先日、ある会社でパートの面接を受けたときの話。
面接官の方が50代くらいの女性で、子供3人をシングルマザーで育ててきたという子育て経験のある人だった。
その面接官の女性は、とても気さくな人で、面接中になんとなくの話の流れでちょっとした世間話もしました。
面接中に、家族構成を聞かれたので答えたら、
私に子供がいることを知ったその女性面接官が
『お子さん毎日楽しく学校通えてますか~?』
って聞いてきた。
私『あ、はい』
面接官『最近は、昔の時代に比べると不登校の子供が増えましたね。そう考えると、毎日ちゃんと学校に行ってる子はそれだけで十分偉いなぁって感心しちゃいます』
女性面接官は、しみじみしながら真剣な表情でそう言った。
たしかにそうかもしれない。
その女性面接官がなにげなく言ったその言葉が、私にはとても印象的だった。
だってさ、義務教育とはいえ、毎日毎日週5日も歩いて学校まで通い、授業を受け、
あの狭い空間である教室に何十人もの子供が詰め込まれ、気の合わない人もいるだろうし、かといって嫌なことがあっても簡単に逃げられないあの学校という教育現場だよ?
子供だって子供なりに疲れることだってあると思う。
めんどくさいなぁって思うこともたくさんあると思う。
大人は仕事が耐えられなくなったら辞めることが出来るけど、子供は義務教育の間は簡単には辞められないもんね。
そう考えると、毎日ちゃんと行ってるだけで十分すごいのかもしれない。
親はついつい
・勉強でいい成績を取ってほしいとか
・部活頑張って学校生活を充実させてほしいとか
・友達たくさん作って楽しい学校生活を送ってほしいとか
欲深い願いを持ってしまいがちだけど、
本当は別にそんな風になれなくてもいいんだと思う。実は高望みなのかもしれない。
ただ毎日ちゃんと学校に行けてる。それだけで十分じゃないか。
親は無意識に子供に対して、ちょっと高い理想を持ちすぎてるのかもしれない。
なーんて思っちゃいました。
私も気をつけよう。
この女性面接官の人がなにげなく言った言葉をキッカケに、いろいろ改めて考えさせられました
毎日学校に行けてるってすごいことじゃない?
ついつい当たり前のように思ってしまいがちだけど、よく考えたらめっちゃエライよね!
息子よ、毎日お疲れ様。