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片岡大志Official Blog

シンガーソングライター 音楽プロデューサー 片岡大志のオフィシャルブログです。

東京で好きな街。
あの街、この街、指折り数え出すと
キリがないけれど、
思い受かべてみると、条件というか
明らかな好みがあるみたいで、
それは

「ひとが多すぎず、少なすぎず」
「古くからの商店街が残っていて」
「本屋だのレコード屋だのがあり」
「路地裏を行くと飲み屋が連なり」

さらに付け加えるならば
「お洒落という風情からは縁遠い」
街ということになる。

明るいうちなら神保町は最高峰、
陽が傾いたら、お茶の水を越えて
湯島あたりへ足を伸ばすのもいい。

高円寺、阿佐ヶ谷界隈で商店街を
散策してから、酒の水槽、中野の
狸小路へとダイブするのも楽しい。

大井町の昭和な横丁で迷子になって
東十条の立ち飲み屋で饒舌になって
大久保で多国籍の激辛に舌を震わせ
門前仲町の仲見世を千鳥足で泳いで
うーん、東京は酒呑み天国じゃ…。

そして、今夜はこんなお店。
今夜このコラムを書きつつ、
五本目の煙草を灰皿に潰している
この止まり木は

高田馬場の駅前のひしめく喧噪から
やや離れて坂上まで行ったところの
そこから路地裏まで入ったところの

'70年代から営業してるジャズ喫茶の
夜のBAR営業の古びたカウンターだ。



この店では、手入れの行き届いた
ヴィンテージのオーディオ機器で、
洗練された選曲のジャズを聴くことが
できる上に、棚にびっしりと並んだ
店主厳選の古書を、珈琲だの酒だのを
飲みつつ、読みふけることもできる。
気に入ったら購入することもできる。

僕の物差し的にはとっても洒落てる
のだけど、ダンディでハイソな雑誌を
読み漁るチョイ悪系の輩が来る確率は
とても低い街なわけで、とても安心。

さて、その店のカウンターの片隅を
陣取ってCD封を切ってジャケットを
取り出す。やっぱり嬉しいよね…。



中身はこんな感じ。



嬉しいので、グレンフィデックの
ボトルに切り替えて、ひとり乾杯。



今回のジャケット写真は、
1982年のドナルド・フェイゲンの
あの名盤を、なんとなーーーく
意識したんだけど、目利きのバンド
マン達にはニヤリと笑みを返された。

歌詞が多いので、デザイナーはかなり
ページにやりくりに苦心してくれた。

ライブで歌うときには歌詞テキストは
ないけれど、CDで聴くひとは歌詞を
読むことができる。僕は聴くことと
読むことの差異がないようにと、歌を
作っているけれど、それでも「詩」と
しての歌詞を手に取ってもらえたら、
歌の届き方が、視覚という要素を含み
より多角的になると思うので嬉しい。

今回のアルバムのことを簡略に話す
ことは、とても難しいから、小出しに
書こうと思うんだけど、基本の姿勢は
十代の頃と何ら変わらない。ひとつは

「自分が聴きたい音楽を自分で作る」

言葉にしてしまえばカンタンだし、
シンプルなことのように思えるけど、
30年続けてきて、ようやく道半ば
あたりという感じ。道の途中では
あるけれど、この時点での「結果」が
このアルバムには詰まっています。
是非、手に取って聴いてみて下さい。

さて、今週の28日の発売日には
東京町田市の「まほろ座」にて
はんだすなおと中嶋ユキノと一緒に
ライブを演ってますー。来週から
一ヶ月の間にライブ本番が10本。
張り切って歌うことにしましょう!

●10月28日(Wed)@町田市・まほろ座
「片岡大志ニューアルバムリリース日!はんださんと御一緒に」
出演・片岡大志 / はんだすなお/中嶋ユキノ
19:00 Open 19:30 Start
Music Charge 2500yen + Order
まほろ座:〒194-0022 東京都 町田市森野1-15-13 パリオビルB1F

ライブ情報はこちらを
チェックして遊びにいらして下さい
(スマホでご覧の方は、ページ先頭の
”ブログ情報”からメッセージボードを
ご覧下さい。最新のLive情報掲載中)
片岡大志
13年ぶりのNew Album!
「Blue Bard」10月28日(Wed)
ワーナーミュージック・ジャパンから
全国発売!絶賛予約受中です!





桜の葉が、茶枯れて
はらはらりと落ちてくる。
運河沿いの遊歩道を歩くと
落ち葉がぱりぱりと鳴ります。



季節はゆっくりと
冬に向って閉じてく。
夜が来るのが早くなりましたね。


赤ちょうちんで飲むのも
大好きですが



自宅で仕事をやっつけた後の
カキンカキンに冷やした
缶ビールも大好きです。

僕はビール党ってわけじゃないけど
一杯目はやっぱりビールが飲みたい

はい。これはただの缶ビールの写真。



家でビールを美味しく飲むための
皆さんが意外と知らない極意を、
今日は伝授しましょう。
とってもカンタン。

缶ビールでも、瓶ビールでも
よく見てみると製造年月日が



記されていますねー。
消費期限 2016.06
製造 2015.10上旬

10月上旬ってことは
ほとんど出来立てです!

今月飲むビールは
2015.09中旬以降と
記されてるものにしましょう!
ビールは新鮮な方が確実に!
圧倒的に!美味しいんです!

このことはアイルランドのダブリンに
行ったときに、ビール工場から直接
配達されたギネスビールを飲んだら
トロけるほど美味しかったことや、

九州の友達が、ビール工場見学へ
訪れた折りに送ってくれた
製造したてのプレミアムモルツが
普段飲んでるプレモルとはまったく
別物だったときに気づきました。

スーパー等でビールを買うときは
缶底を見て、製造年月日をチェック!



先週11日(日)のことですが、
猫耳クラブ・ワンマンライブ!
@青山プラッサオンゼでした。

片岡大志(Vo/Gt)
中嶋ユキノ(Vo/Key)
Tomomi(Vo/Cheese)
ヨースケ@HOME
(Vo/Gt/Ukulele/Harp)

三ヶ月ぶりの東京でのライブは
ふたを開けてみると満員御礼!
初めて観に来て下さったお客さまや、
回数の少ない僕らのライブのために
地方から足を伸ばして来て下さった
お客さまも多く、嬉しかったー。

今年の猫耳クラブは、なんというか
とっても「バンド」って感じで、
ステージ上の結束力が強いんです。
互いを安心して委ねることができる。

そして会場に集まって下さった
「部員(!)」皆さまとの一体感も
すごかった!音楽のライブの最大の
演出家はお客さんです。僕らは
ホントにおかしな名前のクラブだけど
巡り逢いにとっても恵まれてるんです。

余談だけど。
浜田省吾さんの全国ツアー中の
ユキノが、浜田さん御本人に
「猫耳クラブってなんですか?」と
真面目な顔で訊かれたらしい…。
説明に心底困るネーミングだにゃ…。

猫耳クラブの面々は
僕の新しいアルバムにも
参加してくれてます。
・ギャラクシー
・真夜中のコール
・今夜はブルーが多すぎる
・Blue Bard I waiting
・らんたな
・Beautiful View
・Hello bye bye bye等々
あらら、収録曲半分以上だね。



今月のライブは残すところ一本。
ニュー・アルバム「Blue Bard」の
発売日に町田市の「まほろ座」にて
はんだすなお中嶋ユキノと一緒に
ライブをお送りします。

この三人の組み合わせは、夏前に
山陽・関西でライブをやっただけ
だから、再現できるのが嬉しいー。
11月には周南市、小倉市も一緒に
ツアーします。各地でのライブの
詳細も続々アップしてるので、是非!
チェックして遊びにいらして下さい
(スマホでご覧の方は、ブログ先頭の
”ブログ情報”からメッセージボードを
ご覧下さい。最新のLive情報掲載中)



今夜は鹿児島の芋焼酎
「島美人」の龜仕込みを呑りながら
新しい「唄」を書いてます。
一年に一曲、これじゃペースが遅い
ってわかってるんだけどね。
でもこれ、もうすぐ出来上がりそう。
またしてもおかしなな唄になりそう。
新しいアルバムのジャケットを
発表しています。こちら!
HP情報はこちら




タイトルの「Blue Bard」とは
青い鳥のスペル間違いじゃなくって
Bard=吟遊詩人という意味です。

どんなタイトルが良いものかと
あれこれ考えたのですが、全編を
一番しっくりと形容できるのが
「Blue Bard=青い吟遊詩人」
だったのでした。収録楽曲は

1・ギャラクシー(Album-Mix)
2・いまは、ない(Album-Mix)
3・Beautiful View
4・真夜中のコール
5・今夜はブルーが多すぎる
6・Spade
7・らんたな
8・チェーン
9・Blue Bard I waiting
10・A Silly Love Song
11・恋
12・Hello,Bye Bye Bye
  (Album-Mix)
13・Sitting Alone

今回の作品は、13編の物語を
音楽で詠み上げるように作りました。
10月28日(水)にワーナー
ミュージックジャパンより全国
発売になります。お近くのCD店や
amazonタワレコHMV等の
通販でもお求めになれますー!

発売日当日は町田市ではんだすなおと
一緒にLiveをやっていますー。

11月28日(Sat)は発売記念Liveも
予定しています!超豪華メンバーで
お送りします!是非いらして下さい!
Liveのお知らせはこちら!

さて。9月の終わりから大学の先生
業の仕事も慌ただしく始まりました。

先週末は大学のデモンストレーション
講義のため、仙台→札幌と駆け足で
まわってきました。仙台会場の
夢メッセは、震災のときに津波の
被害にあった地区で、周辺の建物の
ほとんどが立て替えられていました。

会場に集まった東北地方2万人の
高校生。およそ100校ほどの大学が
各ブースに分かれ、一斉に講義を
始めると、学生たちは熱心に聞き
入っていた。震災から何年も経て、
これから東北を担ってゆく彼らの
まなざしはキラキラと輝いていて、
僕は何か、かけがえのないものを
もらったような気がしたのでした。



津波で流された映像が、まだ脳裏に
残る仙台空港。立派な空港に生まれ
かわっていました。屋上からは海が
見えます。凪いだ海風はやさしくて
家族連れが飛行機を見物してました。


飛行機で窓際に乗ると、
飽きることなく景色を眺めてしまう。
機内紙の航路地図のページを開いて
地図と海岸線と照らし合わせてみる。
夕暮れどきの、夜景は街の灯りが
散らばった宝石のようで本当に美しい。



北海道にも芋焼酎があります。
ジャガ芋天国北海道。
薦められて呑んでみると、とろんと
甘みがあっておいしい!
これは東京ではお目にかかれないね。



カメラん中には食べ物の写真ばっか。
これはとらや食堂のラーメンね。
12月に閉店だから、これが食納め。
ひっくり返るくらい美味しかった!



仕事の合間に、CD店・音楽処にも
挨拶に行ってきました。石川店長に
新しいアルバムのことをお願いして
記念撮影ぱしゃり!次回の札幌での
ライブの打ち合わせもしてきました。



今週の日曜日(11日)は、
久しぶりの猫耳クラブワンマン!
青山プラッサオンゼ
各メンバー快進撃中の猫耳クラブ
中嶋ユキノ
ースケ@HOME
Tomomi

猫耳クラブ、都内でのライブは
今年は残すところ2本です。
すんごい楽しい夜になりますよ!
是非遊びに来て来てー!




金木犀週間でした。
この花は、
予告なく咲いてほしい。

なんの準備もなく
夜道を歩いているときに

「あ」。。

気づいたそのとき、
心が無防備なものだとわかる。
心の中にしまっているものが
無防備で、無条件に、
いとおしいものだとわかる。

金木犀は音楽に似てる。
ある日に、ふと
街角から流れてくる
懐かしい音楽に似てる。



さて。先日、富山県魚津市にて
とあるクローズドの祝祭に、
猫耳クラブがお呼ばれしたとき、
一番はしゃいでいたのは中嶋ユキノ



彼女はいま、浜田省吾さんの
全国ツアーにコーラスで参加していて
緊張の日々を送っているらしく、
一ヶ月ぶりにバンドが集合すると
喋るのなんのって。壊れた蛇口だね。

ライブはとっても好評で、僕らも宴を
盛り上げることができて、満悦だった
わけなんだけど、終演後にみんなで
和気あいあいと打ち上がりながら、
「バンドっていいなあ」としみじみ。



この一ヶ月の目まぐるしい近況を
あーだこーだと話しあったりして。

考えてみれば、こんな風にバンドを
組んだことは、20代の初めの頃以来
ないんだよね。ユキノはブログ連載で
「帰る場所」って書いてたけど、
そんな場所があるって、嬉しいねえ…。



ヨースケ@HOME
Tomomiのブログも要チェック!)
10月11日には青山プラッサオンゼ
久しぶりの猫耳ワンマンライブです!




翌日の十五夜は「片岡大志・唄会」を
開催しました@青山プラッサオンゼ。
今回の客演は初めましててつろうさん
久しぶりの大友マサノリとのコラボ。
秋めいた歌を満載でお届けしました!



唄会は「唄」の「会合」というわけで
色んなミュージシャンの方々がやって
来るのです。てつろうさんとは8月の
ライブで御一緒して、そのときの彼の
演奏にとても感激したものだから、
熱の冷めないうちに「唄会」に来て
ほしいって思ってたんだよね。



大友マサノリには、僕の色んな仕事
手伝ってもらってるんだけど、唄会は
ちょっとご無沙汰でした。いつもは
仕事めいた話題ばかりの僕らだけど、
久しぶりにガチンコで聴く大友の歌は
一回り大きくなっていて、嬉しかった。

てつろうさんの曲は洋楽フレーバーが
漂う巧みでユーモアのある曲が多くて
オートモは、情熱的に押してくる曲を
セッションに選んできた。どの曲も
もう一度、再演してみたいセッション
ばかりで、この夜に聴きに来てくれた
お客さんはずいぶん楽しんでもらえた
んじゃないかなと思ってます。来場の
皆様!ありがとうございましたー。



今月、10月28日には僕の13年ぶりの
フルアルバム「Blue Bard」発売です。
最終行程がイギリスだったものだから
ドタバタと告知情報が遅れてるけど、
詳細は次回の更新にて!
オフィシャルHPは、ライブ情報を続々
更新してるし、表紙写真も入れ替わり
ました!チェックして下さいね!


赤ちょうちんでホッと一杯。
時々、思い出したように
足を運ぶこのお店の女将は
齢九十、創業は昭和七年。

日暮れをすぎた頃に暖簾を
くぐると、銭湯帰りの旦那衆が
赤ら顔をゆるませて冷酒をやってる。
長いコの字カウンターの中の女将は、
煮込み鍋の奥で、ニコニコしてる。

まずはシシャモをつまみながらね、
ゆっくりブログを綴りましょうかね。




イギリスから戻ると東京は秋空。
蛇口ひねったみたいに急かされる
仕事にジタバタ、ドタバタしてたら
あっという間にトウキョーの日々。
八月の終わりはやたら涼しくって
今年は楽をさせてもらったけど
秋の来るのが早くって拍子抜けです。



ロンドンの備忘録。カムデンの街は
ライブハウスが多くって、その中でも
老舗の「ダブリン・キャッスル」と
いう店は、アマチュア音楽家が出演
できる「オープン・マイク」という
平日の夜がある。このライブハウスは
無名の頃のブラーが出演したことが
あるとか、クラッシュが演ってた等
ロックバンドの登竜門的な存在。

ちょうどオープンマイクの夜に
訪れた僕らは、普段着のロンドンに
ゆっくり耳を傾けることができた。



売り出し中の若いアーティストや、
いかにも初心者の女の子だとか、
自己流で覚えたギターを弾く黒人、
「昔、おれはCMで歌ってたんだ」
威張るように説明をするお爺ちゃん、
和気合々とステージは進行した。



ハウス・バンドが一緒に演奏したり、
(若かったけど良いバンドだった!)
弾き語りだったり、内容はさまざま。
どの出演者も、しっかりと聞き応えの
ある演奏だった。ステージに印象を
残してゆくのは難しいものだけど、
ロンドンのミュージシャン達は、巧い
ヘタじゃなくって、心意気を大切に
演奏していたような気がします。
「自分の好きな音楽!コレね!」って
感じでね。それが何だかとても新鮮で
それぞれの演奏から、大切なものを
受け取ったような気がしました。
音楽っていう表現はとても自由。
その自由なところがいいんだよね。




東京に戻るなりライブでした。
今月で9周年になる新宿SACT!には
同世代のシンガーソングライターが
3人。酒井ミキオとJEHOと僕と。

ミキオ君もJEHOクンも、雑誌とかで
デビュー当時の顔を知ってるから、
四十路ってのにびっくりしちゃう。



アンコール、3人でのセッションで
「風をあつめて」を演ったんだけど、
よく知ってる曲だとタカをくくって
いたら、かなりややこしい曲だった!
実際に弾いて歌ってみないと判んない
もんだねー。「え?そこそうくる?」
ってなコード進行が多くって、初めて
聴いてから30年近く経って、改めて
勉強させて頂きました。巨匠恐るべし。



今週は、青山プラッサオンゼにて!
「唄会」です。ひさしぶりの登板、
大友マサノリと、八月に御一緒した
てつろうさんと3人でお届けします。

大友の新しい歌を聴くのも楽しみだし
てつろうさんの音楽センス溢れる歌も
聴いてほしい。それぞれの弾き語りや
セッション曲たっぷりお送りします。
秋の夜長の音楽会、是非!御一緒に!

●9月27日(日)
青山プラッサオンゼ
「片岡大志・唄会」
ゲスト・てつろう/大友マサノリ
18:00 Open 19:00 Start
Music Charge 2800yen + Order



チズウィックの朝、僕らは豪勢な
英国式朝食をペロリと平らげてから
メトロポリス・スタジオへと向った。



トニーコウジン(Tony Cousins)は
英国のマスタリング技師の中でも
草分け的存在で、メトロポリス・
スタジオのマスタリング部門を
1980代の創設から手がけている。
トニー氏の輝かしい業績は、例えば
ジェネシスの一連の作品で聴けるし
エルトンジョン、ユーリズミックス、
スミス、ローリングストーンズ、
マッシヴアタック、ペットショップ
ボーイズ、ジョージマイケル、
エリッククラプトン等、枚挙にいとまがない。

僕の13年ぶりのアルバム総仕上げは
この巨匠にお願いしようと思ってた。
2000年に初めてマスタリングを依頼
してから実に15年ぶりの再会でした。



※ここで解説。マスタリングという
工程は、CD制作の最終段階です。
アルバムに十曲収録するとした場合、
その十曲はすべて、音量や音質が違う
わけなんです。そのままCDに焼いて
しまうと、一曲ごとにボリュームが
バラバラだったり、音質が違ったりと
まとまりがなく、とても聴きにくい
作品になってしまう。そこでマスタ
リング・エンジニアは、各曲の個性を
最大限に活かしつつ、全体の音質の
バランスを整える仕事を行います。

トニーはアルバム全曲を聴きながら
必要な処置をノートに書き留める。
マスタリング・エンジニアは、どんな
小さな音だろうと聴き逃さない。



13曲目の再生が終わったときに、
「これはずいぶん丁寧に作ったね」
「かなり長い時間を費やしたようだ」
僕の苦笑いを察してか、眼鏡の奥の
青い瞳が、皺を寄せながら笑った。
何でもお見通しです、と言いたげに。

実際のところ、長い時間をかけて
作っていたので、序盤と終盤とで
録音した音源は、それぞれ性格が
違うし、広いスタジオでバンド録音
した音源、手作り的に仕事部屋で
収録したパートなんかも多いから、
これらを見事にミックスしてくれた
エンジニアの渡辺修一には、本当に
頭が下がります。トニーは、渡辺の
ミックスの出来をベタ褒めしていた。
それはきっとどんな環境で録音された
音源なのかを青い瞳で見抜いた上での
賛美だったんじゃないかと思う。

そして日本人のプレイヤーの技術の
高さのことも多いに賞賛してくれた。
シニアクラスの彼はお世辞なんて言う
ような人じゃないから、嬉しかった。
マスタリング作業が終了したのは、
実に10時間後の真夜中。トニーは
清々しい顔を見せ「OK!」と一声。
素晴らしい仕上がりになりました!
この時が来るのを待ってたよ。。。



わざわざ英国にまでマスタリングだ
なんてと、心のどこかでは思っていた
けれど、終わってみると、やっぱり
足を運んだ分だけの収穫がありました。

参加してくれた、素晴らしい音楽家と
頼もしいスタッフにとにかく感謝。
はやくはやく印刷物を入稿して、
色んな街へこの音を届けに行きたい。
もう少しだけお待ち下さいね!

☆今週の金曜日は新宿でLiveです!
酒井ミキオ君とJEHO君と御一緒!
セッションもありますよー!

●新宿SACT!
age-9 Monthly ーHarvest Moonー
2015.09.18(Fri)
出演:酒井ミキオ/JEHO/片岡大志/
open19:00 start19:30
Adv.2500yen/Door3000yen(1drink別)

予約方法:SACT!へ電話もしくはメールにて
050-7510-5158(15:00~22:00)
reservesow2009@sactsow.com
9月のロンドンの街中には
半袖Tシャツのひともいれば、
ダウンジャケットのポケットに
手を入れて歩くひともいて、
なんとも「それぞれ」で面白い。

週末のピカデリーは繁華街での
夜を楽しもうとする大勢の
人々の熱気で蒸している。
ロンドンは人種のるつぼです。
白人が半分よりもちょっと多くて、
続いてアフリカ系の黒人、中東系
インド、アジアン、あとはもう
見分けがつかない。ごった煮状態。

「せっかくロンドンに来たんだから」
「歌っていけばいいんじゃない?」と
Naomi。とても有名な写真家のShu
Tomioka氏と一緒に、パブでのフリー
ライブを仕込んでくれました。



繁華街のど真ん中にある老舗のパブ
「Blue Posts」。会場となったパブ
二階フロアーは、日本からやってきた
珍しい歌手のパフォーマンスを聴きに
沢山のお客さんが来てくれたのでした。



Shu氏のユニットによるロッキンな
演奏も、Naomiとのデュエットも
楽しかったし、僕はいつものように
「おはなし」を披露しました。
これが事のほか好評だったようで、
少しだけ持ち込んだCDも残らず
ロンドンに持ち帰ってもらえました。

ロンドンは物価が高いです。
1ポンド=約200円。こちらの
金銭感覚では、1ポンド硬貨が
百円玉みたいな感じなので、
何をするにも倍の値段。
僕らは調理のできるアパートを
滞在に選んで、出来るだけ自炊する
ことにしました。体調管理もできるし。



ブリクストンの市場で買ったラム肉と
野菜。茹でただけ、焼いただけなのに
すんごい美味しかった!イギリスの
野菜は元気がいいんです。色が濃い。

余裕のある日程を組んだおかげで
あちこち観光にも行けています。
タワーブリッジとか



大英博物館とか



ウォータールーのペイント壁とかね。



毎日ビールが美味しすぎて。。。



ちょっと飲みすぎ注意報です…。


ロンドンに来ています。
殺風景なヒースロー空港は埃っぽい
空気。薄暗い通路を行くと、免税店の
化粧品の甘い匂いが流れ込んでくる。
ターミナルの屋外に出ると低い雲。
灰色の空と煉瓦の街並のコントラスト。

白タクの後部座席に乗りこんで、
片言の英語で行き先を告げる。
十年ぶりのこの町は、十年ごときじゃ
何も変わらない伝統と、頑固さと
ルーズさとを持ち合わせている。

白タクが、四つ角を曲がるたび、
パブの軒先の手入れの行き届いた
花々が目に入る。窓の中の酔客も。

カムデンの宿でこれを書いてる。



カムデンは週末にはマーケットが
開催されることで有名で、若者たち
若いアーティストの集うメッカだ。
東京でいうなら下北沢辺りに似てる。
真夜中のパブの誘惑に晒されながら
パソコンに向かっているってわけ
(もちろん、安い葡萄酒付きで)。


今回はなかなか行く機会のなかった
アビーロードスタジオを見学してきた。
言わずと知れたビートルズの本拠地
だった世界的に有名なスタジオです。





マネージャーのコレット女史が案内を
して下さったんだけど、通常はこの
クラスの幹部が、個人にガイドして
くれることは皆無だから、かなり
貴重な機会だったと言えると思う。



コレット女史は38年勤務していて、
20人近いアビーロード所属・録音
エンジニアをマネジメントしてる。

ビートルズはもちろんのこと英国を
代表するアーティストや映画音楽の
こと、各スタジオの歴史的に貴重な
機材や仕様について、生き字引的な
解説をたくさん聞かせてもらった。


(NAVEのビンテージコンソール)


(第二スタジオの全景)

今回の旅はマネジメントを担当して
くれているブースター・レコーズの
山口クン
と一緒。英国での諸々は
Naomiが請け負ってくれている。

Naomiは、ロンドン在住日本人の
中でも一番有名な人物かもしれない。
ビルボードTOP40歌手でありながら、
スーパー音楽コーディネーター。
今夜は彼女と一緒にピカデリーの
ライブハウスで急きょライブの予定。
また報告のブログを更新しまーす!


わあ。8月終わったー。
最後の週は涼しい日が多くって
ずいぶん楽をさせてもらいました。
このまま秋って…何だか寂しいなあ。

8月の最終週は久しぶりに
「ひとり唄会」がありました。
この「唄会」は15年ほど前から
不定期で続けていて、はじめた
ばかりの頃は、26:00開演(!)
なんてこともあったっけ。

演目をまるで決めないで進める
ステージはいまも同じなんだけど、
んー、記憶力が衰えている気が…。
ひとり唄会、本数を増やさねば!

この夜の青山プラッサオンゼは
そんな頃から足を運んで下さってる
お客さまから、毎度!のお客さま、
初めましての方まで、たくさんの
方に来場頂きました!感謝感激!




その週末は
「土曜の夜はハーパーで」。
なんとも温かい気分になる
素敵なタイトルじゃないですか。

山梨県は甲府市にある
ハーパーズ・ミルは、
欧州ログハウスのような造り。
このお店は、
カレー屋さんでもあるし
ライブハウスでもあるし
ギター工房でもあるのです。

カレーはスパイシーでいて滋味深く、
丁寧にドリップされた南米珈琲は、
訪れた人々の時間をほぐしてくれる。

週末の夜も更けると、色んな街から
歌うたいやギター弾きや音楽好きが
集まってくるのです。そのうちの
何人かはハーパーズの店主・坂田氏
制作のSAKATAギターを愛用してる。

そのギターの素晴らしさについて
書くことは愛好家の方々に譲るとして
僕もいつか一本手に入れてみたいです。

縁とは不思議なもので、僕は山梨県の
ミュージシャンとたくさんの付き合い
をさせてもらってる。そのうちの一人
山口進(夜ハ短シ)。

ススムは以前、SONYでOUTLAWと
いうバンドで活動していて、その音源
プロデュースに僕が関わったことで、
十年来の付き合いが続いているのです。

その山口進の地元の愛すべきお店で
開催される「土曜の夜はハーパーで」
今回は進と僕と川村ケイタと三人で。



トップバッターの川村ケイタが
打ち上げの盃をグビリと呑りながら
「挑む、って感じで演りました」と
言ってたけど、僕らもそれは感じてた。



この店では、時々、斬り合うような
ステージの応酬になる。真剣勝負って
この事だね。各々が各々のスタイルで
気の抜けない舞台を演奏しました。
三者三様の歌物語が響き渡りました。





この夜は僕のとっても尊敬してる
ピーチボーイズのHIROさんや
山梨のジョンレノン・岩崎健一さんが
観に来て下さって、嬉しかった!
もちろん、山梨ゆかりのお客さま
遠征して見に来てくれたお客さま
皆さん、ありがとうございます。
素敵な夜になりました。


さて。東京に戻るなり缶詰です。
12年ぶりのアルバム、
ギリギリ!瀬戸際!の日程にて
ミックスダウンと、音源の最終確認を
続けています。今週中にロンドンへ。
アルバムのマスタリングと
Naomiがギグも予定してくれてるし、
久しぶりの英国遠征が本当に楽しみ。

" Blue Posts 2F "
28 Rupert Street,
Piccadilly, London, W1D 6DJ
5 (Sat),September 2015
Start 19:30
Music charge Free +Order

英国遠征中のリアルタイム速報は
Facebook(登録してない方でもお読みになれます)。
Twitter(登録してない方でもお読みになれます)。
こちらでどうぞ!
赤ちょうちんの黒板メニューに
「秋刀魚刺し」が出はじめましたね。



これを食べると夏は残りわずか。
冷たい焼酎と一緒にね。
そういえば朝夕の風にも、
真夜中の虫の声にも、秋の気配。


先週末は長野市へ。
矢井田瞳さんの弾き語りツアーの
千秋楽公演があるとのことで、
ぷらっと訪ねて参りました。

出演者は彼女ひとりだけ。
きっと試行錯誤のツアー
だったんだと思うんだけど、
どの楽曲の精度が高いので
全く飽きない。各楽曲のギター
アレンジも創意工夫されていて
これまた楽しく聴かせてもらった。

アンコールで、予定の演目になかった
「手と涙」という楽曲を
「一緒に歌おう!」とヤイコが
呼びかけて弾きはじめると、
場内は1行目の歌詞から最後まで、
一字一句間違えずに大合唱。

この曲には聴いていたひとたち
ひとりひとりの大切な思い出が
閉じ込められているんだなー、
そんなことをしみじみと思いました。

楽屋での写真。何故かお互いに
同じ宇宙服柄のポーチを持ってた。




その翌朝!富山の夏フェス
Hot Fieldに猫耳クラブで参加!
トップバッターだったので
9時にはサウンドチェック。



海の見える丘で音を鳴らすのは
とっても気持ちよかったねん!
あっという間に本番が終わり乾杯!



せっかくなので富山名物の
ブラックラーメン!



大喜・本店で堪能してきました。
本店の塩っぱさは手加減ナシ!


さてさて。
今週はLiveが二本あります。

●8月27日(Thu)
青山プラッサオンゼ
 片岡大志「ひとり唄会」
 Open 18:30 Start 19:30
 Music charge 2500yen + Order

●8月29日(Sat)山梨県甲府市ハーパーズミル
 「土曜の夜はハーパーで」
 山口進/片岡大志/川村ケイタ
 Open 19:00 Start 19:30
 Music charge 予約2500yen 当日3000yen

ひとりで最初から最後まで歌う夜と
山口進とガチンコで歌う夜と、
どちらも今からすんごい楽しみ!
是非!遊びに来て下さい!


9月のLiveはこちら!

●9月18日(金)@新宿SACT!
出演・片岡大志/酒井ミキオ/JEHO
※詳細未定

●9月27日(日)
青山プラッサオンゼ
「片岡大志・唄会」
ゲスト・てつろう 他
18:30 Open 19:30 Start
Music Charge 2800yen + Order

片岡大志オフィシャルページはこちら!