と、このようにここ2週間はストレスを感じながら仕事をしているので、オフ時間は好きなことに時間を費やしています。そこで久しぶりに競馬関連本を購入しました。まだ買ったばかりでパラパラとしか読んでいませんが、最近の競馬の流れを理解するために勉強になる本と考えています。
本島修司先生。競馬関連本でよく見る名前ですが初めて購入しました。昨年の今頃、「ノーザンファーム天栄帰り」の馬を馬券予想に活用できないかを試してみて失敗。この本を読むとその作戦が初めから失敗だったことを説明してくれていました。
キーワードは「正当化」
これから時間をかけて読み込んでいきますが、本日は気になる箇所をピックアップしてみました。
1、ノーザンファーム帝国の死角
日本GIレースで優勝馬を量産するノーザンファーム。昨年のサートゥルナーリアのようにトライアル戦を使わずに皐月賞を勝利するなど、自前のトレーニングセンターで鍛え上げる技術の高さが評価されています。しかしここに来てその勢いが無くなってきています。
多くの一口馬主の方々にGIレースでの勝利を味わって欲しいと考えているためか「レース毎に出走馬を使い分けている」と言われています。筆者はその結果として、これまで当たり前だった前哨戦を使わないことによる「馬たちの経験不足」が成績が落ちている原因ではないか?と書いています。
2、必然と偶然
故野村克也さんの「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」との名言がありますが、レースで勝った馬が「必然」なのか?「偶然」なのかを見極める力が必要と主張されています。
トライアル戦を使わずにGIレースを勝利した馬は「必然」なのか?実は例外での成功ではないか?新しい偶然の勝利の法則だからと言って追随してはいけないと説かれています。
3、古馬GIは4歳ファースト
古馬GIレースは4歳の最強馬を狙うのが「必然」。長年のデータから勝利の方程式を導き出すのが最善の方法だと主張しています。しかし3歳馬が強い年もあるのも事実。その年は強い4歳馬がいないと考えることが必要とのことでした。
昨年のマイルチャンピオンシップで3歳ダノンキングリーの単複馬券を購入した筆者。しかしノーザンファームの使い分けで秋の天皇賞を使わずに「初の関西遠征」。これが「経験不足」を露呈する可能性があったとレース後に考えたそうです。勝ったのは4歳馬のインディチャンプ 、2着は4歳馬の総大将ダノンプレミアムと必然通りでした。
4、2020年のジョッキー審判
最近気になる騎手に対して100点満点で点数をつけていました。点数上位は短期免許を取得して日本で騎乗する外国人騎手たち。次がルメール騎手でその次がM.デムーロ騎手。その後が日本人騎手で川田、石橋脩、福永、三浦騎手の順番でした。私が注目している北村友、田辺騎手は点数は悪かったです。
5、競馬のまっとうな見方
ポイントだけを列記します。
・ハナ・アタマ差と、クビ差は全然違う
・中央ダートGIと交流ダートGIの差
・リピートする馬としない馬
・いつでも追いつける事象には、
いま、追いつこうとしない
・即断、即決で、競馬人としての男を磨け
はっきり自分の考えを示しているので、分かりやすい本でした。私も「必然」を見つけて、馬券的中につなげたいと思います。
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