最近話題の"Prime"のホイールを購入しました。
ただし！一番安いやつ！
Prime - Peloton ロードホイールセット
定価は140ユーロ
日本では大体、16000円ほど
購入金額は、ニューイヤーセールで14000円でした。
wiggle 販売ページ
PrimeはCRC,wiggleの大手サイクルECモールのプライベートブランドです。
いーーーーーっちばん 安いホイールです。
とりあえず、60kmほど走ってきました.
ちなみにルートは、(銀座、豊洲、お台場）近くをメインに走りました。
たらすみ@tarasumi
おＮＥＷのホイール楽しすぎてお台場まで行ってきちゃった スマホカメラの限界 https://t.co/CEYSDhsv7f
2018年01月14日 03:53
【最安値ホイール】
ネットでは”10万円以下で買えるカーボンホイール”などと上位グレードのカーボンホイールが話題になっています。
その価格も魅力的ですが、私が注目したのは・・・
ペアで1800g近くするものの
”15kで買えるワイドリム対応ホイール”でした。
・・・え？背景？ナニカ？？
重量やリムハイトからするとあまり魅力のない商品。
しかし、スペックを見ると・・・
チューブレス対応、ワイドリム対応、11速対応（今では当たり前か）
などなど、大手メーカーにはないPBらしい住み分けがされています。
【ワイドリムを採用】
フォーカスが甘くてｽﾐﾏｾﾝ
上位グレードからこの最安値までワイドリムを採用しています。
この価格ででワイドリムが試せます。同価格帯では見られない特徴です。(俺調べ）
チューブレス対応リムのしては、タイヤは簡単に入る方だと思います。
今回は自分が使い古した中古タイヤのcontinental Ultra sports2 700x25c を履かせました。チューブは不明です。
チューブレスタイヤも使えるようですが、私は装着テスト以外では普段履きはしないと思います。
とても高くて普段履きはできません。
15cと比べて、実測幅はそこまで変わりませんでした。
タイヤの形がなんとなく違う気がします。
↓参考画像
Peloton x continental Ultrasports2 25c
wh6800 x michelin Lition2 25c
wh6800 x Panaracer LEVANTER PR
【乗り心地が最高。安心。まるでマウンテンバイク？】
13c→15c→17c と、（リム幅が）ムクムク太く！ 広く！ なる！ この素晴らしい時代！
乗り心地を重視する私には、大歓迎です。
レースの現場でもこの太さが選ばれています。乗り心地と速さの両方が進化しているのでしょう。
タイヤを装着した瞬間から確信しました。「これはいいぞ、いいぞ。」
ロードバイクからマウンテンバイクに乗り換えたときに感じる「安定感」
まさに、それを感じました。言い過ぎかもしれませんが、少しはこのような感覚になると思います。
ブラシボー効果かもしれませんね。
グレーチングや小石などを乗り越えるとき、ハンドルが取られにくいように感じます。
路面からの突き上げも穏やかです。
リム幅が広くなった関係で、タイヤの性能をより出しやすくなったと感じます。
空気圧のセッティングも考え直します。この感じだと下げると思います。
ちなみに私は、6.5barから落としていく予定です。
【走りは普通】
走りはそのままに、乗り心地が改善されています。
以前のメインホイール wh-6800と比較すると走りの軽さは劣ります。
最高速やヒルクライムのタイムは落ちると思いますが、この価格ではそんなものです。
野営装備をパッキングしてヒルクライムやロングライドをする私には気にするだけムダです。
壊しても気にしない。ワイドリムを試したい。何でもいいからチューブレスを試したい。
そんな人にオススメです。
今まで走っていた坂が上れない・・・ギアが一枚重くなった・・・ 平均速度が遅くなった・・・
そんなことはなく、普通に走れます。
私のスピード域(Ave.20～23km/h)では気になりません。
【上位グレードから履き替えるとタルいところもある】
しかし、気になるところもあります。ミドルクラスのホイールと比べると
フリーボディーの”かかり”があまりよくありません。
ラッチが少ないです。
脚を止めたあと、加速に入るときワンテンポ遅れます。
リアがJベントのプレーンスポークなのもあって、力が逃げているのか？な？
まぁ、スポークテンションと重量増したリムの影響でしょう。
現行のシマノホイールはストレートスポークです。
かかりや、ホイールの俊敏さは、やはり高いモデルの方が良いです。
これはツーリングユースの私でも、気になります！
ホイールの組み方も要因ですが、これを一言で表すのなら、「価格と性能は比例する」です。
言い換えると、この価格でこの性能は関心しました。
【ホイール本体のレポート】
EC専売モデルとあって商品自体の情報が少ないと思います。
特に日本語(笑）
実際に届いたホイールを細かくレポートします。
バラバラにはしていないので、ハブの中身などは確認していません。
この写真で何となく判断していただけると嬉しいです。
・リム
alexrimsのステッカーが貼ってあるので...そうなのでしょう。
リムの加工精度は及第点でした。ペアで15kの割には軽くていい感じです。
内径17mm 外径22mm
ブレーキ面は溝が入っています。
リムテープは最初から貼ってありました。ゴム製でなく、チューブレス対応の気密性のあるテープです。
大手リムメーカーのステッカーが貼ってあったので期待していたのですが、気がかりな所があります。
リムを製造する時に生まれる「つなぎ目」の精度があまりよろしくありません。
そこまで気にするほどではありませんが、指やブレーキシューにに引っかかります。
ブレーキング時に「シュルシュル」鳴りますが、現状では使用に問題はありません。
天下のシマノやその他大手メーカーはリアにオフセットリムを採用していますが
こちらは、そのような加工は見受けられませんでした。
リムは空力を意識したのか、丸みを帯びた形になっていました。
・スポーク・ニップル
組み方はわからないので、写真で確認していただけると幸いです。
海外のレビューサイトには「トラディショナルな組み方」とありました。
ニップルはブラスです。ちと、重い。
Jベントスポーク。丸線のプレーンスポークでした。ステンレス製かと思われます。
”アタマ”に「P」の文字がありました。
PrimeのPでしょうか？
Pillar社のPでしょうか？
・ハブ
私が予想していたものとは少し異なっていました。
フリーボディーは一般的なスチール製。（重さからしてアルミではないはず）
特に問題はありませんが、メーカーの名前などはありません。alexrims関係の会社だと思います。(ほぼ全部ｗ）
普通に使えます。問題ありません。ベアリングはC＆Cではなく、カートリッジベアリングです。
部品供給は・・・その時になってから調べますｗ
【予備部品、クイックリリース】
スポークが4本同梱されていました。
長さが異なります。それぞれ、どこに使うのかは判りません。
ブラスのニップルもあります。
「Prime」とホワイトのブランドロゴが入ったクイックリリースが入っていました。
重量は計測していません。一般的な重さかと思います。
チューブレスバルブも入ってます。私は使いません。
私のクロモリフレーム(リッチーのエンド）に装着するとシャフトの頭が若干飛び出ます。
目を凝らさないと解らないレベルですが、神経質な方は長さを詰めても良いかもしれませんね。(強度的な問題もあるのか？）
・梱包
大手メーカーから小売店へ卸す状態とほぼ同じです。
フリーボディーもしっかりと養生されていましたし、ホイールの固定もしっかりしていました。
一般的な段ボールなので、捨てる時のことも気にする必要はありません。
【カラー、デザインについて】
個人的にはカラーリングが気に入りました。
真っ黒のホールでありながらしっかりとブランドロゴを入れたデザイン。
ハブにもデザインがされており、万人受けするように作られたshim●noのホイールより100倍カッコイイです。
この価格なので、塗装被膜の耐久性が気になります。
執筆時、商品詳細タブに「ブラック」 と 「アルマイト加工処理済み」の2種類がありました。
写真で判断すると、ブレーキ面にアルマイト加工がされているか、されていないかの違いかと思います。
ご存知の方は、わかりますよね？
リムも一応、ブレーキですから削れます。つまり、アルマイトも削れると思います。
オススメは「ブラック」です。
・総合的に見て
ミドルクラスと比較するとやはり重いです。鉄下駄とまではいきませんが、重いです。
リムのつなぎ目の精度が気になりますが今後、問題がなければ継続して使おうと思います。
【最後に】
重い、精度が悪い、タルい、壊しても良い、などなど・・・
新品のホイールに対する言葉ではありませんが、想定の範囲内です。
ミドルクラスと比較すると・・・このような言葉が出てしまうのは仕方のないことです。
15kで1800g以下はコストパフォーマンスが非常に良いです。
ワイドリムの恩恵も十分に受けられましたし、自分の自転車に対応できて安心できました。
とてもよい買い物をしました！
この子は、ガシガシ使って天寿を全うしてもらいます（笑）
【おまけ。タイヤクリアランス】
よゆー
よ・・・
セーフ。
長期インプレッションはこちらへ。