おはようございます。ニコニコ





この事件の日から顔が腫れているので、今日は歯医者に行ってきます。





続きです。





私「どうぞ。」





元「最初からそう言いなさいよ。」





私「…」





元「お前のものは全部私のものなんだから!」





元母が調子に乗っているのは分かっていました。




でも抵抗する気力は残っていませんでした。




元「もうないかなー?」




私「ないです。」




元「じゃあ帰るわ。」




元母が帰ると言ったので、私はドアを閉め運転席に移動しました。




一刻も早くこの場から去りたいと思いました。




すると、運転席に乗ろうとしたタイミングでおもちがぎゃーと泣き出しました。




おもちの元に急いで行くと、元母がドアを開けておもちに何かしているように見えました。




実際は後部座席にも物がないか最後に確認しただけみたいですが、おもちの泣き声で気が動転してしまいました。




私「やめてー!おもちには触らないでー!」




何も考えず元母を思いっきり突き飛ばしました。




元「イッター!おまえな!ふざけんな!」




気づいたら110を押していました。




私「た、助けてください。〇〇駅のコインパーキング。目の前には〇〇があります。」




名前を教えてくださいや状況なども聞かれましたが、とにかく早く来てくださいとしか言えなかったと思います。




元母が倒れてる間に車のドアを閉めて、おもちのいるドアの前に立ちました。




元母が持っているバッグを投げてきたので、私も投げ返したり抵抗しました。




すると元母はドアの前で手を大にしていた私の腕に、何かのものでガンガンと腕を何度も何度も殴ってきました。




痛みに耐えながら私も蹴ったり必死でした。




人生で人に暴力を振るったのは初めてだと思います。




おもちを守る為、刺し違える覚悟でした。




それから少しして、サイレンの音が聞こえてきました。




私「助かった…」




元「お前ふざけんなよ!ななこのくせに生意気なんだよ。」




警「大丈夫ですか?離れてください。」




元「お疲れ様です。すみません。親子喧嘩なんですよ、この子が興奮しちゃって。アイタタ…」




警「お話聞かせてください。」




私「子供がいるんです。ずっと泣いています。早く帰らせてあげたいです。」




警「分かりました。とりあえず移動しましょう。ご主人呼べますか?」




私「今日は仕事でいません。」




私達はパトカーで近くの交番に移動しました。






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