二度目の「花と鳥の万華鏡」展 | そんな感じ。 since March 28, 2005

そんな感じ。 since March 28, 2005

日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2015年03月28日(土) 曇り→晴れ


東 京 : 7.6℃/20.6℃
軽井沢 : -3.7℃/18.6℃


朝は曇っていたけど、だんだん晴れて暖かくなってきました。


20150328_1331桜そば


お昼は地元のお蕎麦屋さんで、この時期恒例の「さくら蕎麦」 750円。

桜の風味が口から鼻に漂います。

20150328_1333海老おろし蕎麦


夫は「海老おろし蕎麦」 1,200円

メニューのラインナップから消えていたけど、作って頂きました。


ランチの後、私は代官山へ。


20150328_1433代官山桜


代官山から歩いて山種美術館がある広尾へ。

ショップの庭のヤマザクラが満開でキレイ。


15時頃、山種美術館に着いたら、ロッカーの空がない程の賑わいでした。

ティールームもほぼ満席。

圧倒的に女性客が多いです。


私は2度目の「花と鳥の万華鏡」展。

ブロガー内覧会の後、「鳥を楽しむ」講演会に行き岡田美術館で春草の「春園麗華」を見てサントリー美術館で沈南蘋の「草花群禽図」を見て 、自分は前回とは違った見方をするのかな?と思っていましたが、俄然、鳥の絵に強い興味を感じました。


展示室に入ると、みんなが岡本 秋暉の「孔雀図」の前で足を止める。

秋暉の孔雀の描写は精緻で素晴らしいけど、今回、私は岸連山の「花鳥図」の孔雀に強く惹かれました。

孔雀の獰猛そうな顔が生命力に満ち溢れていて、わくわくする!

前回は気づかなかったけど、この孔雀が展示作品の中で一番、生命感があった。

孔雀の飾り羽の描写以外は秋暉を上回っているとさえ思う。


西村五雲の“うなぎ犬”はやっぱり、犬には見えなかった(笑)。

「晨雪」の羽づくろいをする雀も、最初はどんなポーズを取っているのかわからなかったけど、鳥の専門家が称賛するくらいの観察力なのだから、やっぱり五雲の目はたしかなのだろう。

改めて見ると、雪が積もった枝の形まで絶妙のバランスで面白い。


前回、殆どスルーした横山大観の「八哥鳥」を、今回はじっくり楽しんだ。

三白眼の「八哥鳥」の性悪そうな表情がいい。

水墨と淡彩で描かれた背景のイヌビワもいい感じ。

初めて大観の作品をいいなぁ~と思えた。


やっぱり前回、あまり印象に残らなかった奥村土牛の「餌」も堪能した。

二羽の烏骨鶏、近くでじっくり見ると、実に巧みに描いている。

墨一色で描いたのかと思いきや、茶色が効いている。


一度目は視野に入らなかったところに、実は素晴らしさがあることに気づけて、楽しく鑑賞できました。

20150328_1548華と緑1


ティールーム「椿」で和菓子「華とみどり」とさくら緑茶のセット(1,000円)をいただきました。


20150328_1548華と緑2


芝生の上の兎とアジサイ。

御舟の「翠苔緑芝」を和菓子で見事に表現しています!


20150328_1620明治通り」


明治通りの枝垂れ桜もきれいでした。

今日一日で、一気に桜が開花した感じです。

さくら蕎麦とさくら緑茶も楽しんで、桜づくしな一日でした。