ホビーサイクリストといえど、それぞれに程度があります。
プロとなり飯を食うほどでもないが、登録レースやツアーでスポット参戦する人。
サイクリングをメインに楽しみ、たまにレースに出る人。
通勤のために使う人。(プロと言えばプロ)
こちらの記事ではロードレーサー、ロードバイク関係のみ取り上げます。他の世界はまだ触れたことがないので。
現在はロードバイク、ロードレーサー共に多様化が進んでおりホビーサークリストにも乗りやすい自転車が増えています。
その現状は知っていますが、それには触れません。
仕事とまでは言えませんが、この業界に片足を突っ込んで、6年ほどが経ちました。
ロード関係でお付き合いして、さまざまな勉強をさせていただきました、
それと同時に、ロードについて教える立場にもなりました。それが、このブログを書き始めたきっかけでもあります。
蛇足ですが私よりも大先輩の方が多くいらっしゃいます。
そんな方を置いてこの記事を書くのもアレですが、ご了承ください。
公道で「プロと同じバイクに乗れる」
「プロと同じバイクに乗れる」というロードバイクの魅力があります。
もちろん他の自転車もあります。
某”ばくOん!”の一部でも紹介されていましたね。
ばくおん!だいしゅき。
自動車やオートバイなどのレーサーは、交通法規などの関係で基本、公道では乗れません。
しかし、自転車は違います。ライトと警音器さえついていれば問題ありません。
公道で堂々と”レーサー”に乗れる・・・ ある意味オートバイよりも自由かもしれません。
初めて公道で自転車に乗った日を思い出しました。
細くてカッチカチのタイヤ。
突き上げる地面の感覚。
飛んでいく小石(スマン)。
未体験の加速。
いろいろ思い出しますが、その中の一つに「姿勢」があります。
レーサーは前が見にくい
見にくい信号、首を上げなければ見えない前方。とても危険が危ない思い出もありました、はい。
レーサーはそれが普通で、レースをするために生まれてきた自転車です。
気持ちはとてもよくわかります。
「プロと同じバイクに乗れる」その感覚はとても楽しいし、速く走りやすいです。
安全管理が足りない
二つ目に、プロと同じ自転車に乗る人がそれに見合っていない場合があります。
特に一番問題だと感じているのが安全管理です。
見えるところでは、ヘルメットやグローブ、ライトなど。
見えない(見にくい)ところでは、整備不良など。
よく見る反面教師は、こんな人
前者は、未だに見受けられます。どんなにショップがヘルメットを勧めようと頑なに購入しない人もいます。
ライトを点灯していない人は警察官にしょっ引かれるので最近は減りました。が、まだまだいます。
荒川でステルスされるとマジ卍。
グローブは・・・死にはしませんが、その後の生活で大変な目に遭います。手も洗えません。ゆっくりも寝れません。
後者で特に問題なのがブレーキの整備不良です。これには大きく分けて2つのケースがありました。
せっかく買った高い自転車。自分で整備した結果余計にに悪くしたり、壊す。最悪は走行中のトラブルに発展する。
もう一つは適切な整備の時期を過ぎても乗り続けてしまうところ。
ブレーキではパットの金属が見える段階、シューの溝が消えている段階。
うんうん、それもまた経験だね
かくいう私も初めての自転車を購入してから、
1年ほどチェーン清掃をしたことがありませんでした。オイルは注してましたよ・・・
そんな経験が今に繋がっているわけなのですがね。
助けてあげて
まわりにこのような人がいたら
是非、声をかけてあげてください。
姿勢がたどたどしく、危なそうな人にはポジション変更やサドルを下げてあげてください。
大手量販店、名前は伏せますがY、あ、ダ、などの店員さんもプロですが、疲れている時もあります。
初心者さんのバイクをサドルガチ上げで納車することもあったりなかったり(笑)
見落としがちなのがブラケットの角度です。調整も簡単です。ハンドルのステム側をすこし緩め、上へ調整するだけ。
スペーサー調整や、「奥義ステム逆さ付け」よりも細かなセッティングができます。
もちろん、きちんとした技術を持っている人がやるべきことです。
お金は確かにかかるけど・・・
整備はひたすらショップへ持ち込むことです。
店員さん達も基本、話したがり屋です。しかしダル絡みは禁止です。
勉強をするのであれば、ショップが開催する個人向けのセミナーに行く。
整備が面倒で早く走りに行きたい人はメカニックに投げるのが適切です。
レーサーだから仕方ない
自転車のくせに、こんなに高い工賃請求しやがって。わかります。わかりますとも。
サービス料高い。お金ナクナル。お財布ヤバイ。
一般車の工賃がどれほどかはわかりませんが、スポーツサイクル全般はパーツも高ければ、専用工具、専門知識
さまざまなスキルや設備が必要です。
さらに、(本当の)プロはメーカーの講習会に行ったり、専用工具を買い足しています。
私たちからすると、一般車はメンテナンスがしにくいのですが、
”一般的”には一般車の方がメンテナンスが少なく、さらにパーツ代が抑えられると思います。
そんなこともあり、比較するとどうしてもスポーツサイクルの方が高くなってしまいます。
速さとメンテナンス性はトレードオフの関係だと思います。
毎度のこと長文になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。