2019年09月06日(金) 晴
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【第七巻】
牛若は、先ず宿場に出て大名の宿はどこかと尋ねまわる。
その後、牛若は下賤の者に姿を変え、馬の藁をもとめるふりをして、大名の到着を触れ回る。
赤丸枠の中に描かれているのが牛若だと思うのですが、買った藁を身に纏っているんですかね?
逆にやたら目立ってますけど。
ブチのわんちゃんが可愛い~☆
この場面は柴犬っぽい犬に目がいきまして。
やっぱり柴犬の飼い主としては、昔はどんな風に飼われていたのかとか、気になります。
繋がれることもなく、お昼寝をむさぼって幸せそう。
それから顔が非常に男性的に描かれているので、最初は分からなかったけど、赤ちゃんを抱っこしたり、背負ったりしているお母さんの姿も描かれていますね。
着物の袖も裾も短くて、肌の露出が多い。
やっぱりこのシーンを見ても、お付は侍従一人だけで、十二単で旅をするって無謀だったよね、と思ってしまう。
そのとき、盗賊どもは酒盛りをしていたが、ほりの小六が宿の様子を見回り立ち返る。
座敷には宿の女房が用意した派手な小袖や黄金の太刀が並んでいる。
【第八巻】
ほりの小六は仲間のところにもどり、夕べ押し入った宿に大名が泊まっていて、沢山の派手な小袖や黄金の太刀がある。
それらを再び押し入って獲ろうと提案する。
牛若の計略通り、盗賊はその夜、宿を襲う。
盗賊は少年(牛若)が臥しているのを見て、宝物のありかを教えろと脅す。
襖の敷居に枕を置いて寝るって、かなり不自然な場所で寝ているなぁ~と思うのだが、盗賊たちはそんなことは気にしちゃいないね。
少年(牛若)はわざと声を震わせながら、主人の居場所と宝物のありかを教える。
【第九巻】
牛若は盗賊をやり過ごして、後ろの一人を脚をすくって、首を切り落とす。
盗賊の体は、まだ前進しているけど、首が切り落とされ、牛若は宙を描くように太刀を振るったのか、両足の膝から下も切断され、血潮が噴き出している。
頭の近くに落ちているのは、髷かな。
因みに最初に切られた、この盗賊は常盤御前を刺し殺したせめくちの六郎でありんす。
せめくちの六郎が切られたのを見て、残る五人が一度に切りかかる。
牛若は霧の印を結び、盗賊たちの眼をくらませ、小鷹の法を使って宙に飛び上がり、全員を切り倒す。
さすが、後に壇ノ浦で八艘跳びを披露する牛若だね!
戦いの最中、縁側に捨て置かれたせめくちの六郎のバラバラ死体があわれなもんでガス。
(つづく)