ずっと自分の中に抱えてきた劣等感
容姿ではかなり印象が悪く
コンプレックスもたくさん抱え
それを更に傷つけられる事も多々あった。
母親にかわいくないと言われて
やっぱり…って思う事もあった。
それに極端なあがり症で
人前で話すのも死ぬほど怖くて
そういう学校の行事があると
休んだ。
作文が得意というか
毎年先生から
意見発表会で全校生徒の前で
作文を読んでくれと頼まれたけど、
断固として断り続けた。
経済的にもかなり苦しく
継母が居たため、
高校を出たら一刻も早く家を出ようと
住み込みの仕事を選んだ。
結局、長女がおなかにいて
結婚、出産となり、
就職することはなかったけど。
私はいつも偽の自分を作り上げてきた。
静かで暗い自分を見せないように。
それでかなりの誤解もあるけど
そうしなければ
耐えてこられなかった。
いろんな人に助けられ
迷惑もかけ
未だ何も返すものがない自分に
情けなさを感じながら
相手のたった一言で悩んだり沈んだり
さらっと流せばいいものを・・・
一言がひっかかると
人との関わりをどうしていったらいいのかわからない。
感情の起伏が激しい。
自分の気持ちをどう表現していいのかわからず
何をしても楽しめず
冷め切ってる自分がイヤになったりする。
昔から変わった子だと言われた。
子供らしさがないと。
いつも冷静で一歩引いてみんなを眺め
あほやなぁ・・・と心でつぶやく。
そういう子供だった。
山の中、親戚や親たちと夜中に肝試しをして
みんな２～３人で歩いていくのを
私は一人でいい・・と
てくてく・・暗闇の中を歩いて
それがまだ小学生の時で、
大人たちは
「こいつは何でも平気。顔色変えることが無い」
って。
そして
「かわいげがない」
と。
親戚のみんなが遊んでても
私一人、車に乗り込んで
一人で時間をつぶす。
何度呼ばれても、車から降りず
帰る時間までずっと車の中。
私は相当かわってた。
というか・・
未だに変わってる。
そして周りが困惑する。
けど、そういうテンションになると
自分でも気分を切り替えるのが容易ではない。
ただ静かに何もせず何も考えずにいたいだけ。
私と他人とは考え方が違って当たり前。
それを自分の中でうまく処理できるまで
少しだけ時間がかかる。