あの街、この街、指折り数え出すと
キリがないけれど、
思い受かべてみると、条件というか
明らかな好みがあるみたいで、
それは
「ひとが多すぎず、少なすぎず」
「古くからの商店街が残っていて」
「本屋だのレコード屋だのがあり」
「路地裏を行くと飲み屋が連なり」
さらに付け加えるならば
「お洒落という風情からは縁遠い」
街ということになる。
明るいうちなら神保町は最高峰、
陽が傾いたら、お茶の水を越えて
湯島あたりへ足を伸ばすのもいい。
高円寺、阿佐ヶ谷界隈で商店街を
散策してから、酒の水槽、中野の
狸小路へとダイブするのも楽しい。
大井町の昭和な横丁で迷子になって
東十条の立ち飲み屋で饒舌になって
大久保で多国籍の激辛に舌を震わせ
門前仲町の仲見世を千鳥足で泳いで
うーん、東京は酒呑み天国じゃ…。
そして、今夜はこんなお店。
今夜このコラムを書きつつ、
五本目の煙草を灰皿に潰している
この止まり木は
高田馬場の駅前のひしめく喧噪から
やや離れて坂上まで行ったところの
そこから路地裏まで入ったところの
'70年代から営業してるジャズ喫茶の
夜のBAR営業の古びたカウンターだ。

この店では、手入れの行き届いた
ヴィンテージのオーディオ機器で、
洗練された選曲のジャズを聴くことが
できる上に、棚にびっしりと並んだ
店主厳選の古書を、珈琲だの酒だのを
飲みつつ、読みふけることもできる。
気に入ったら購入することもできる。
僕の物差し的にはとっても洒落てる
のだけど、ダンディでハイソな雑誌を
読み漁るチョイ悪系の輩が来る確率は
とても低い街なわけで、とても安心。
さて、その店のカウンターの片隅を
陣取ってCD封を切ってジャケットを
取り出す。やっぱり嬉しいよね…。

中身はこんな感じ。

嬉しいので、グレンフィデックの
ボトルに切り替えて、ひとり乾杯。

今回のジャケット写真は、
1982年のドナルド・フェイゲンの
あの名盤を、なんとなーーーく
意識したんだけど、目利きのバンド
マン達にはニヤリと笑みを返された。
歌詞が多いので、デザイナーはかなり
ページにやりくりに苦心してくれた。
ライブで歌うときには歌詞テキストは
ないけれど、CDで聴くひとは歌詞を
読むことができる。僕は聴くことと
読むことの差異がないようにと、歌を
作っているけれど、それでも「詩」と
しての歌詞を手に取ってもらえたら、
歌の届き方が、視覚という要素を含み
より多角的になると思うので嬉しい。
今回のアルバムのことを簡略に話す
ことは、とても難しいから、小出しに
書こうと思うんだけど、基本の姿勢は
十代の頃と何ら変わらない。ひとつは
「自分が聴きたい音楽を自分で作る」
言葉にしてしまえばカンタンだし、
シンプルなことのように思えるけど、
30年続けてきて、ようやく道半ば
あたりという感じ。道の途中では
あるけれど、この時点での「結果」が
このアルバムには詰まっています。
是非、手に取って聴いてみて下さい。
さて、今週の28日の発売日には
東京町田市の「まほろ座」にて
はんだすなおと中嶋ユキノと一緒に
ライブを演ってますー。来週から
一ヶ月の間にライブ本番が10本。
張り切って歌うことにしましょう!
●10月28日(Wed)@町田市・まほろ座
「片岡大志ニューアルバムリリース日!はんださんと御一緒に」
出演・片岡大志 / はんだすなお/中嶋ユキノ
19:00 Open 19:30 Start
Music Charge 2500yen + Order
まほろ座:〒194-0022 東京都 町田市森野1-15-13 パリオビルB1F
ライブ情報はこちらを
チェックして遊びにいらして下さい!
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