司法書士で開業をお考えの方は、決済業務や商業登記、相続等をやらないという事はないと思うのですが、「成年後見」については如何でしょうか?
正確なデータは不明ですが、新潟県司法書士会では、リーガルサポートに入会している割合が約30%、名簿登載している割合は20%以下だと思います。
何と半数以上、7~8割の司法書士が後見業務には見向きもしないのです。
登記や相続等の業務を断る司法書士はいないと思うのですが、「後見業務をやらない」司法書士は凄く多いのです。
理由としては
・休日や深夜に対応しなければならない場合がある
・報酬単価が他の業務と比較して著しく低い
・そもそも後見業務自体が煩わしい
といったところでしょうか
私たちトラストでは現在約140名の方の後見人等に就任しております。
正直なところ、休日や深夜に対応しなければならない場合もありますし、報酬単価も他業務と比較すると割に合わないと思います。
しかし、日々ご本人様やご親族、施設等の方々より感謝の言葉をいただいておりまして、私は「司法書士業務の中でこれほど感謝され、やりがいを感じられる仕事はない」と感じております。
だからこそ、ここまで続けてこれたのだと思います。
今後も高齢者、認知症の方は増加していくことになりますが、一人でも多くの司法書士が成年後見業務に携わっていただきたと願っております。