Hautapu River 2024-2-9 | TARATA FISHAWAY

TARATA FISHAWAY

ニュージーランド北島・フィッシングロッジ
「タラタフィッシュアウェイ」

本日はミカイラがアラン、ニール(ニュージーランド)を第4セクションのカヌカ〜トエトエロード区間で....。


スティーブンがユーガン(ドイツ)を第5セクションのトエトエロード〜マンガウェカ区間でガイド。


昨夜の予定ではトップセクションと第2セクションを予定していたが、今朝になり濁りや水位、天気が落ち着いてきたから、下流部のチェックも兼ねて第4、第5に入ることになった。


ミカイラたちをカヌカへと送ったらピックアップポイントのトエトエロードへと向かい、そこに合流しているハウタプ川を昼過ぎまで釣り上がる。


その後、トエトエロードからスタートしたスティーブンのトラックに乗り、マンガウェカでスティーブンたちをピックアップする予定。


橋を渡りながら右岸側に合流するハウタプ川を見ると....ん?


なぜか濁り&増水中....。


上流へと移動し、しばらく釣り上がると....。


前回、スプリングベイルで繰り広げた大岩での激闘により傷ついてしまったのだろう。


ってことで、25年前にフィッシングガイドになりましたと今は亡きプロショップ吉見屋の靜社長にご挨拶に行った時に記念として購入したAbel No.1 5059にチェンジ!


その翌年には奥様とお仲間ご夫婦の4人でNZ釣行に来ていただき、スティーブンとトゥルーディが来日した時にもお世話になりました。


ってことで、Abelのリールをセットしたが、巻いてあるラインが無風時ならいいのだが....。


デカくて重いフライを多用するNZでは、特に爆風時になるとスープラエクスプレスに助けられていた。


その後も上流へと突き進むが全く釣れない。


そして、戻らなくてはならない時間が刻々と迫る中....。


枝の下から流れ出てくるバブルラインでライズしており....。



様子を見ながらフライをチェンジ。


まずはセミフライを撃ち込んでみるが....。


そして、タイミングを見計らいながらレースウィングを撃ち込み....。


フィーディングしているバブルラインにレースウィングが乗ると....。


無事ランディングしたのは....。


偏食モードになっていたブラウントラウト!


セミフライは完全無視だったが、予想通りに反応したフライはレースウィング!


今日はチャンスなしで終わると思っていたので、とても嬉しい!


ってことで、リリース前に胃の内容物を採取して確認してみると....。


やはりレースウィングばかりだった。


以前、カヌカの庭で撮影したレースウィングで白いのは幼虫。


売っているフライはレースモス(Lace Moth)だが蛾ではなく、アレコレ調べるとベッコウハゴロモやスケバハゴロモってのがいて見た目にもこれらに近い。


セミフライはどちらかというと豪快に「食え、こんにゃろ!」って感じで水面に叩きつけてもOKだし、Uターンしてまでも追っかけて来て食うが....。


レースウィングの場合はターゲットがライズしているタイミングを見計らってフィーディングレーンにキャストするってのが鉄則で....。


タイミングが合わぬ時は何度もキャストし、そのうち失敗してスプークすることもあるが、プラスに考えれば捕食に夢中になりライズしている間は何度もキャストするチャンスが巡って来るボーナスタイムでもあるのだ。


ってことで、予定の終了時間を30分オーバーしたのでランチも食べれず。


片付けを済ませたら崖を駆け上がりトラックのもとへと急ぐ....。


1尾のみだけど、今日の1尾は格別の喜び!


前回スプリングベイルでのブラウンは「釣れちゃった」だけど、今日のブラウンはまさに狙って「釣った」なのでとても嬉しい。


さぁ、レッドトラックの方に乗り込み、最高の気分でマンガウェカへと向かおう!