私「分かった。お財布にあるお金だけで良いのね。渡したらもう帰って。」
元「私だって好きであんたと居るわけじゃないんだからね。」
私「分かった。お財布にいくらも入ってないけど。」
元「さっさと出せよ、とろいんだから。」
私は4万円と数千円を元母に渡しました。
元「こんだけ?車の中には?」
私「ないよ。」
本当は車の中にも小さなお財布がありましたが、嘘をつきました。
元「本当に?見せなさいよ。」
私「お財布のお金渡したらもう帰るって言ったでしょ?」
元「私は言ってない。あんたが勝手に言ってただけ。」
私「おもち風邪ひいちゃうからもう良いでしょ。」
元「子供は風の子って言葉知らないの?」
私「でももう渡すものないよ。」
元「時計は?」
私「してない。」
元「ネックレスとピアスは?」
私「ネックレスはしてない、ピアスはしてるけど私が着けてるものは嫌でしょ?それにこれ高価なものではないよ。」
元「安物は私似合わないからいらない。」
私「それなら渡せるものはもうない。」
元「財布は?それちょうだい。」
私「これもりょうくんから貰ったものだからだめだよ。」
元「また買ってもらえばいいでしょ!」
私「お願い。もうお金で勘弁して。」
元「だめよ。財布とバッグ渡して。」
私「許してよ…別にお金に困ってるわけじゃないでしょ。」
元「早く!苛々させるな!」
元母の怒鳴る声がコインパーキングで響いていました。
人通りが多い所ではありませんでしたが、通行人やコインパーキングを利用する人がたまに来ました。
誰か助けて…と目線で助けを求めましたが、皆見てはいけないものを見ているかのように私達を避けて消えていきました。
元「おもち風邪ひいてもいいの?」
私「いいわけないでしょ。帰ってよ。」
元「うるさいな!本気で怒るよ!」
私「あなたが怒るのは別に怖くないけど、おもちが可哀想なだけ。だから帰って!」
元「あんたね!」
元母は手をあげました。
逃げるしかないと思いました。
駅前の交番まで行けば、助けてもらえる。
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