6/18(火) ブランクーシ展 @アーティゾン美術館 | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2024年06月18日(火) 大雨

【横浜】最高気温 24.3℃ / 最低気温 18.4℃

 

今日は14時から2時間の時間休を取って、大雨の中、アーティゾン美術館に行ってきました。

 

ブランクーシ 本質を象る 2024.3.30(土)~7.7(日)

入館料はウェブ予約で1,800円。

 

コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brâncuşi, 1876年 - 1957年)

ルーマニア出身の20世紀を代表する独創的な彫刻家で、20世紀の抽象彫刻に決定的な影響を与えた。

 

1907年(31歳)、ロダンの工房で働くも「大樹の陰では何も育たない」と言ってわずか2ヶ月で去る。

直彫りの技法はと踏み出す。

 

接吻 1907-10年 石膏 石橋財団アーティゾン美術館蔵

有名な作品ですね。

 

リバーシブルです。

 

眠る幼児 1907年 ブロンズ 豊田市美術館

赤ん坊の頭がゴロンしているのは、ちょっと恐い・・・

 

ミューズ 1918年 磨かれたブロンズ ブランクーシ・エステート

この位置からではミューズを感じない。 ネズミ男に見える。

 

眠れるミューズⅡ 1923年 磨かれたブロンズ 個人蔵

 

 《眠れるミューズ》 1910年 ポンピドゥーセンター蔵 (2023年12月8日撮影)

この頃の方が髪や鼻、唇が彫り込まれている。

 《眠れるミューズⅡ》の方が抽象化が進んでいる。

どちらが好きかといえば、《眠れるミューズ》の方が好きだな。 

 

 

モンパルナスの集合住宅「ラ・リュッシュ(蜂の巣)」には、フランス国外から来た若く貧しい芸術家たちが集うようになり、最先端の美術運動であったキュビスムを吸収しながら、それぞれが独自の前衛的な表現を確立していきます。

その中には、当時ロシア帝国領であったベラルーシから来たマルク・シャガール、ルーマニア出身のコンスタンティン・ブランクーシ、そしてイタリア人のアメデオ・モディリアらがいました。

ブランクーシはデュシャン兄弟などとも親交があったんですよね。

 

レダ 1926年 磨かれたブロンズ ブランクーシ・エステート

「レダ」って何ですかね?

尿瓶かと思って、フランス語とルーマニア語で尿瓶はなんというか調べてみましたが、「レダ」ではなかったですね。

ギリシャ神話の「レーダー(レダ)」のことでしょうか。

『ゼウスはレーダーを愛し、白鳥の姿に化けて彼女を誘惑した。鷹から逃れるために、白鳥の姿のゼウスはレーダーの腕の中に隠れた。密通によってレーダーは卵を産み、卵からヘレネーが生まれた。』

 

(つづく)