縁側に肉球
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どこか








住んだことのない街にいって
偽物の名前で生きる

私を知らない人に囲まれて
何もないアパートで

趣味はなく
出来れば
猫が一匹いるだけで

果てしなくただ独りの夜を
何度も
何度も

気がつけば
年をとっているだろう

誰に知られるということもなく
ひっそり絶えて


そんな妄想を
毎日抱く
ここでの自分に嫌気がさして
どこか行きたくて
どこでもない どこかへ行きたくて…







だってもうここにいる

20080207




この道がどこに続いてるかなんて

本当はあまり考えてなかったりする


だって やっぱり あまりにもいろんなことが起こるから

考えてたって 道それちゃうもんだよね


いやなコトや 凹むコトも

その道を作ってる


振り返れば そんなでこぼこも

今の自分の歩みにつながってるんだな


今の自分は もうだって存在しちゃってるから

それを否定しちゃったら 前にはすすめない


だって もう ココにいるんだもん


ココにいて ココから また1歩踏み出すよ


結局歩いていくしかないんだし

新幹線やスポーツカーなんて乗れるがらじゃないから


忘れた頃に振り向いてみれば

ちょっとは進んでるかもしれないし


後戻りはないもの

立ち止まってるようで進んでるのが人生だから


否が応でも進んでるのが人生だから


だから まあ また 歩いてみるさ

ちょこっとずつね








今となっては

2000101




僕が急に立ち止まったので

君は勢いを殺しきれず 僕にぶつかった


肩の後ろに はんを押したように

じんわりと君のおでこの感触


そんなにすぐ後ろを歩いていたんだね



そんな風に君を受け止める方がたやすかったはずなのに

なぜかだんだんと僕は君から離れていったみたいだった


なぜだろう

なぜ立ち止まってしまったのか


君が、好きという気持ちを

ぐいぐいと僕にたくさん手渡していてくれたから


なんだか贅沢なお金持ちのように

もういいやと思ってしまったいたのかな



ごめん


今となっては


君の足音がすぐ近くに聞こえないことも

あたりまえに体を預けてくれた気安さも


くるおしく懐かしく


ごめん


今となっては


言葉にしても もう遅いんだけど


今となっては









涙腺のスイッチ

20071105



あ、と つまづいた風みたいになって


それからは面白いほど簡単に涙が出た


もう どこに涙腺のスイッチがあるかわからない


テレビみてても スナック菓子食べてても


いきなり ボロボロ 落ちてくる


なんだか 止める気力もなくて


もう だだ漏れ


「そんなに悲しいの?」

「なにが? なにで? どうして?」


そこはかとない自問自答


でも まあ しようがない


今は 流れるにまかせよう


そういう スイッチが入ったから


そういう 時間








のら猫に なりたい

20071009



のら猫に なりたい


ここではない どこか知らない街で

誰にも 飼われることなく


気が向いたら 街を歩いて

草むらや軒下で 昼寝して


時々えさをもらう馴染みさんはいても

誰にもとらわれない 自由なまま


安定はないけど

でも 自由


時にはさみしいかもしれない

おながすいて たまらない時も


でも 自由


いろんな名前で呼ばれて

でも どれも本当の名前じゃない


いなくなっても 誰も気にしない

ちょっとだけ さみしがる人がいるかもしれないけど


そんな風に 自由に

そして 独りで 死んでいく


そんな のら猫に なりたい







欠陥品

20070922



そっか 僕ってやっぱり欠陥品だったんだ


みんなそんなにうまくやってるの?


要領よくさ、

家賃払って、掃除して、真面目に会社行ってさ、

なんもかんも?


みんなそれなりに常識的に生きてるんだね


僕は 不器用だから 道からはずれたみたい


だから 欠陥品


普通じゃないと 居場所ないんだね この世の中って


孤独だなぁ 孤独だよ


どっかに価値が、て 自分で探してるだけなんて


なんもかんも しようがない


欠陥品だったんだから







正しいこと

20070913



何が正しいかなんて 答えはすぐわかる


でも


どうして 正しいことをいつもは出来ないんだろう


そうすることによって 波風が立つことがある


では 波風を立たせないやり方が正しいの?


正しい答えを知ってたはずなのに


それは 正しくなくなってしまったの?


傷つかずに あやまちはおかせないだろう


傷つかずに 正しいことも出来ないの?


息をひそめて やりすごせば


でも それでは何も変わらない


自分の中にある 正しさをどうすればいいの?


なぜ 正しいことが こんなにも哀しいんだろう


この痛みが表してるのは あやまち? 正しさ?


なぜ 正しいことが できないんだろう・・・・







でも 生きてる

20070911



どこまでも むなしい道が続くのだろうか


全ての問題に対して非力で

自分の代わりどころか 優秀な人間はいくらでもいると

思い知らされ 

何度も自分の存在意義を 自分に突きつけようと


でも


でも 生きてる


生きるしかない


人間て 不器用のようで器用

つらいことは忘れるし

落ち込んだ後は元気になる


どうせむなしい道なら

少しでも楽しくしたほうが身のため


そう結局は自分のためなんだ

自分のためだけでいいじゃないか


他人がどのように生きようと

決して同じようには生きられないように


自分がどのように生きようと

結局は自分にしかその価値はわからない


だったら ちょっとでも楽しくやればいいじゃないか


何もないような道でも

草も生えてれば 虫もいる

見上げれば空もある


楽しいのアンテナをはれば

少しは違って見えるんだ


生きてるから


生きよう


そうして 生きてこうよ







いっしょのが楽しい

20070904



ねえ こっちにおいでよ


だって ボクなんか


なんかじゃないよ? 大丈夫だよ?


ほんと? いじわるしない?


しないよ 


仲良くしてくれる?


するよ てかお互いにだよ


そっかー 行こうかナァ


おいでよ 楽しいよ


楽しい?


ウン いっしょのが楽しいよ


そっか そうかもしんない


大丈夫だよ


ウン キミを信じるヨ






夏の終わりに

20070831



夏の終わりに あなたに会った


日に焼けた腕に 袖の線ができてた

汗をタオルで無造作に拭いたね


みんなで遊んだ後 うちまで送ってくれて

冷たい麦茶 一気飲みで笑った


そっと あなたに近づきたくて

微妙な距離感

振り返ったから 笑ってごまかした


どんなものに 心揺さぶられる?

いろんなことが知りたいよ


あなたが笑っても笑わなくても

どきっとして 考えちゃう


さわりたくて さわれなくて

風が通る・・・・・


夏の終わりに 恋に出会った

夏の終わりに














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