10/3(日) イスラム王朝とムスリムの世界 @トーハク | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2020年10月03日(日) 快晴 

【横浜】  最高気温 26.2℃/  最低気温   18.2℃

 

東洋館で「イスラーム王朝とムスリムの世界」展をやっていたので、丁度、「イスラム帝国外伝シーズン3」を視聴中で気分が盛り上がっていたので、寄ってみました。

 

会場は東洋館の地下1階。

 

 

 

「“クルアーン”って何? コーランのこと?」と思っている私は、イスラム文化に対していかに無知かがバレバレ。

“Qur'an (قرآن)”はコーランのことです。

「クルアーン」という名称はアラビア語で「詠唱すべきもの」を意味し、アラビア語では正確には定冠詞を伴って「アル=クルアーン」と呼ばれる。

 

そういえばヒュッレムが宰相夫人から豪華装飾の“クルアーン”を贈られて、「これはイブラヒムパッシャーに贈って。」と言ってたシーンがあったわよね。

装飾が美しい革表紙の“クルアーン”が何点も展示されていました。

 

解剖学用人形 イラン(カージャール朝)、1838~1839年 木、皮、紙、ラッカー、顔料

 

「なんじゃ、こりゃ?」と足が止まったのは、解剖学用人形。

ウンチングスタイル(?)っぽい形が面白い。

脳髄と脊髄の人形かな。

 

『マンスール解剖書』 写本より イラン(サヴァヴィー朝)、16世紀 皮、紙、インク

 

解剖学用人形は『マンスール解剖書』の図柄を元に作られたのね。

 

イスラム世界の医学は進んでいて、マンスール・イブン・イリヤスの『人体解剖書』(Tashrih al-badan 1390年ごろ)には、人体構造上の神経系・循環器系の全図が掲載された。

ムスリムの医師によってなしとげられた医学上の発展には、免疫系の発見、微生物学の導入、動物実験の活用、他の科学分野とのコンビネーション(農学・植物学・化学・薬理学など)、注射器の発明(9世紀イラク アマー・イブン・アリ・アル=マウシリによる)、最初の薬局の誕生(バグダード 754年)、医学と薬学の区別(12世紀以前)、2000種類以上の医学・化学物質の発見などがある。

 

そういえば、スレイマンが毒を盛られて死にかけた時、医師が服用させた“何にでも効く土”ってなんだったのだろう?(←いい加減、イスラム帝国外伝から離れろよ・・・)

 

久し振りに東洋館に来たので、重文 中国陝西省西安宝慶寺の「阿弥陀三尊仏龕」(唐時代・長安3年(703年))を見ました。

阿弥陀如来特有の来迎印を結んでいるのかな。

向かって順に、勢至菩薩(右脇侍)、阿弥陀如来、観音菩薩(左脇侍)だと思う。

 

↑地元のお寺の釈迦三尊仏(?) 2021年09月23日(木)撮影

定印を結んでいるから釈迦如来像と思っております。

勢至菩薩(右脇侍)、釈迦如来、観音菩薩(左手に蓮華を持っている)だと思うけど、トーハクの「阿弥陀三尊仏龕」と比べてみると、トーハクの右脇侍は蓮華を持っているように見えるから、観音菩薩なのか???

分からん・・・。

 

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それから、本館の「屛風と襖絵」コーナーで光琳の「槙図屛風」も見ました。

 

槙図屛風  尾形光琳(1658~1716)

 

落款 「法橋光琳 方祝」

 

今日は朝からバ介をお風呂に入れたり、お掃除したりで疲れていたので、見たかったものだけピンポイントで見て、一時間余りでトーハクを後にしました。

 

上野から京浜東北線に乗って鶴見駅へ。

 

鶴見のウェンディーズで白玉クリームぜんざい(290円)をいただきました。

疲れた体に美味しい♪

 

土・日 連チャン美術館は結構、疲れました。