彼「それってななこが決める事じゃないと思うけど。」
私「りょうくんオーバーじゃない?」
彼「ななこだって…わざわざ俺が気になりそうなことやらなくて良くないか?」
私「りょうくんは気になる事が多いんだって。また?って思うよ。」
彼「それは俺も言いたいんだけどな…」
私「離婚の話までいったから、私はどこまで譲れるかあれから考えてたのね?」
彼「うん。」
私「まだ全部答えが出たわけじゃないけど…」
彼「聞きたい。」
私「不妊治療はする。欲しいかと聞かれると気持ちの面では変わってないんだけど、離婚したくないから…りょうくんが納得できるまで頑張る事はできると思う。子供は好きだし。」
彼「本当に?」
私「うん。子供を諦められない気持ちは私にも分かるから不妊治療しないと終われないでしょ?あの悪阻に耐えながら家事に子育て、正直自信は全くないけど、でもその時がきたらやらなきゃどうしようもないわけで…どうにか乗り越えると思う。」
彼「ありがとう。」
私「男友達と連絡取らなくする。来たものには返信するけど、会ったりはしない。もう結婚式にも行かない。仕事関係の人とも極力食事しながら仕事とかしないようにする。今はまだそこくらいしか考えられてないんだけど。」
彼「うん…。」
私「でもまだまだあったよね…りょうくんは美容系も嫌なんだよね、ナチュラルに歳を重ねてほしいんだっけ、あと、仕事も本当はしないでほしくて、推し活もだめ?お土産も貰わないでほしい…まだ何かあったよね…?」
彼「もうないんじゃないかな?」
私「そうか。」
話しながら悲しくなってきました。
窮屈すぎる。
不妊治療は良いにしても、他の事は全部好きなこと。
全部諦めなければいけない。
仕事も美容も男友達だって、何ひとつ悪いことはしてない、推し活だってそうだ。
彼「…何考えてる?」
私「いや…。」
彼「今更隠すこともないでしょ。」
私「うん、そうね。」
彼「なに?」
私「私の好きなもの全て奪われていくなって。」
彼「俺とおもちはいるよ。ななこの事は1番に大切にする。」
革をなでなでしたくなるような、柔らかい本革のバッグです♡
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