プラッサオンゼは大騒ぎ! | 片岡大志Official Blog

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シンガーソングライター 音楽プロデューサー 片岡大志のオフィシャルブログです。

 

目まぐるしい四月が終わった…。

四月の印象といえば、

仕事で走って走って走ったこと。

それから移動中に読み続けていた物語。

 

 

田植えがはじまる前の田園沿いの道を

自転車で走りながら、新入生の名前と

顔をひとり、またひとりと思い浮かべる。

畑に長ネギの花が咲いてた。愛らしい。

 

連休の久しぶりのお休みに、

ソファで二度寝をむさぼってたら

開け放した窓から入りこむ風に

ツツジが香ってる。春眠暁を覚えず...。

 

 

 

トーベ・ヤンソンの「誠実な詐欺師」を

読んでいた。北欧の厳しい冬の景色と

小さな村に住み、春を待ちわびる人々。

主人公は両親のいない姉と弟、そして

屋敷で孤独に暮らしている女性画家。

 

物語を粛々と記してゆく文章は

不思議な静けさに満ちている。

 

 お金は臭うと人はいう。それは嘘だ。

 お金は数字と同じようにきれいだ。

 臭うのは人間のほうで、だれもが

 それぞれ隠された臭いをもっている。

 

数字ほど確かなものはものはないと

信じて疑わない主人公のカトリ。

 

 「この描線はいいわ」

 「こいつは航弧と呼ばれてるんだ」と

 マッツがいう。アンナはうなずく。

 「いい言葉ね。考えたことがある?

 職業的な専門用語には美しくて明確な

 意味があるということを。
 とりわけ手作業の用語にはね。
 道具の名前とか色の名前とか」

 

精密に書かれたボートの設計図面を見て、

老画家は、弟の才能を見抜く。

 

 絵筆のなめらかな先端を試すように

 指でさわる。テンの剛毛製で、

 入手できる最上の筆だ。じっくりと

 注意ぶかく、材料をことごとく吟味したが

 すべて申し分のない状態だ。絵の具箱を

 まったく同じ状態で同じ場所に戻す。

 

多くもなく少なくもない

簡潔な文章が、場面に応じて

突き刺すような緊張に転じる。

注意深く、静かな文章。

 

 攻撃に音はない。カトリは自分に

 跳びかかる犬の殺意に野生を感じ、

 後ずさりをして灯台の壁を背にして、

 両腕で顔を覆った。素晴らしい跳躍だ。

 

 

ひとつの作品に感動することは

ひとりの作家のあらゆるアプローチに

接するチャンスでもある。「ムーミン」は

アニメのキャラクターイメージが強いけど、

ヤンソンは自分の創り出した「ムーミン」と
「まったく違う」「私のムーミンは車を
持たず、お金を持たず、争いをしない」と

日本以外での放送を止めるように要請した。

 

これは、'84年にミヒャイル・エンデの代表作

「はてしない物語」をワーナーブラザーズが
「ネバーエンディングストーリー」として

映画化したとき、原作と脚本との相違に
エンデが、配給元のワーナーブラザーズを
告訴したことを思い出させる。

 

「はてしない物語」「モモ」もその映像化
作品がエンデが原作に託した願いに叶った
ものだったかと問うたとしたら、その限り
でないと考える読者は多くいるだろう。
これを機会に「ムーミン」シリーズ原作を
少しずつ読み返してみようかと思います。

 

 

青山プラッサオンゼにてHo capitoとの

ジョイント・ライブがありました。

Ho capitoの前作「Stand!('14)」は

僕がサウンドプロデュースを担当しました。

 

 

メンバーは皆「二足の草鞋」を履いていて

陶芸家、広告代理店経営、科学者と、

別分野の専門家ばかり。僕がこのバンドから

学んだことは、ひとつの分野に精通すること

=別分野にも応用が効くということだ。
物事の仕組みは、言語は違えども本質的に
共通することが多い。音楽は応用の賜物。

 

いまでは青山プラッサのレギュラーになった

彼らの演奏を聴いて、女将のクラウヂアは

「このバンド、どんどん良くなってるわね」

手放しで絶賛してくれる。僕は鼻が高いです。

 

 

Ho capitoの最新作
「PARADISE MAGIC」は

ハワイアン名曲の数々が現代風に
リアレンジされて収録されてる。
そのアルバムがなんと'18年度ハワイ版
「グラミー賞」国際部門にノミネート!
そしてファイナリスト選出された!

すごい!おめでとう!受賞できるといいね!

 

 

セッションタイムは心底楽しかった!

彼らは僕のアルバムにも参加しているし、

有滝敬之氏は片岡大志バンドのベーシスト

でもあります。トロンボーンの湯浅佳代子

飛び入り演奏に駆けつけてくれた。大騒ぎ!

これを機会を年に一回は演りたいね!

 

 

 

4月29日。毎年恒例になったクラウヂアの

誕生日パーティー@青山プラッサオンゼ

浅田クラウヂアさんは僕の心の拠り処です。

 

 

青山プラッサオンゼは、'82年に、

写真家の故浅田英夫氏がオープンした

南米音楽専門ライブハウス&レストラン。

 

この小さなお店を一言で紹介するなら

「トウキョー南米音楽シーン最前線」そう

言い切っても、誰も文句は言わないだろう。

 

今年のホストバンドのリーダーは

TOYONOさんだった。彼女の3rdアルバム

ペリカーノ・ヘヴン」は僕が音楽監修を

担当したアルバムの中でも、3本の指に入る

くらい気に入ってる。素晴らしい作品です。

 

 

誕生日パーティーは満員御礼。
フロアには踊りだす聴衆。
お祝いに駆けつけた演奏家達が

次々と演奏に飛び入りしてサンバの
グルーヴを弾きだす。一曲終わる毎に
大歓声と大拍手。みんなクラウヂアを
愛娘かりんちゃんをプラッサを愛してる!

クラウヂア!74歳の誕生日おめでとう!

 

 

 

連休明けの土曜日(12日)には、

新宿Sactで楽しみなLiveがあります。

高橋研さん酒井ミキオ君と御一緒に。

このふたりの歌が大好きなんです。

 

僕の25周年当日、5月21日には

青山プラッサオンゼにて

僕が主宰している「唄小屋」の定例発表会。

現在は大友マサノリとふたり体制で教室を

運営しています。生徒皆さん、緊張してます。

20代から60代まで様々な生徒さん達の一年の

成果の発表です。シンガーソングライターの

加藤貴之さん齋藤めいさんも出演。

 

 

その翌週の5月27日(日)には

ひさしぶりに「ひとり唄会」を。

こちらも青山プラッサオンゼにて。

懐かしい楽曲から最新の楽曲まで。

孤軍奮闘します。是非聴きに来て下さい。

 

 

おまけのラーメンコラム。
心底美味しかった!という麺を紹介する

このコラム。今回の御紹介は
日本橋の「たいめいけん」!

 

洋食の老舗としても超有名店のこの店

ラーメンだけスタンド(つまり立ち食い)の

コーナーが別口に設けられています。11時の

到着で、本店舗はすでに行列の大人気。

 

 

スタンドカウンターから覗くと、広い厨房は

10人体制にて大回転中。ラーメン用寸胴鍋は

これでもかって程の量の材料が煮えている。

 

 

配膳された大きな丼からスープをひとくち。

「!」なんかもう旨味が凄すぎて衝撃!

四谷がんこラーメン主が「量に比例する」と

仰ってたけど、洋食屋との両立だからこその

旨味の濃いスープに脱帽。材料は数多ある
わけだから、あとはバランスの勝負だけ。
赤い味玉も超美味!凄いラーメンだわ!

 

 

 

ある雨の日。いつもなら30人待ちは下らない

神保町の人気うどん屋「丸香」。

雨のせいなのか行列がない!ってんで

他店でラーメン食べたばかりなのに入店。

 

 

おお…。こりゃ旨いわ…。これで420円…。

抜群な濃度のイリコ出汁と、歯ごたえある

太麺は、本場香川県以上のインパクト!

すでに満腹なのにこの多幸感!人気に納得!

 

 

 

巷では蘭州ラーメンというのが流行だとか。

注文してから厨房で麺を打ってくれるとか。

池袋の「極蘭州拉麺」で迎えたランチ。

大きなお握りくらいの小麦粉生地を、両手で

揉んで、叩いて、伸ばして、引っぱって

あれよあれよという間に細麺に早変わり。

まんま鍋に放り込み1分ほどで茹で上がり。

 

 

薬膳の効いた蘭州スープは、

滋味深い味わい。パクチー効果も相まって
牛骨の旨味がエスニックに味わえる絶品!

打ちたての麺が、つるつるとスープに絡んで

こりゃ麺食いにはたまらんしゅう!

 

4月は一回しか更新できなかったし、
今月は定期更新できるように頑張ります!

かたおかだいしより