんだからすごいですよね。エコテロリストの気持ちもわかるんですよ。主人公のように。でもやっぱりやり方ですよね。そして環境問題、公害問題を見て見ぬふりをしている企業側ももちろん最悪なわけで。。これはアメリカで賛否両論だったのもわかる。でも、映画内で結論をださない姿勢はすごくよかったです。このバランスだから、いろいろ考えちゃいますし、なによりやっぱりブリット・マーリングすげぇと思います。


ヒロインの揺さぶり方がすげぇうまかったです。特に組織に入った前と後の主人公の変化がすごくおもしろかったし、ちょっとホラー的で怖かったですね。はじめはマックのポテトみたいなの食ってるんだけど、そういう細かいところがすごく効いてくる。ラストのゴミ箱のりんごを拾ってボスの前で食うシーンとか、ほとんどホラーで怖かったしおもしろかった。彼氏の家に一旦帰宅した時の「テレビの音大きくない?」っていうやりとりとか、そういうディティールで変化を表すという演出がすごく好きです。あと、エンドロールまでとてもよかったです。



カルト集団映画としても、社会風刺ものとしても、おもしろかったな~。




◆◇そーす太郎的注目ポイント◇◆


あの王様ゲーム楽しいのかなぁ………w



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スタッフ

監督
    ザル・バトマングリ
製作
    リドリー・スコット
    マイケル・コスティガン
    ジョスリン・ヘイズ=シンプソン
    ブリット・マーリング
製作総指揮
    トニー・スコット
脚本
    ザル・バトマングリ
    ブリット・マーリング
撮影
    ロマン・バシャノフ
美術
    アレックス・ディジェルランド
編集
    アンドリュー・ワイスブラム
    ビル・パンコウ
音楽
    ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

キャスト

    ブリット・マーリング
    アレクサンダー・スカルスガルド
    エレン・ペイジ
    ジュリア・オーモンド
    パトリシア・クラークソン


作品データ
原題     TheEast
製作年     2013年
製作国     アメリカ
配給     20世紀フォックス映画
上映時間     116分
映倫区分     G