現在進行形型「ヒストリーオブバイオレンス」
町山さんがたまむすびで紹介されていて気になっていましたので新宿武蔵野館でみました。(だいぶ前だからちょっとあやふや)
こんな父親死んでも嫌だ!(´・ω・`)
父親が元殺人マシーンでした~っていうクローネンバーグのヒストリーオブバイオレンスがありましたが。。
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この映画は、現在進行形で殺しまくってる、いい父親だと思ってたら殺人マシーンでしたものでございました。
主人公のククリンスキーを演じるのはマイケル・シャノン。このマイケルシャノンがすごっく良かったです!ほんとに何考えてるかわからない感じ(目が異常に座ってる感じ)がすげぇ怖いんですよね。奥さんはウィノラ・ライダー。ウィノラ・ライダーすげぇ綺麗だったなぁ久しぶりに見ました。
これもある種、「悪の法則」に近いものがあるというか、一回「悪」に足を踏み入れるともう抜け出せない悪循環に入っちゃうというこの世には身も蓋もない「悪」ってのがあるんだぞ!と。
しかもその「悪」を演じるのが、出ました!レイ・リオッタ!こーれは逆らえない!w ここにレイ・リオッタを使うという正しすぎるキャスティング。レイ・リオッタの顔の圧力ですよね。とてつもない説得力です。。
んで、レイ・リオッタに逆らえないしで、殺しの依頼をどんどん受けちゃうククリンスキー。家族には「俺、株で儲けてんねん」と誤魔化してお金をしっかりわたして、ちゃんと奥さんとセックスして、子どもも大事にして、とにかくいい父親だし、家族には疑われない。超怖い二面性ですね。
でも、時間が経つにつれ、仕事に慣れてきたククリンスキーはだんだん仕事が雑になってきて、アイスクリーム屋の仲間ができることで、それがきっかけで悪循環になっていく感じも「悪の法則」っぽかったなぁ。
それによって、あれだけ大事にしていた家族の前で、とうとう裏の一面を見せてしまうという場面があって、そこにほんっとイライラした次第。まぁこれは殺しだけどさ、やっぱ仕事のなんやかんやを家庭にもちこむのはいくない!となぜかそんなことを思ったり。そこからマフィアが家に来ちゃって家族にも危険がいろいろあったり。大事にしてた家族の崩壊することでククリンスキー自身も崩壊しちゃうのでした。
逮捕されてからは、獄中で謎の死をとげたらしいですね。超こえっ。
てか、夫が逮捕されてからのその家族になにか悪いことがあったりしないのかがすげぇ心配になりました。
この映画、けっこう前に見たから、こんなぼんやりした感想でおわり。
おもしろかったけどククリンスキーが超ムカつきました!
んん~観たの3週間前だから超ぼんやりしてる。。