おはようございます。ニコニコ




今日は寒いみたいですね。キョロキョロ




暖かい格好でおでかけしましょ♡

 


続きです。

私「うん。」




物なんてあげてやると思いました。




おもちが無事に帰れればいい。




そう思って全て我慢する事にしました。




元「汚いー!鼻血出てる。」




私「あ、ちょっと待って。」




鼻水だと思っていた液体は、鼻血でした。




バッグの中にあるハンカチで鼻を押さえると顔が痛みました。




元「バッグが汚れるじゃない。これもう私のなんだから。」




元母がケラケラ笑っていましたが、もう怒りも湧いてきませんでした。




この無気力になる感じ、子供の頃に良く感じていたのと同じです。




こんな風にずっと馬鹿にされて、泣かないように必死で耐えていました。




やっと逃げられたと思ったのに…




私「バッグの中身出すから待って。ベビーカーのバッグに移す。」




元「いい、触らないで!私が移す。」




私「そう。」




元「後はお財布。優しいからカードは返してあげるわ。その顔のあんた連れてATM行く勇気ないし、ははは、本当ひどい顔!」




私「カード類は全部返して。」




元「だから返すって言ってんだろ!」




私「うん、ごめん。」




元「あんたのそういう所が昔から私を苛々させるの。私だけじゃないと思うけど。何で生きてんの?消えろよ、皆の為に。」




そう言ってカードを地面に捨てました。




私はベビーカーを掴んだまましゃがみ、カードを拾ってポケットに入れました。




私「帰るね、」




元「だーめ!」




私「もうやだ。限界だよ、これ以上何を渡せって言うの。せめておもちを温かい所に…」




元「知らないよ!おもちを車に乗せて良いけど、車の中も見せてちょうだい!」




私「分かったよ。」




走って逃げてきた道をゆっくり歩いて戻りました。




持病の腰も激痛で心身共に限界でした。




元「やっと着いた。あんたのせいで無駄に疲れたじゃない。」




私「おもち乗せるからその間に車内見て。別に何もないと思うけど。」




元「古銭入れあるんじゃない。一応貰っておくわ。あーこの刺繍バッグも可愛い!」




私「全部持っていって良いから。」




元「そう?じゃあこのブランケットもいただくわね。」




後少しの我慢。




もう少しでこの地獄から解放されると思って、ひたすら耐えました。





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