司法書士法人トラスト代表の関です。
私たちは日頃業務の合間を縫って社内勉強会を行っています。
内容は以下のとおり
・相続
一口に「相続」と言っても業務を行う上で相当な範囲の知識が必要になります。
複雑な数次相続、相続放棄等も当然ですが、一番重要なのは「税」です。
「相続した後に売却したい」という場合に、どのような登記をすれば税金が少
なくなるかというような知識は絶対に必要になります。
また、「相続税」は税理士の仕事ですが、「司法書士で遺産承継の手続きを終わ
らせてあとは税理士に申告をお願いする」という司法書士もいるかもしれま
せん。
本来、事前に税理士に確認いただきその後手続きを進めるべきですが、相続税
の知識があり、その事前の確認で税理士から指摘のないような遺産分割協議書を作成できる司法書士が依頼者から信頼される司法書士であると考えます。
・家族信託
私たちが力を入れている業務の一つですが、こちらは司法書士試験合格の知
識だけでは全く太刀打ちできません。
税金の知識は勿論、登記についても非常に難解であると感じております。
・事業承継
私が個人的に最も好きな業務です。経営者は人間である以上、必ず交代の時期
がやってきます。
・企業法務・財務
商業登記は、司法書士の代表的な業務の一つですが、現実税理士事務所の下請
けのような司法書士が多いのではないでしょうか。
私自身、このやり方では今後の商業登記には未来はないと感じております。
司法書士は「会社法」「商業登記法」の知識は、相当高いものを持っています
のでこれを活かしつつ、企業にとって下請けではなく必要な存在になれるよ
う模索しているところです。
今後10年20年後司法書士の業務は大きく変わっていくことになるでしょう。
従来の登記業務だけではなく、それ以外の部分でもお客様のお役に立てるよう定期的に社内勉強会を開催しスタッフ全員の知識向上を図っております。