最後の返信 | たそまらのんな~猫たちとの日々

たそまらのんな~猫たちとの日々

縁あって出会った猫たちとの毎日を、気の向いた時に綴ります。 
時々2022年に子宮頸がんにより30代で旅立った最愛の娘へのメッセージも…
2024年5月16日次男猫ソラが虹の橋へ

入院中
よく笑う娘から
届いたラインの最後の返信は
にこちゃんマークのみ

もう文章を入力するのも
しんどかったのでしょう…

亡くなる4日前でした

私の最愛の娘は
30代で旅立ってしまいました

2年半に渡る闘病でしたが
泣き言をいっさい言わず
常に明るく

きっと
私を気遣ってくれていたのだと思います

最後の最後まで頑張り抜きました

様々な治療も積極的に受けました

しかし
治療法がなくなり

コロナ禍で
面会もままならず

最後は家で…と
希望し

私の元に帰り、もう話すことはできなかったけど
帰ったその日のうちに
たった一日でたくさんの友人知人が
会いにきてくれて

皆が帰り
日が変わり
私と2人きり
手を繋いだまま
息を引き取りました


手帳の最後のページには
知らせてほしい人
様々なパスワードなどが
震える手で記されていました

にこちゃんマーク返信の
前に書き込んでいました

いくらなんでも
早すぎない…?

もう少し家で介護させてほしかった

でも
辛い痛みがなくなり
今は楽になったんだと
思うけど…

悔しくて悔しくて仕方ありません

救われたのは
娘の親友には
始めの広汎子宮全摘出術後
泣きながら
「子供を産めなくなった…」と
打ち明けたそうです
いずれは
親のない子を引き取りたい
とも…

そんな友人がそばにいてくれてよかった…

友人たちは
私を心配し
連日訪れて来てくれました
ご飯を一緒に食べては
私の知らない娘の姿を聞いたり
動画を見たり
良い友人たちに恵まれていた娘

幸せだったんだな
ありがたいです

娘の病気のことをご存知の方には
ご心配をおかけしておりますので
ご報告させていただきました

どうか
お気遣いはせず
心の中でよく頑張ったと
褒めてやってください

そして私は
娘が安心できるように
生きていきます