そんなこんなで4月までは前向きでした。
ただ、2017年2月初旬のCTでは、ついにPD判定が出てしまいました。
膵臓ガンは目に見えないくらいまで縮小。しかし肝転移の部分が増大していると。
マーカーはまだ動きがあまりなかったものの、アブジェムに耐性が出来てしまったことは明らかでした。
主治医は「後2クール様子を見よう。」と行ってくださり、治療続行になりました。
母にはフォルフィリノックスは使えない事はわかっていたので、後はS-1しかないと覚悟ができました。
致命傷になるのは、肝臓ということは2年前から理解していたので、以前から検討していた動注をと思い母に診察を勧めましたが、病院が遠く、1ヶ月入院すること等を考えると、母は今のままが良いと言い切りました。
病院は近いし歩いていける。ERもある。何より1ヶ月も家を空けたくないとの事でした。
動注をやったらもう少しだけ延命できたかもしれない。けれど確実にでは、ない。
色々な方のブログを拝見して見送りました。
穏やかに過ごさせたい、生活のペースを崩させたくなかったです。
本当に今年の1月終りまでは、何も症状がなかったのですから。
けれど耐性はできている事だけは確実でした。